プレスリリース
日本獣医生命科学大学で日本動物看護学会第31回大会を開催 -- 愛玩動物看護師国家資格誕生に向けて意見交換の場にも
7月31日、日本動物看護学会第31回大会が日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)で開催された。3年ぶりの対面開催となった今大会には、感染症対策を講じた上で101名が参加。同大での開催は第24回大会以来7年ぶりで、獣医保健看護学科の石岡克己教授が大会長を務めた。当日は、学会シンポジウム「愛玩動物看護師誕生に向けて」で同大から3名の教授が講演したほか、一般演題発表や卒後教育セミナーを実施。大会後には、今年度末に行われる第1回「愛玩動物看護師国家試験」に関する話し合いも行われた。
日本動物看護学会は1995年、動物看護学を学問として確立・発展させることを目的として設立された学会で、毎年、年次学術集会(大会)を行っている。
第29回・30回はコロナ禍によりWeb開催となったが、今回は3年ぶりに対面で開催。7月31日に日本獣医生命科学大学で「愛玩動物看護師・誕生前夜」と題して行われた。
「愛玩動物看護師誕生に向けて」をテーマとした学会シンポジウムでは、同大の教授陣が講演。石岡克己教授による「愛玩動物看護師カリキュラム完成までの軌跡」、水越美奈教授による「愛玩動物看護師と動物愛護・適正飼養」、青木博史教授による「愛玩動物看護師に期待される衛生管理」の3題が語られた。
その後、一般演題発表ではさまざまな機関が「動物看護学」の広がりを感じさせる13の研究発表を実施。また、恒例となっている卒後教育セミナーでは、国家試験対策にも役立つ4つの内容をオンデマンド配信し、約50名が視聴した。
大会終了後には、近江俊徳教授(同大獣医保健看護学科長)が会長を務める一般社団法人日本動物保健看護系大学協会の意見交換会も実施。今年度末に行われる第1回愛玩動物看護師国家試験に向けた各校の近況報告や卒業生への周知、在学生の受験対策などについての話し合いが持たれた。
◆日本動物看護学会第31回大会 〜愛玩動物看護師・誕生前夜〜
【プログラム概要】
■学会シンポジウム「愛玩動物看護師誕生に向けて」
「愛玩動物看護師カリキュラム完成までの軌跡」 講師:石岡克己(日本獣医生命科学大学)
「愛玩動物看護師と動物愛護・適正飼養」 講師:水越美奈(日本獣医生命科学大学)
「愛玩動物看護師に期待される衛生管理」 講師:青木博史(日本獣医生命科学大学)
■一般演題発表 13演題
■卒後教育セミナー (オンデマンド配信)
「ペットロス飼い主のメンタルヘルス支援」 講師:長田久雄(桜美林大学 名誉教授)
「病理組織検査のために知っておくべき基礎」 講師:吉村久志(日本獣医生命科学大学)
「周術期看護における麻酔管理」 講師:関 瀬利(日本獣医生命科学大学)※「瀬」は正しくは旧字体
「動物看護とリハビリテーション」 講師:宮田拓馬(日本獣医生命科学大学)
●日本動物看護学会ウェブサイト
http://jsvn.gr.jp/
●一般社団法人日本動物保健看護系大学協会ウェブサイト
http://www.adthree.info/JAVNTC/index.html
(参考)
・教員からのレポート「本学で日本動物看護学会 第31回大会が開催されました!」
https://www.nvlu.ac.jp/veterinary-nursing/report/teachers-025.html/
▼本件に関する問い合わせ先
学長室・企画調査課
住所:〒180-8602 東京都武蔵野市境南町1-7-1
TEL:0422-31-4151
FAX:0422-33-2094
メール:ir-nvlu1@nvlu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/