プレスリリース
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、引張強度2.0 GPa(ギガパスカル)級のホットスタンプ鋼板を開発し、このたび、国内新型車のBピラーに世界で初めて採用されることとなりました。
日本製鉄は、構造設計提案や部分構造(モジュールレベル)の衝突性能評価などに取組み、Bピラーへの2.0 GPa級のホットスタンプ鋼板の適用を実現しました。これにより、軽量化、衝突安全性能向上、およびライフサイクルでの温室効果ガス排出量の削減を可能にします。
日本製鉄は、先進的な素材開発に加え、素材性能を最大限に引き出すための部品構造やその構造を具現化する加工技術、評価技術の開発を進め、自動車車体の軽量化や安全性能向上を実現し、カーボンニュートラルの時代に対応した次世代鋼製自動車コンセプト “NSafe-AutoConcept(以下、NSAC)” を提案しています。
今回採用された2.0 GPa級のホットスタンプ鋼板や構造設計提案、部分構造の衝突性能評価は、NSACを構成する技術群の一部であり、今後更に進化させていきます。
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図.2.0 GPa級ホットスタンプ鋼板が採用される部品(Bピラー)
日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動(「気候変動に具体的な対策を」)を通じて、これからも社会の発展に貢献していきます。
(参考)関連情報につきましては、以下のURLをご参照下さい。
日本製鉄 次世代鋼製自動車に対応するソリューション技術を拡充(2021年5月13日公表)
https://www.nipponsteel.com/news/20210513_100.html
次世代鋼製自動車コンセプト “NSafe®-AutoConcept” のラインアップ強化について
(2021年5月25日公表)
https://www.nipponsteel.com/news/20210525_100.html
自動車向けソリューション提案によるライフサイクルでの温室効果ガス排出量削減効果の定量化について(2022年1月24日公表)
https://www.nipponsteel.com/news/20220124_100.html
以 上
(お問い合わせ先)総務部広報センター 03-6867-2146、2135、2977、3419
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