プレスリリース
大妻女子大学家政学部食物学科・小清水孝子教授が、2022年秋頃にクルードラゴン宇宙船運用5号機への搭乗が決定している若田光一宇宙飛行士の栄養管理業務に協力しています。
今回、小清水教授は、若田光一宇宙飛行士の飛行前と飛行中の栄養管理に携わります。現在は、国際宇宙ステーション(ISS)への打ち上げ直前の各種訓練に万全の体調で臨めるよう、地上での栄養管理を支援しています。
また、ISSでの長期滞在中は、微小重力、閉鎖空間(ジャンボジェット機内程度)、宇宙放射線被ばく、概日リズムの乱れ(ISSは90分毎に地球を周回するため)など、地上と異なる環境で生活することにより、筋・骨量減少や体内リズムが乱れるなど人体への影響が生じるリスクがあります。そのため、小清水教授はアメリカ航空宇宙局(NASA)から毎週送られてくる食事の情報を分析して、エネルギー・栄養素摂取量に関しての検討を若田光一宇宙飛行士専任の航空宇宙医師(フライトサージャン)と連携して行い、健康を適切に維持しISSミッションを無事完遂できるよう支援します。
小清水教授からのコメントは次のとおり。
「現在、ISS滞在中の栄養サポートに向けての準備をしています。日々学ぶことばかりですが、フライトサージャン、生理的対策のスタッフの皆さま、本学食物学科でこの業務に携わっている小林教授、上杉准教授、清原准教授に助けていただきながら、全力で取り組んでいきます」
大妻女子大学は、2021年4月〜2024年3月までの期間、有人宇宙システム株式会社(JAMSS)が国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注した契約業務「国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する日本人宇宙飛行士の健康管理運用業務」のうち、栄養管理業務に参加しています。
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食物学科が日本人宇宙飛行士の栄養管理業務に協力
https://www.otsuma.ac.jp/news_academic/info/63239/
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