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プレスリリース
日本製鉄 NEDO委託事業「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発」において「カーボンリサイクルLPG製造技術とプロセスの研究開発」が採択 CO2原料からLPガスを製造する研究開発に着手
ENEOSグローブ株式会社(以下、「ENEOSグローブ」)、国立大学法人富山大学(以下、「富山大学」)、日本製鉄株式会社(以下、「日本製鉄」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」)が公募した「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究開発拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業(以下、「本事業」)」におきまして、三者共同による「カーボンリサイクルLPG製造技術とプロセスの研究開発(以下、「本研究開発」)」を提案し、採択※1され、研究開発に着手しましたのでお知らせいたします。
現在、LPガスは、年間約1,400万トンの国内需要があり、全国のおよそ半数の世帯で使用されている、国民生活に密着した重要なエネルギーです。今回、ENEOSグローブ、富山大学、日本製鉄の三者は、長年培ってきた触媒技術を活用し、本事業において、LPガスを化石燃料由来ではなく、CO2を原料として製造するための高効率な製造技術とプロセス研究開発を行うことで合意しました。
本研究開発において、三者は、Fischer−Tropsch合成(図参照 フィッシャー・トロプシュ合成。以下、「FT合成」※2)を用いたカーボンリサイクルLPガス製造に関する触媒技術開発、製造工程および社会実装モデルの研究開発を実施し、事業化に向けた包括的な検討を行います。
このチャレンジングな課題に取り組むことで、2050年に向けたカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
※1:本事業の採択に関するNEDOのリリース(2022年4月7日)
<カーボンリサイクル/実証研究拠点、基礎研究エリアで研究開発に着手/公募/NEDO>
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101530.html
※2:合成ガスから炭化水素混合物(LPガス成分を含む)を製造するプロセスで、FT合成は、一酸化炭素(CO)と水素を反応させて液体燃料を取り出す反応です。
[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/84/59802/600_236_2022061313194262a6bade18c92.JPG
図1:FT合成反応
【「カーボンリサイクルLPガス製造技術とプロセスの研究開発」の概要】
1.事業テーマ
カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究開発拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業
[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/84/59802/600_295_2022061313194962a6bae5b286b.JPG
図2:本研究の概要
2.実施者
ENEOSグローブ、富山大学、日本製鉄
(1)LPG合成触媒技術開発担当:ENEOSグローブ、富山大学、日本製鉄
(2)製造工程の検討担当:ENEOSグローブ、日本製鉄
(3)社会実装モデルの検討担当:ENEOSグローブ、日本製鉄
3.実施期間
2022年度〜2024年度までの3年間
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
■ENEOSグローブ株式会社 経営企画部企画2グループ
電話:03-5253-9060
■国立大学法人富山大学 総務部総務課広報・基金室
電話:076-445-6028 FAX:076-445-6063
E-mail:kouhou@u-toyama.ac.jp
■日本製鉄株式会社 総務部広報センター
電話:03-6867-2977、2135
以 上