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金城学院大学の学生が5月21日に博物館明治村でフィールドワークを実施 -- 社会課題解決人材の育成を目指す「ファンドレイジング演習」の一環

(Digital PR Platform) 2022年05月16日(月)14時05分配信 Digital PR Platform



金城学院大学(名古屋市守山区)人間科学部コミュニティ福祉学科の学生らは5月21日(土)、明治建築を保存展示する野外博物館「明治村」(愛知県犬山市)を訪問し、フィールドワークを実施する。これは、認定NPO法人日本ファンドレイジング協会との協働による同学科の授業「ファンドレイジング演習」の一環として行うもの。学生らは職員や地域の人々とのコミュニケーションを通して課題に取り組み、「社会とのコミュニケーションを通じ、社会課題を解決に導く」ファインドレイジングの本質を学ぶ。




■金城学院大学人間科学部コミュニティ福祉学科「ファンドレイジング演習」
 コミュニティ福祉学科では「ソーシャルウーマン(社会に積極的に参加し、地域住民とともに全ての人々がしあわせに暮らすことができる社会をつくる女性)」の育成を目的とし、多様な分野で活躍するための「社会そうぞう力」「協働実現力」「問題解決力」の3つの力を養うことができる。

 「ファンドレイジング演習」は、同学科と日本ファンドレイジング協会が協働で2020年度から実施しているもの。授業内で「准認定ファンドレイザー(※)」の受験資格を取得することができる全国初の試みで、同学科の卒業単位として認められる。
 演習は全15回で構成され、非営利組織の経営や資金調達に関する体系的な知識習得と、自らの手でファンドレイジング計画を策定する力やそれを実行するための戦略的思考を身につけることを目標としている。

 昨年度までは、ケーススタディまたは学生が自ら企画した活動を元にファンドレイジング戦略策定の最終課題に取り組んでいたが、今年度は初めてキャンパス外の明治村を舞台として実施。31人の学生がファンドレイジングの実践現場において、職員や地域の人々とのコミュニケーションを通じて課題に取り組む。

(※)准認定ファンドレイザー:日本ファンドレイジング協会が行う資格認定制度において付与する専門資格。NPO運営の全般に関する知識、寄付・会費・助成金の財源獲得に関する知識を習得し、また、ファンドレイジング行動基準を遵守するファンドレイザーとして認証されるものであり、2022年4月現在、1,576名が資格取得している。


【URL】
・金城学院大学リリース(2020.07.16): https://www.kinjo-u.ac.jp/ja/news/detail/?id=494
・日本ファンドレイジング協会リリース(2020.07.16): https://jfra.jp/news/33089

■認定特定非営利活動法人 日本ファンドレイジング協会
 寄付・社会的投資が進む社会の実現を目指し、2009年に設立。民間非営利組織のファンドレイジング(資金集め)に関わる人々と、寄付など社会貢献に関心のある人々のためのNPOとして、認定ファンドレイザー資格制度やファンドレイジング・日本、子ども向けの社会貢献教育、遺贈寄付の推進、寄付白書の発行などに取り組んでいる。
【URL】 https://jfra.jp/

■博物館明治村
 明治建築を保存展示するための野外博物館。これまでに60を超える建造物を移築・復原している。
【URL】 https://www.meijimura.com/

●金城学院大学人間科学部コミュニティ福祉学科 橋川健祐准教授のコメント
 「福祉」は、子どもの虐待、貧困、依存症などさまざまな生きづらさを抱えた人たちと最前線で関わる学問分野であり、実践領域です。ただ、そのような課題を抱えた人たちを福祉の関係者だけで支えていくことは困難な時代です。一人ひとりに寄り添いながら他分野・他領域へと越境し、手を携えてともに社会課題の解決を図っていく、そんな学生を育てたいと思っています。
 昨年度は、本演習の受講生の一部が、ビニール傘袋削減の取り組みでクラウドファンディングを行うなど、座学だけではなく実践にまで結びつく事例も生まれています。今回は明治村さんとの協力で、本演習でもフィールドワークに取り組むことになりました。学生たちとともに、実際の社会の中で、ともにファンドレイジングを学びたいと思います。

●日本ファンドレイジング協会マネージング・ディレクター 宮下真美氏のコメント
 ファンドレイジングを学ぶことは、単にお金集めの方法を学ぶことではなく、支援を募る過程を通じて、人や地域や社会とコミュニケーションしながら、より多くの人たちとともにより良い未来をつくっていくための考え方を学ぶものです。100の活動があれば、100通りのファンドレイジングがあり、教科書で学んだことを現実に実践することは非常に難しい中、学生の皆さんが取り組む最終課題では、自らが果たせる役割に目を向けながら一人ひとりの想いでプランニングがされています。本年のフィールドワークも皆さんにとって素晴らしい経験になるように願っています。

●博物館明治村 所長 三好学氏のコメント
 長く続いた鎖国が解かれ、様々な矛盾や混乱を抱えながらも欧米文化を受け入れ近代化を成し遂げた明治時代は、現代を生きる我々にとっても、新しい価値と向き合う時のケーススタディの宝庫です。博物館明治村は、1965年の開村以来、明治時代の人々が新しい価値とどう向き合ったのか、それを伝える本物の明治建築を「未来への贈物」として残し、伝え続けてきました。現在は、「贈物」を一緒に届けてくださる支援者の輪を広げていくことを目的に「ファンドレイジング」にも取り組んでいます。
 今回、金城学院大学の学生の皆さまに、ファンドレイジングの視点で当館の将来に提案をいただけることになりました。未来の担い手として「贈物」を受け取る立場にもある学生の皆さまに、是非、明治村でのリアルな体験を通じて、支援者の輪を広げるアプローチを主体的に考えてくださることを期待しています。

▼取材に関するお問い合わせ先
 金城学院大学 総務部 担当:磯部広明
 〒463-8521 愛知県名古屋市守山区大森2-1723
 TEL:052-798-0180
 E-Mail: isobe@kinjo-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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