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プレスリリース

日本クアンタムストレージ株式会社

クアンタム社、新たなハイパースケール・テープ・ストレージ・システムの提供によりハイパースケール・アーカイブのリーダーシップを拡大

(Digital PR Platform) 2022年03月25日(金)14時59分配信 Digital PR Platform

ハイパースケーラーおよびクラウド・サービス・プロバイダーによるエクサバイト規模のクラウド・インフラストラクチャの構築と管理を支援する最新イノベーション

日本クアンタムストレージ株式会社(東京都港区、カントリーマネージャ:瀧口昭彦、以下クアンタム社)は、ハイパースケール・アーカイブ環境向けに設計された新たなテープ・ストレージ・システムであるScalar i6Hの提供開始を発表しました。

Scalar i6Hは、世界最大級のハイパースケーラー数社と共同で設計されたモジュール型テープ・ストレージ・システムであり、Webスケール企業およびプライベート・クラウドの構築を目指しているエンタープライズ向けに提供が開始されました。Scalar i6Hはクラス最高レベルのストレージ密度を提供し、テープの使いやすさの新たな基準を打ち立てるものです。ラックに完全に組み立て済みの状態で出荷でき、すべてがカスタマー・サービス対象であり交換可能で、テープの専門知識を持たない技術者でも大規模環境で簡単に多数のシステムを管理することができます。さらに、Scalar i6Hは、Scalar Ransom Blockなど、サイバーレジリエントなプライベート・クラウドを構築するためのユニークなランサムウェア対策機能を提供します。Scalar i6Hは、データ・アーカイブ、コールド・ストレージ、データ保護を目的としたハイパースケール・クラウド・インフラストラクチャの構築と管理における弊社の競争優位性をさらに前進させる最近の一連のイノベーションの最新製品です。

クアンタムのセカンダリ・ストレージ部門バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーのBruno Haldは次のように述べています。「数年前、弊社は、技術的にも商業的にもハイパースケール市場のマーケット・リーダーとなるテープ・ソリューションの開発に着手しました。現在では世界中で7社のハイパースケールおよびWebスケールのアカウントを持ち、世界最大級のデータ・アーカイブのいくつかにすでに導入されている多数のScalar i6Hシステムを含め、世界中で数百台のクアンタムのテープ・システムにより合計35エクサバイト以上の容量が展開されています。Scalar i6Hは、Quantum RAIL(Redundant Array of Independent Library)アーキテクチャの一部としてハイパースケール・アーカイブ環境に導入するよう設計された弊社の最新世代のテープ・ライブラリ・プラットフォームです。このアーキテクチャにScalar i6Hの高いストレージ密度や保守性(サービサビリティ)などの独自機能を組み合わせることで、エクサバイト規模のプライベート・クラウドに最適な選択肢となっています。」

ハイパースケールのニーズに応えるストレージ高密度と保守性(サービサビリティ)の向上、追加機能をもたらすScalar i6H
Scalar i6Hは独自の機能とメリットを持つ、ハイパースケール・アーカイブ向けに設計されたシステムです。

クラス最高レベルのストレージ密度:Scalar i6Hは、テープの物理的な設置面積とデータセンターの床面積、および総所有コストを最小限に抑える、クラス最高レベルのストレージ密度を提供します。
テープの使いやすさの新たな基準:Scalar i6Hは、シンプルな設計と、すべてのコンポーネントをお客様側で交換可能なサービス・モデルにより、SLA(サービス品質保証)を向上させます。ロボット・システムなどのコンポーネントは、ボタンを押すだけで交換可能です。
ラックでの出荷を含むモジュール型で柔軟性の高い導入オプション:Scalar i6Hは1ラック単位で導入できるため、アーカイブの成長に合わせてテープ容量を簡単かつ迅速に導入でき、ハイパースケーラーおよびエンタープライズに、テープを導入する方法と場所について、より柔軟な選択肢を提供します。出荷ドックから設置、運用までを1時間以内で行うことを目標に掲げています。また、大規模なプライベート・クラウド・ストレージやアーカイブ用のテープに新しい方法でアクセスすることを可能にするソフトウェアを実行するための追加サーバーをラックに収納することもできます。
効率性が高く環境にやさしい設計:80 PLUS認証電源搭載で電力と冷却のコストを削減します。

Scalar i6Hの独自機能に加え、他のQuantum Scalarシステムで利用可能な以下のソフトウェア機能も搭載しています。


ランサムウェア対策とサイバーレジリエンスなアーカイブを構築するための機能:Active Vault、Logical Tape Blocking、Scalar Ransom Blockなど、データ・テープとロボット・テープ・システムの間に物理的なバリアを設けることで究極のセキュリティ層を提供する、数々の賞に輝く機能
Quantum Cloud-Based Analytics(CBA)ソフトウェアと連携して数百台のテープ・システムを継続的に監視
すべてが包括的セキュリティ・フレームワークの一部であるところの多要素認証、データ暗号化と鍵管理など、追加のセキュリティ機能
Scalar拡張データ・ライフサイクル管理(EDLM)のポリシーベースのテープ・スキャンによる、テープの整合性の定期的チェック
プロアクティブなシステム監視と診断
システム管理のためのRESTful Webサービススイート

モジュール度と可用性の高いプライベート・クラウド向けアーキテクチャを提供するQuantum RAIL
Scalar i6Hは1ラック単位で導入できるため、アーカイブの成長に合わせて新しいテープ容量を簡単かつ迅速に導入できます。Quantum RAIL(Redundant Array of Independent Library)アーキテクチャは、大規模プライベート・クラウドを構築するための、よりモジュール度の高い方法です。数万本のテープを単一のテープ・システムに格納するのではなく、「スケールアウト」方式でテープ・アーカイブを構築し、モジュール型テープ・システムを1つずつ追加していくことで、アーカイブの成長に合わせて新しいテープ容量を迅速かつ容易に導入することができます。

つまり、テープ容量を非連続に導入できるため、ハイパースケーラーなどの大規模組織では、セキュアなコールド・データ・ストレージのためにテープをどこに導入するかについて、より柔軟に判断することが可能になります。RAILでは、ActiveScale Cold Storageで導入された特許取得済みの2次元イレイジャー・コーディング・ソフトウェアなど、複数のテープ・システムにオブジェクトを書き込むことができるスマートなイレイジャー・コーディング・ソフトウェアと組み合わせることで、これらの大規模データ・ストレージ・サービスで、セキュアで耐久性が高く、極めて低コストのコールド・データ・アーカイブ用ストレージを提供できるようになります。
Scalar i6Hシステムは現在、弊社より一般向けに提供中です。詳細については、Scalar i6H製品ページをご覧ください。

クアンタム社について
クアンタム社の技術とサービスは、お客様のデジタル・コンテンツのキャプチャ、作成、共有を支援し、且つ長期に渡って保存および保護します。データ・ライフサイクルのあらゆる段階に最適なソリューションを搭載したクアンタム社のプラットフォームは、高解像度ビデオ、画像、産業用IoTに、最速のパフォーマンスをご提供いたします。これが、世界中の大手エンターテインメント企業、プロスポーツチーム、研究機関、政府機関、大企業、クラウド・プロバイダーがクアンタム社のソリューションで世界を幸福に、安全に、スマートにしている理由です。詳細はwww.quantum.com/jpを是非ご覧ください。


お問い合わせ
日本クアンタムストレージ株式会社(https://www.quantum.com/jp/

email: japan_info@quantum.com
Tel: 03-6890-3038(代表)



関連リンク
Scalar i6H製品ページ
https://www.quantum.com/en/products/tape-storage/scalar-i6h/
ランサムウェア対策
https://www.quantum.com/ja/solutions/ransomware-recovery/
Scalar Ransom Block
https://www.quantum.com/en/products/tape-storage/security-framework/

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