プレスリリース
音声解析技術を応用することで、リスクを可視化し、不正調査・コールセンターの高度化を加速
デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(東京都千代田区、代表執行役社長:福島 和宏 以下、DTFA)は、ESジャパン株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:山田 亮 以下、ESジャパン)と、感情解析技術領域における包括的な協業に関する契約を締結しました。これによりDTFAとESジャパンは協力して、音声解析技術を応用することで、事情聴取等において対話者の会話の真偽性、リスク、矛盾等を可視化することにより、企業内外等における様々な不正調査・コールセンター手続の高度化を支援していきます。
現在、COVID-19等のパンデミック発生により事業はリモート環境へ社会全体が舵を切ることを余儀なくされています。ガバナンス体制の課題や業務プロセス統制の脆弱性等により、従来の手法ではリスク可視化が困難な状況となりつつあります。このような環境の下、事業の深刻な脅威となりうる不正やコンプライアンス違反の発生リスクは急激に高まってきています。企業等、あらゆる組織において、リスク評価などによる未然防止対策では不十分となりつつある現在、不正・コンプライアンス違反等が発生してしまった場合を想定して、組織内部での調査手続高度化のニーズが高まってきています。
ESジャパンは音声による感情分析、感情解析における先駆者として深い知見・ノウハウを有しており、様々な現場における感情解析ソリューションの提供に特化した事業運営をしております。同社の感情解析技術は単なる感情分析とは異なり、対話者の声(音声)から、個人の感情状態を単に数値で出力するばかりでなく、その意味を理解し、なぜその感情数値が出力されているのか真偽性、リスク、矛盾等の観点で原因を探ることを目的としています。
DTFAのフォレンジック&クライシスマネジメントサービスでは、不正調査サービスを通じて、企業等あらゆる組織に対し会計不正に加え横領、贈収賄等の様々な不正・コンプライアンス違反事案に対する調査を専門家として支援しています。また豊富な不正調査の経験を通じて、調査手続きでの不正当事者に対する面接・イントロゲーションや内部通報対応、コールセンター対応等において人間心理・感情と不正発生原因との関連性分析の知見を深めてきました。
同社との協業により、DTFAが目指す不正調査、内部通報、コールセンターにおける通話等、対話音声解析におけるDX高度化に大きく貢献するものと考えます。両社は感情解析を利用した新たな不正・コンプライアンス違反等の真因分析サービスの開発とソリューション提供をあらゆる組織に対して提供し、日本社会の持続的な発展に寄与していきます。
【ESジャパン株式会社の概要】
会社名: ESジャパン株式会社
所在地: 東京都豊島区池袋2丁目50−9 第3共立ビル 5階
代表取締役社長:山田 亮
主な 業 務 内 容:音声感情解析を用いたソリューションの開発販売および保守
本件に関するお問合わせ先
<報道機関の方からの問い合わせ先>
デロイト トーマツ グループ 広報担当 田邊
Tel: 03-6213-3210 Email: press-release@tohmatsu.co.jp