プレスリリース
監修:和歌山県立医科大学 名誉教授 有田幹雄先生
有限会社クオリティライフサービス 代表取締役 管理栄養士 小島美和子先生
「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」は、公式サイト『ウェルラボ』(http://www.well-lab.jp/
)にて、新たなコンテンツを発表しています。以下にご紹介いたします。
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人に会う機会が減ったことで、おうち時間にもすっかり慣れたこのごろ。心と身体に“ゆるみ”が生じて、お腹まわりにどんどん脂肪がたまってきた…という人もいるのでは? 実はその内臓脂肪の蓄積が、血圧を高めるリスクになることも! どちらもケアするには、どうしたらいい? 高血圧の合併症予防を中心に診療と研究を行っている和歌山県立医科大学 名誉教授の有田幹雄(ありた みきお)先生と管理栄養士、健康運動指導士、食コンディショニング・プロデューサーの小島美和子(おしま みわこ)先生に教えていただきました。
人に会う機会が減ったコロナ禍。心と身体がゆるんで、内臓脂肪が増えているかも
人目がないと、緊張感をなくして心も身体もゆるみがち。外出の機会が増えてきた今、久しぶりに着るスーツなどの服がきついと感じたなら、長引いたおうち時間の間に、内臓脂肪が増えてしまったのかもしれません。
実は内臓脂肪が増えると、「血圧も上がる」ことがわかっています。内臓脂肪の蓄積は、血圧を高める要因のひとつに! もし、あなたが高めの血圧になりやすい要素をもっているなら、内臓脂肪の蓄積も予防する必要があります。
まずは朝食で、内臓脂肪と高めの血圧にダブルで働きかける!
では、内臓脂肪と高めの血圧にダブルで働きかけるには、何をすればよいのでしょうか? その第一歩は食生活を整えることですが、なかでも大事なのは朝食です。
脳は朝の光で目覚め、身体は朝食で目覚めます。脳と身体の体内時計がずれると時差ボケのような状態になるので、体内時計を整えるために、朝、起きたら、早めに朝食をとりましょう。
脳と身体の体内時計がそろうと、内臓脂肪と高めの血圧に“ダブルでメリット”があります。
代謝がアップし、昼夜の過食が抑えられるため、内臓脂肪が減少しやすくなる
自律神経が整って、血圧が正常化しやすくなる
忙しい日でも続けられる「一品レシピ」で、内臓脂肪と高めの血圧に働きかける!
次に紹介するのは、内臓脂肪と高めの血圧にダブルで働きかける“簡単レシピ”です。一品用意するだけでいいので、忙しい日でも続けやすいはずです。
朝食のおすすめパンメニュー
「炭水化物+タンパク質」の朝食は、1日の代謝を上げてくれます。「ごはん+納豆や卵」でも十分です。また、パンが好きな人には「アボカド納豆トースト」がおすすめ! アボカドと納豆には、血圧を上げる原因となるナトリウムの排泄を促すカリウムが豊富に含まれているため、血圧を下げる効果が期待できます。納豆が苦手な人は、ゆで卵のスライスなどに変えてもよいでしょう。
アボカド納豆トースト
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(材料)2人分
食パン(6枚切り) 2枚
アボカド 1個
納豆(小粒) 2パック
<A>
しょうゆ 小さじ2
練りわさび 小さじ1/2
粗びき黒こしょう 少々
ピザ用チーズ 40g
(作り方)
アボカドは一口大に切る。
納豆にAを混ぜる。
食パンに2とアボカドをのせ、ピザ用チーズを散らす。
オーブントースターまたはオーブン(200℃)でチーズが溶け、パンにかるく焼き色がつくまで焼く。
夕食のおすすめみそ汁メニュー
ごはんに「タンパク質+野菜」の具だくさんみそ汁を添えるだけで、栄養バランスのよい献立に! 夜はナトリウムが排出されやすいので、みそ汁を食べるなら夜がおすすめです。内臓脂肪が気になる人は、ごはんを白米ではなく、押し麦や雑穀入りにするとよいでしょう。
モッツァレラチーズと厚揚げとトマトのみそ汁
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(材料)2人分
モッツァレラチーズ 100g
厚揚げ(絹ごし) 小1個
しらす干し 10g
ブロッコリー 40g
ミニトマト 6個
だし 300t
みそ 大さじ1
(作り方)
モッツァレラチーズは1p角に切り、厚揚げは半分に切ってから5oほどの厚さに切る。ブロッコリーは小房に切り分け、ミニトマトはへたを取る。
鍋にだし、厚揚げ、ブロッコリー、ミニトマト、しらす干しを入れて火にかけ、煮立ってきたらふたをして弱火で約2分煮る。
モッツァレラチーズを入れて約1分煮、みそを溶き入れ、ひと煮たちしたらおわんに盛る。
年末年始を迎える前に、身体を健康な状態にリセット
クリスマスやお正月などのイベントが続く年末年始を迎えたら、再び心と身体がゆるんでしまいそう。食べすぎはもちろん、アルコールの飲みすぎにも注意したいところ。内臓脂肪はさらにたまって、血圧は高めになりっぱなしということにもなりかねません。そうなる前に、身体を健康な状態にリセットしておきませんか?
「身体を気遣う習慣」を少しでも身につけておけば、年末年始の間に不摂生し過ぎることはなくなるかもしれません。また、年明け、正月太りの解消も早まりますよ。
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毎日の食事に、「内臓脂肪と高めの血圧に働きかける成分」をプラスする
上で紹介したように、内臓脂肪と高めの血圧に働きかけるには、栄養バランスのとれた食事をとることが大事ですが、「内臓脂肪と高めの血圧にダブルで働きかける成分」をプラスすれば、健康な状態を維持する手助けになるかもしれません。
コーヒー豆に含まれるポリフェノールの一種「コーヒー豆由来クロロゲン酸類」には、内臓脂肪と高めの血圧に働きかける効果があることがわかっています。コーヒー豆由来クロロゲン酸類を含む飲料を、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
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本件に関するお問合わせ先
ウーマンウェルネス研究会 事務局
Email:info@well-lab.jp TEL:03-4570-3167