プレスリリース
ノーリツおふろ事業への新規提案コンテストで実践
湯まわり設備メーカーの潟mーリツ(本社:神戸市、代表取締役社長:腹巻知、資本金:201億円、東証一部上場)は、兵庫県立大学社会情報科学部(神戸商科キャンパス、学部長:加藤直樹)との産学連携協定に基づき、11月2日(火)と11月30日(火)に行われた「経営データ概論(担当教員:笹嶋宗彦 准教授)」の講義で昨年に続き、3回目の外部講師を務めました。なお、新型コロナウィルス感染症対策を行ったうえ教室で実施しました。
■講義内容
2回の授業で大学生はノーリツの事業内容、ビジネスモデルを理解したのち、予め実施したアンケート調査とノーリツが保有するアンケートデータを比較、分析し、ノーリツに対する新規提案を競いました。
今年は“入浴と健康”に関してのアンケートを分析、107名が11チームに分かれ、@新商品提案、A新サービス提案、B新ビジネス提案からテーマを選び、約5分の動画投稿によるプレゼン発表を行いました。その後、事前投票で4チームが選考に残り、11月30日の演習で対面プレゼンを行いました。
学生ならではのユニークな提案の中から、ノーリツ社員と学生自らの投票の結果、「分析賞」、「提案賞」が選ばれ、講義を支援した6名のノーリツ社員が「ノーリツ賞」を、兵庫県立大学の同学部で「学部長賞」を選びました。
データサイエンス人材には、さまざまなデータを目的に応じた手法で分析できる高度な分析力、データの社会背景を正しく把握するビジネス力、分析結果を実社会に活かす社会実装力が求められており、当社は今後もデータサイエンス人材育成に貢献してまいります。
[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1529/53973/300_200_2021120318134261a9dfc6ad6d9.jpg
ノーリツ賞を受賞した5班・6班
[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/1529/53973/300_200_2021120318134461a9dfc84abbe.jpg
学部長賞を受賞した3班・4班
■ノーリツ賞 : 『だいかぞく』 5班・6班
食事やファッションのように、お風呂を有意義な時間として楽しめるようなグッズを定期配送する
サービスの提案。バスの路線図を模し“バスのバス停”という名称で、子ども向け(ルートA)大人
向け(ルートB)年配者向け(ルートC)にそれぞれのニーズに沿ったグッズを送付するサービス。
■学部長賞 : 『さしみ』 3班・4班
部活動やアルバイトが忙しく、ゆっくりと入浴時間を取れていない学生はストレス上昇傾向にある
ことから、学生街などに、外湯だけでなくランチやティータイム、自主学習などもできる
「温泉カフェ」を営業することを提案。学割サービスなども設ける。
■提案賞: 『オフロスキー研究所』 19班・20班
お風呂場での音響設備“DJ銭湯”の販売。お風呂で音楽を聴く・歌う人が多く、おふろでの
リラックス効果×歌によるストレス発散で最大の癒しを提供する。対象は、銭湯を利用する人、
浴場業、介護施設などの法人、個人など。
■分析賞: 『あっきー』 1班・2班
ブレンド入浴剤「LEAF」の製品化を提案。ストレスを感じている人ほど入浴剤の使用率が高い
ことを受け、疲労回復効果が期待できる錠剤タイプの入浴剤に、ユーザーの体調や気分にあわせ
て最適な香り・効果・泡などをブレンドできる製品。ユーザー情報はアプリで管理する。
≪ ご参考 ≫
◎本協定の概要
名 称 :産学連携に関する基本協定書
内 容 :学部生向け講義の実施
[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/1529/53973/400_267_2021120318134061a9dfc4e838e.jpg
学生による発表の様子(11月30日)
◎株式会社ノーリツの概要
所在地 :神戸市中央区江戸町93
代表者 :代表取締役社長 腹巻知
売上高 :2,083億円(2019年12月期連結決算)
従業員数 :8,489人(連結)
事業内容 :湯まわり設備機器の製造、販売
◎兵庫県立大学 社会情報科学部の概要
設置時期 :2019年4月1日
名 称 :社会情報科学部
学部長 :加藤直樹
所在地 :神戸商科キャンパス(〒651-2197 神戸市西区学園西町8丁目2-1)
学部概要 :「データサイエンスで社会の抱える課題を解決」を掲げ、情報科学を軸として、高度化・複雑化が続く社会における課題を解決する教育と研究を行うことを目的とする。情報科学技術に関する確かな知識・技能、実践的な情報処理能力とデータ分析能力を身につけ、ビッグデータを分析・活用し、経済動向の予測、社会政策の立案、企業における経営戦略・マーケティング・生産性向上などの分野で貢献する人材を育成する。
◎経営データ概論の概要
企業活動から生み出される多種多様なデータから、必要なものを選び出し、良い分析を行うためには、そのデータを生み出した企業の活動の形態、特に、利益を得るしくみを理解する必要がある。 本講義では、小売、製造、建設といったさまざまな業種がどのように利益を生み出すのか理解し、 データ分析の課題とビジネスモデルを結び付けて考えられるようになることを目的とする。
◎データサイエンスとは
社会にあふれているデータから「価値」を引き出す学問。ICT(情報通信技術)の進化した現代では、あらゆるビジネスや医療、製造、政策、行政などにおいても、高度なデータ処理能力、データ分析力が必要となっている。
※当日の新型コロナウィルス感染症対策
・参加者間のスペース確保のため、椅子の間隔をあけて配置
・会場入室前の手指の消毒と検温
・会場の定期的な換気
・授業中の参加者のマスク着用
・当日の体温が37.5度以上の者や風邪の症状、強い倦怠感、息苦しさがある者の参加見合わせ