プレスリリース
一般社団法人ボディセンス・インスティテュートは、2024年9月8日(日) トヨタモビリティ富山 黒部にて、第15回 企業主導型両親学級「マタニティブルーと産後クライシス」をテーマに開催しました。
講義の前半は、一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 代表理事 高橋 由紀が、赤ちゃんの抱き方や出産について講義しました。
後半には、助産師 大角 絵美さんより妊娠中からの身体の変化や心の変化があること、産後うつや産後クラシスを防ぐための講義を行っていただきました。
開催概要
[日 時]2024年 9月8日(日)10:30〜12:00
[会 場]トヨタモビリティ富山 黒部(黒部市荻生8727-1)
[対 象]妊娠4ヶ月〜10ヶ月までの妊婦さんとご家族、生後2ヶ月〜1歳くらいまでの赤ちゃんと保護者
[参加費]無料
[内 容]
前半:「妊娠中・産後の養生法、赤ちゃんの抱き方とセルフケア」
講師:一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 代表理事 高橋由紀
後半:「マタニティブルーと産後クライシス」
講師:助産師 大角絵美
安産になるためのトレーニング
前半は、一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 代表理事 高橋由紀より赤ちゃんの抱き方や出産について講義を行いました。
安産になるためのトレーニング
妊婦さんの出産に対するイメージに「痛い」「怖い」があがり、予定日が近づいてくると恐怖心や不安で緊張されている方が多くいらっしゃいます。
そんなイメージをもったまま、出産に挑むと身体が緊張して、お産が困難になってしまいます。
まずは、痛みのレベルを表す情報や「出産が大変だった」という体験談を見たり聞いたりするのをやめる事も大切です。
出産してわが子に会える喜びを楽しみにして過ごす事を心がけることが、スムーズなお産に繋がります。
そして、出産時には腕や肩の力は抜き、長く吐く呼吸をすることも安産のコツです。
妊婦さんは、お腹が大きくなってくるため呼吸が浅くなりやすいです。
丹田呼吸を行い、丹田(下腹に宿る意識)を意識させる事や3秒かけて吸って、7秒かけて吐いていく練習を行いました。
体験した参加者は、7秒かけて吐く事が長く感じ、少し苦しい表情を浮かべた方もおられましたが、普段意識されていない自分の呼吸に集中することができました。
参加者の安産になることを祈りながら、出産までにできるトレーニングをお伝えしました。
マタニティブルーと産後クライシス
後半は、助産師 大角絵美先生よりマタニティブルーと産後クライシスについて講義を行いました。
はじめに、大角先生から
「私は助産師だから大丈夫と思っていたけれど、娘を出産し、産後授乳が思うようにいかず、涙する毎日でした。大丈夫と思っている方こそ、そのギャップでマタニティブルーになりやすいのかもしれません。」
と自身の経験談をお話されました。そのような経験をお話されたことで、参加者も他人事ではないと感じ、講義に耳を傾けられていました。
マタニティブルーとは
出産後にみられる一時的な気分と体調の変化。ささいな事で涙が出たり、気分が沈んだりする状態。
出産後3〜10日頃、一過性に情緒が不安定になる。
出産後の女性の約30〜50%が経験しますが、大抵は自然に改善します。
産後うつ病とは
出産後、数週間から数か月以内に現れる抑うつ状態。
マタニティーブルーとは異なり、すぐには改善せず症状は2週間以上続く。
家事や育児ができなくなり、著しい心身の苦痛をきたす。
産後うつ病と診断されたら、十分な療養と適切な治療が必要です。
妊娠中から産後は、大きくホルモンが変化します。妊娠・出産に伴う心のトラブルを知っておくことはとても大切で、産後の楽しい育児生活を夫婦でイメージすることも予防に繋がります。
産後クライシスとは
子どもの誕生前には思ってもいなかった、産後早期の夫婦間のすれ違いによって産後の夫婦に起きる危機。
妊娠期には夫婦で同じ道をあゆんでいると思っていたのが、子どもとの生活が始まると、まるで別々の道を歩んでいるような感覚になることもあります。
産後クライシスが起こる理由には、父親は育児への出番が少なく、母親は育児の負担が大きい場合に生まれやすいです。
今回、イメージ映像を見ながら、夫婦ではなし合う時間を設け、育児へのイメージを膨らませました。
夫の役目は、妻の負担を軽減させること。妻の役目は、夫が子どもの世話をする出番を増やてあげること。
そして、お互い思いやりの心を持ち、日々感謝することが産後クライシスの予防になります。
子どもを育てる夫婦の間に起こりやすい危機を知り、それを予防する方法を見つけ、準備していきましょう。
参加者の声
・ネットばかりではなく、保健センターや病院などからの情報も積極的に取り入れていきたいと思います。(父親)
・勉強になったので、次回以降も積極的に参加しようと思います。(父親)
・出産に向けた呼吸法、出産時の呼吸法が聞けてよかった。また、第一子の時には両親学級など一切いかず、産後辛い思いをしたことが長く、今日の講義を聞いて、涙が出てきた。二人目の出産時には、夫婦で感謝の心を忘れずに協力、笑顔を大事にして頑張ろうと思えた。夫にも、産後の大変さを分かってもらえ良い機会となった。(母親)
開催の背景・目的
産後うつや孤独な子育てを防ぎ、社会全体で幸せな子育ての環境を
初めての妊娠・出産はわからないことだらけで不安や負担が大きく、産後うつになる確率は約10%と言われています。コロナ禍以降では、妊産婦の約3割が産後うつの恐れがあるという研究結果も出ています。産後うつや孤独な子育てを防ぐためには、産前教育を広く行き渡らせること、相談や手助けを求める事ができる環境を創出していくことが必要と考えます。「子育てのしやすいまちづくり」のためには、行政の施策だけでもなく、保育園や教育機関の取り組みだけではなく、働くパパやママをサポートする企業の理解など社会全体で意識を向けていけば、双方にとって良い関係や環境を築き上げる事ができるのではないでしょうか。
本プロジェクトの協賛企業・後援
特別協賛(プラチナサポーター)
トヨタモビリティ富山株式会社、明治安田生命保険相互会社
協賛(ゴールドサポーター)
株式会社OKワールド、株式会社岡部、有限会社ケアサポート・まき、医療法人社団 洸緑会、サニーライブホールディングス株式会社、立山科学株式会社、一般社団法人ばいにゃこ村、株式会社電陽社、富山ヤクルト販売株式会社、北酸株式会社、株式会社源、株式会社ヨシケイ富山
協賛(シルバーサポーター)
いわさき鍼灸院・整骨院、へスタイル&メイクアップ COEUR、株式会社SALVA、株式会社スギノマシン、クラデュース株式会社、株式会社富山銀行、日本海ガス株式会社、有限会社引網香月堂、株式会社フェイス・シマダ、北陸ポートサービス株式会社、株式会社ママスキー、医療法人社団吉本レディースクリニック、Lepola
後援
富山県・射水市・魚津市・黒部市・高岡市・砺波市・富山市・滑川市・氷見市
株式会社北日本新聞社・ケーブルテレビ富山株式会社・富山テレビ放送株式会社・チューリップテレビ株式会社・はっぴーママ富山版・株式会社ママスキー
(敬称略・カナ順)
会社概要
会社名:一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
代表者:代表理事 高橋由紀
所在地:富山県富山市永楽町 2-7
URL:https://bodysence.jp
E-Mail:mail@bodysence.jp
事業内容:子育て支援者研修及びボディワーカー・ヨガインストラクター育成事業/講師派遣
本件に関するお問い合わせ
会社名:一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
代表者:代表理事 高橋由紀
店名:Roots of Life(ルーツオブライフ)
所在地:富山県富山市黒瀬北町 2-1-2 D-BASE2 階
TEL:050-5358-5837