プレスリリース
第47回G杯争奪全日本アユ釣り選手権が2024年8月4日〜6日に岐阜県馬瀬川で開催され、全国各地で行われた予選の上位入賞者やシード選手、推薦選手の42名が参加し、熱戦が展開されました。
前日までは渇水気味で厳しい戦いが予想されましたが、夜に降った雨の影響で水温が下がり水位も上昇したため、状況が一変しました。そんな中で行われた予選リーグ。抽選で4組に分かれた選手達が1試合90分の戦いを4回行い、それぞれの組の中で、ポイント上位の3名が翌日の決勝トーナメントへと進みます。前日までのパターンが通用せず、困惑する選手も多い中、竿抜けなどを手際よく探っていくポイント選びで勝ち上がっていく選手も目立ちました。
そんな予選リーグを勝ち上がり6日の決勝トーナメントへと進んだのは、中山一輝選手(三隈川予選代表)、飯野浩史(神流川予選代表)、森峻士(長良川予選代表)、山ア秀明(長良川予選代表)、下田成人(安曇川予選代表)、小野哲朗(登龍門代表)、瀬川裕治(狩野川予選代表)、長谷川哲哉(鬼怒川予選代表)、佐藤豊文(相模川予選代表)、島田雅司(神流川予選代表)、東隆信(三隈川予選代表)、久保智宏(安曇川予選代表)の12名。ここから2組に分かれ90分の戦いが行われました。昨日に続き夜に雨が降り、水かさが増してやや濁っている中でのスタートとなりましたが、そんな条件を考慮した仕掛けのセレクトなど、随所に日頃の経験を生かした攻めが見られそれぞれ数を伸ばしていった選手たち、やはり大きなテーマはポイント選びで、思惑が的中し、本来の持てる実力を発揮した選手が勝ち残る結果となりました。
そして、次の準決勝では不動橋から豊年橋の間で島田選手と飯野選手が、長谷川選手と下田選手が対戦しました。接戦が繰り広げられる中、島田選手と下田選手が勝利を勝ち取り、決勝戦へと駒を進めました。
決勝の舞台は、昨年同様に馬瀬川上流漁業協同組合前で行われました。試合時間は前半60分、後半60分で、前半と後半で釣場を交代し行われました。
前半戦、下田選手は下流側の瀬、島田選手は上流側の瀬に。両者ともすぐに1尾目を掛け、目の離せない展開になりました。狙いを定めたポイントで楽しく自分の釣りに没頭できたという下田選手。馬瀬川の釣りを熟知し、ここという石をていねいに攻める島田選手。
前半を終えたところでスコアは下田選手8尾、島田選手5尾。後半どうなるか、まさに迫真の戦い。ただ島田選手に、少しのほころびが…。「自分なりに粘りの釣りをできていたんですけど、仕掛けのトラブルがあってタイムロスしてしまって…」。
結果、堅実な試合運びでコンスタントに釣果を伸ばしていった下田選手が17尾対10尾という結果で栄冠を手にしました。
成績は次の通り
優勝 下田成人 選手(安曇川予選代表)
準優勝 島田雅司 選手(神流川予選代表)
第3位 飯野浩史 選手(神流川予選代表)