プレスリリース
『サメポリー』『ゾンビスピード』などジャンル映画をリスペクトしたボードゲームを開発しているサイバーダイン株式会社は、2024年7月25日、映像やWebとリンクした新しいアパレルの商品形態として「QT」(キューティー)を提案。その第1弾として『蟹工船』Tシャツをリリースすることを発表する。
「QT」はTシャツの表面にプリントされたQRコードをスマホで読み取ることで、Webや動画を表示再生する仕組み。Tシャツにデザインされたテーマをさらに深掘りするナレッジを提供する。
『蟹工船』Tシャツの図柄には、大正末から昭和初年代に過酷な漁業現場で製造された蟹缶や蟹工船を配置。プリントされたQRからは、蟹工船の歴史、小林多喜二の生涯、小説「蟹工船」、映画「蟹工船」という4つのコンテンツを用意したサイトにジャンプできる。
蟹工船をはじめ、日本と世界のさまざまな「事件」をテーマに「マリリン・モンローとケネディの死」「ユダヤ人虐殺を見逃したバチカン法王の謝罪」「世界の暗殺者」などをフィーチャーしたレーベル「JIKEN」としてラインナップを展開していく。
事件や歴史などのノンフィクション、映画やマンガ、芸能などのフィクションに対してなんらかの感動や感情を抱くユーザーはテーマQTを着て歩き、多くのヒトにQRコードを提示することでバイラルアクション(社会拡散)活動に参加することができる。
個々のQTのリリースは、クラウドファンディングやプレセールス、ファン向けの限定販売なども使い「愛とこだわり」のある仲間を見つけてゆく。
また、今後はヘビィでシリアスなテーマだけでなく、好きなタレント、映画、音楽、ゲーム、玩具への愛をテーマにしたレーベル「IDOL」、カルトな人気を誇る『ロッキー・ホラー・ピクチャーショー』『ファントム・オブ・パラダイス』のトリュビュートデザイン、コスプレーヤーの写真やメッセージ動画にアクセスできるQTのリリースも予定している。
QRコードをプリントした衣類によるコンテンツIPの拡散手法QTは、日本初の試みとなり、知財管理会社トランスメディア株式会社によるライツマネジメントとなる。(実用新案登録審査中)
『蟹工船』とは
欧米の富裕層向けに輸出され外貨獲得に大きく貢献した高級缶詰を造らされる最下層の労働者の苦悩を描いた小説「蟹工船」(1929年)は大きな話題となり、戦後、1953年には映画化もされた。
だが作者の小林多喜二は共産党員として特高警察の弾圧対象として狙われ、昭和8年(1933年)に不法逮捕された後、獄中で落命した。
■蟹工船Tシャツ 特設ページ http://www.qtx.tokyo/jiken/kanikousen
■QT公式サイト(資料ダウンロードはこちらから)
http://www.cyberdyne.co.jp/qt
▲TシャツにプリントされたQRをスマホで読み取ると、関連した映像や情報を視聴できる。第1弾は蟹工船。
▲自分の好きなテーマQTを着て、多くのヒトにQRコードを提示すれば、拡散活動に参加できる。