プレスリリース
【GX技術:バイオ固体燃料】 グローバルスコア ランキング トップ3はCARBON TECHNOLOGY、UBE三菱セメント、大王製紙
株式会社パテント・リザルトは4月1日、グリーントランスフォーメーション(GX)に関する技術の1つ「バイオ固体燃料」について、世界での特許総合力を示す「グローバルスコア」の企業ランキングを、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて集計しました。
脱炭素社会の実現のためには経済社会システム全体の変革(GX:グリーントランスフォーメーション)が必要とされており、GXへの積極的な取り組みが求められています。本調査では、GX技術区分の1つである「バイオ固体燃料」に注目し、日本、米国、欧州、中国の主要4国・地域における「パテントスコア」(個別特許の注目度を得点化)を合算し、世界における特許の質と量を総合的に見た評価を行いました。
集計をした結果、「グローバルスコア ランキング」では、1位 CARBON TECHNOLOGY HD (米)、2位 UBE三菱セメント、3位 大王製紙となりました。上位5社中4社が日本企業となっており、世界においても日本の強さを示す結果となっています。
1位 CARBON TECHNOLOGY HDの注目度の高い特許には、バイオマスを「様々な商業的応用に適した高炭素生体試薬に変換するためのプロセス及びシステム」や、バイオ木炭を土壌成長の増強のため地盤改良材として用いる「生物活性化方法」などが挙げられます。同社では権利移転により入手した特許が比較的多く見られ、前者はBIOGENIC REAGENT VENTURES LLC(米)から、後者はCOOL PLANET ENERGY SYSTEMS INC(米)からそれぞれ権利移転された特許となっています。
2位 UBE三菱セメントの注目度の高い特許には、「屋外貯蔵時の雨水による崩壊や有機成分の排水を抑え、コスト的にも優れたバイオマス固体燃料」や、「粉砕性に優れ、収率が高く、製造コストを低減させたバイオマス固体燃料」などが挙げられます。
3位 大王製紙の注目度の高い特許には、「焙焼されたバイオマスを用いて安定的な燃焼を行うことができる混合燃料の製造方法」などが挙げられます。
4位 日本製紙は、「木質系バイオマスを原料とし、石炭と混合して粉砕処理して得られる固体燃料の製造方法」や「塩素化合物を含有する木質系バイオマスを原料として、塩素含有率及びカリウム含有率の低い固体燃料の製造方法」などが注目度の高い特許として挙げられます。5位 太平洋セメントは、アブラヤシの樹幹から効率よくアルカリ金属及び塩素を除去することができる「アブラヤシの樹幹の前処理方法、バイオマス燃料の製造方法」や「パーム椰子殻を含むバイオマス燃料の受発注システム」などが注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下では、日鉄エンジニアリング、JFEエンジニアリング、VALMET TECHNOLOGIES (フィンランド)、XYLECO INC(米)、IFP ENERGIES NOUVELLES(仏)などの企業が上位にそれぞれランクインしています。
本分析の詳細については、『【GX技術】バイオ固体燃料関連技術』グローバルスコア:ランキングデータにてご覧いただけます。
■価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/news/2024/04/gls-biosf.html
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
ホームページURL:https://www.patentresult.co.jp/
メールアドレス:info@patentresult.co.jp
■会社概要
社名:株式会社パテント・リザルト
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