プレスリリース
2024年2月6日、スイス、タルウィル - スイスのu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表入山鋭士)は、SARA-R52およびLEXI-R52の2つの新しいLTE-Mセルラー・モジュール・シリーズを発表しました。これらのモジュールは、産業用アプリケーション向けに設計されており、u-blox UBX-R52セルラー・チップを搭載し、測位とワイヤレス通信の統合・同時実行のニーズに対応しています。典型的なIoTのユースケースとしては、メーター検針や公益事業、資産の追跡と監視、医療などの据置型・モバイル型アプリケーションが挙げられます。
u-blox UBX-R52チップに組み込まれた一連の新機能により、追加コンポーネントなしで製品を設計できるようになります。ユーブロックス独自の新しい測位機能であるSpotNowは、数秒以内で10mの精度の位置データ提供します。これは、リサイクル用廃棄物容器、高齢者見守り端末、清掃機械など、不定期的な追跡アプリケーションを対象としています。uCPU機能では、外部MCUを使用せずにチップ内でユーザー独自のソフトウェアを実行することができます。一方、接続の自動管理を目的として設計されたuSCM(Smart Connection Manager)では、接続が失われて再接続が必要になった場合などに、最善のパフォーマンスまたは最小限の消費電力を達成することができます。
また、新しいu-blox R52シリーズには、継続的または周期的な追跡を必要とするアプリケーションに重要な属性であるGNSSとセルラー通信の同時接続を提供するよう設計された新たなコンボ・モジュールが導入されています。u-blox SARA-R520M10コンボ・モジュールはu-blox M10 GNSSレシーバーを内蔵し、低消費電力、優れたTTFF、RF感度の向上により、確実な同時追跡を可能にます。セルラーとGNSSソリューションの事前統合というシンプルさを求めるユーザーに最適です。
多くのLTE-Mモジュールは20〜21dBmのRF出力のみを提供しますが、この新しいR52シリーズは23dBmを提供することで、厳しいカバレッジ条件でも安定した接続を可能にします。LEXI-R52は、SARA-R52と同じ機能を提供しますが、ウェアラブルなどの超小型アプリケーションに最適な小型フォーム・ファクター(16×16×2mm)です。
サンプルは現在ご提供中、量産開始は2024年第3四半期を予定しています。
ユーブロックスについて
ユーブロックス(SIX:UBXN)は、あらゆるものの位置を確実に特定する半導体チップ、モジュール、およびIoTサービスを提供しています。当社の最先端ソリューションは、未来の自動車とモノのインターネットのためのイノベーションを推進しています。スイスのタルウィル(チューリッヒ)に本社を置き、1,400名のエキスパートを擁するグローバル企業として、お客様が正確でスマート、かつ持続可能な未来を実現するためのソリューションの構築に努めています。
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