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Nordic Semiconductor、革新的なnRF54H20 SoCにより世界トップレベルの処理効率を実現

(DreamNews) 2023年09月28日(木)16時30分配信 DreamNews

2023年9月28日 【参考日本語訳】

EEMBC ULPMark-CMによる業界標準のベンチマークにより、nRF54H20アプリケーションプロセッサーの処理効率が競合の汎用MCUおよびワイヤレスSoCよりも格段に優れていることが証明される

ノルウェー、オスロ発(2023年9月20日) - 超低消費電力無線ソリューションのリーディング・プロバイダーであるNordic Semiconductor(OSE:NOD、以下Nordic)は本日、NordicのnRF54Hシリーズ初の製品であるnRF54H20マルチプロトコルSystem-on-Chip(SoC)が、優れた処理性能に加え、処理効率でも世界トップクラスであることが証明されたことを発表しました。これにより、本SoCの革新的なポテンシャルが、以前は不可能であった革命的なIoTの最終製品を実現することが明確に示されたことになります。

EEMBC ULPMark-CoreMark(ULPMark-CM)は、CoreMarkを作業負荷に使用して、最大限の処理効率と性能のいずれかについて、構成されたプロセッサーを測定します。nRF54H20のアプリケーションプロセッサーが達成したスコアが以下のとおりです。

● 最大限の処理効率に対する構成:515 CoreMarkでULPMark-CMスコア170。詳しくはULPMark-CMスコアテーブルの「Energy, Best Voltage」列を参照のこと。
https://www.eembc.org/ulpmark/ulp-cm/scores.php

● 最大限の処理性能に対する構成:1292 CoreMarkでULPMark-CMスコア132。詳しくはULPMark-CMスコアテーブルの「Performance」列を参照のこと。
https://www.eembc.org/ulpmark/ulp-cm/scores.php

このスコアは、nRF54H20に入っているアプリケーションプロセッサーが、他にはない組み合わせの処理効率と処理性能を実現していることを示しています。ほとんどのプロセッサーは処理効率と処理性能のどちらか一方にのみに最適化されていますが、nRF54H20を使用すれば、構成を動的に変えることで、その両方を最適化することが可能です。

Nordicの研究開発担当CTO/EVPであるSvein-Egil Nielsenは次のように述べています。
「今回の結果は、実に素晴らしいものです。Nordicは常に、超低電力の基準を作り続けてきました。当社は世界トップレベルの処理効率と無敵の処理能力をお届けすることで、業界の新たな基準を確立していきます」

「nRF54H20はNordicの第4世代の製品シリーズです。当社はこの製品で、処理能力とエネルギー効率の再定義を目指します。当社のお客様が、当社のワイヤレスソリューションで、どのような製品を開発されるのか楽しみにしています」

ワイヤレスIoT設計において汎用MCUを置き換えるための扉を開く

nRF54H20 SoCには、Arm Cortex-M33プロセッサーとRISC-VTMコプロセッサーがそれぞれ複数搭載されており、各プロセッサーが特定のタイプの作業負荷に対して最適化されています。nRF54H20は、最小限の電力消費で負荷の高い処理を行うことを目的に設計された定評のあるアプリケーションプロセッサーの能力により、市場に革命を起こそうとする製品です。さらに、本SoCに搭載されている他のプロセッサーでアプリケーション処理を支援するため、SoCの全体的な処理性能はさらに高まります。

1個の低電力ワイヤレスSoCに組み込まれた高性能なIoTアプリケーションを動かせるだけの十分な処理能力があれば、新たなアプローチで最終製品を設計することが可能になります。別個の汎用MCUと追加のワイヤレスSoCを、1個のコンパクトなSoCで置き換えることができます。この高レベルな統合を活用した新しいIoT最終製品は、より省エネルギー且つ小型で、開発は以前より容易になります。

IoTアプリケーションにおける処理効率と処理性能のメリット

プロセッサーへの負荷が大きい、高い効率が要求されるワイヤレス設計を構築する開発者にとって、EEMBCベンチマークに対するnRF54H20の測定結果は吉報といえます。データを迅速に処理して対応できるワイヤレスSoCは、産業オートメーションや医療モニタリングといった、即時の対応が求められるバッテリー駆動型のIoTデバイスに不可欠なものです。優れた処理効率と処理性能の恩恵を受けるアプリケーションとしてはその他に、先進的なウェアラブルデバイスやスマートホームデバイス、その他機械学習(ML)、エッジ処理、センサーフュージョンを使用するデバイスなどがあげられます。

一部のお客様にnRF54H20 SoCの試供品をご提供中です。ご興味のある方は、お近くのNordic販売担当者までお問い合わせください。

nRF54H20 SoCについて(英語)
https://www.nordicsemi.com/Products/nRF54H20

EEMBC ULPMark-CMについて(英語)
https://www.eembc.org/ulpmark/

EEMBC ULPMark-CMスコアについて(英語)
https://www.eembc.org/ulpmark/

EEMBC CoreMarkについて(英語)
https://www.eembc.org/coremark/

Nordic Semiconductor ASAについて
Nordic Semiconductor(以下、Nordic)は、モノのインターネット(IoT)のためのワイヤレス通信技術に特化したノルウェーのファブレス半導体企業です。1983年に設立し、世界中に1,000人を越える社員がいます。Nordicはアワード受賞歴のあるBluetooth Low Energyソリューションを提供する、超低消費電力無線テクノロジーのリーディング・プロバイダーです。Nordicのテクノロジーは、ANT+、Thread、Zigbee対応のみならず、2018年には、IoT分野のさらなる市場拡大に向け、LTE-M/NB-IoT向けの低電力でコンパクトなセルラーIoTソリューションも発表しました。 Nordicの製品ポートフォリオは、2021年にWi-Fi技術によりさらに拡充しています。

開発者をRFの複雑さから解き放つ画期的な開発ツールにより、最先端のワイヤレス技術を提供することで市場での地位を築き、優れたアイデアがあれば誰でもIoTプラットフォームに基づいてイノベーションを構築できるようにしました。 今日、Nordicのアワード受賞歴のある高性能且つ設計が容易なBluetooth Low Energyソリューションは、ワイヤレスPC周辺機器や、ゲーム、スポーツとフィットネス、携帯電話アクセサリ、コンシューマ向け家電製品、おもちゃ、ヘルスケア、オートメーションなどさまざまな用途で世界をリードする企業に採用されています。 Nordicは、ANT+ Alliance、Bluetooth SIG、Thread Group、Zigbee Alliance、Wi-Fi Alliance、およびGSMAのメンバーです。
https://www.nordicsemi.com/About-us(英語)

本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは下記にお願いいたします
Nordic Semiconductor PRエージェンシー(日本国内)
株式会社バッキャス
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6435-2271
E-mail: hayata@backcas.com



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