プレスリリース
SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:バスケス カオ フェルナンド ルイス、以下「SBISecSol」)とJIG-SAW株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:山川 真考、以下「JIG-SAW」)は、2023年9月、金融業界におけるデータコントロール(監視・運用・制御)サービス、並びに、中長期的には金融業界を中心として多種他業種向けに展開するAI、IoTサービスを、グローバルに展開する合弁会社の設立について基本合意に至りましたので、お知らせいたします。
日本では、新型コロナによる就業環境の変化とその間の技術革新に伴い、サイバー空間における安定的な運用の実現と、その運用を支えるためのセキュアな開発が、より高度に求められています。特に、その傾向は、金融に関する領域ではより顕著に表れています。2022年2月に金融庁が示した「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針(Ver3.0)」でも、「新たなリスクへの備え」として“セキュリティバイデザインの実践”や、安全な利用に向けた“クラウドサービス事業者との対話”を進める方針を示しています。また、国際標準であるISO27001/27002の改定や、FISC*の金融システム安全対策基準の見直し、海外を含む関連機関との連携強化など、内外の環境も大きく変化してきています。キャッシュレスが日常生活により深く浸透しつつある今日、組織・人材の育成を含むサイバーセキュリティ環境の強化・整備は、国際的に求められる潮流といっても過言ではない状況にあります。
* FISC: 公益財団法人金融情報システムセンター
SBISecSolとJIG-SAWはこれまでにも、SBISecSolが開発したシステムの監視・運用・制御をJIG-SAWと連携しながら、多くのプロジェクトを共同で展開してまいりました。そしてこの度、SBISecSolの伝統的金融から先端的金融までの広範な知見とグローバルネットワーク、JIG-SAWの卓越した監視・運用・制御技術及びIoT技術を生かして合弁会社を設立し、グローバル市場を見据えた共同事業を行っていくことで基本合意に至りました。また、生成AI、自動運転や映像処理等といったAI、IoT技術への注目が高まる中、両社グループのネットワークも駆使して、合弁会社は金融業界と中心としたIoT技術の応用領域へも段階的に事業展開させていく予定です。
SBISecSolとJIG-SAWはそれぞれの強みを融合し、金融業界を中心としてサービスの高度化・高質化をグローバルに推進してまいります。
【合弁会社の概要】
商 号:未定
事業内容:データコントロール(監視・運用・制御)サービス、IoT向け各種サービス
本 社:日本(詳細未定)
代 表 者:未定(SBISecSolからの派遣を予定)
設 立:2023年中を予定
資 本 金:1億円(資本準備金を含む)(予定)
出資比率:SBISecSol 51%、JIG-SAW49%(予定)
JIG-SAWについて
JIG-SAWは、IoTデータ制御サービスを専門とするソフトウェアテクノロジー企業であり、IoTアプリケーションの市場投入までの時間を大幅に短縮し、運用技術 (OT) とITのギャップを埋めるIoTサービスの世界展開を目指しています。
クラウド−エッジ(エンドトゥーエンド:E2E)IoTデータコントロールサービス
独自アルゴリズムによる全自動IoT・クラウドデータ制御・エッジコネクトサービス
最先端チップ、モジュール開発及び各種通信制御、自動運転技術などの研究開発
※最適自動制御・運用技術「オペレーションテクノロジー(OT)」をベースにした全産業の自動化、分散化、シェアリング化のためのA&Aサービスを展開
※OS技術を軸としたソフトウェア技術と組込み、超高速通信、信号制御を軸にしたハードウェア技術を保有並びに基盤技術の再生医療及び画像制御分野等への応用
会社概要
社名 : JIG-SAW株式会社
https://www.jig-saw.com/
拠点 : 東京本社/東京都千代田区大手町1丁目9番2号
コントロールセンター/ 札幌2拠点(N83 & N44)、北米1拠点(TCC)
米国法人/サンフランシスコ、サンノゼ、ロサンゼルス
カナダ法人/トロント