プレスリリース

2023年7月6日に、Apidogはバージョン2.3.2のリリースに伴い、自動テストのテストケース機能を「テストシナリオ」にアップグレードしました。これにより、業務の需要に従ってテストシナリオを作成し、テストの目的別で複数のテストインスタンスを保持して、APIテスト自動化をより効率的に行えるようになりました。

ホームページ：https://apidog.com/jp/

【APIのシナリオテストについて】

APIシナリオテストとは、APIを利用する上で想定される典型的な利用シナリオに基づいてテストを設計し、APIの機能と品質を確認するテスト手法です。

APIシナリオテストの主な役割は以下のような点があげられます。

- APIの仕様通りの動作を確認する
- 異常系のケースも含めて網羅的にテストする
- 負荷試験など非機能要件も検証する
- リグレッションテストとしてAPIの変更に対応できる
- 実際の利用を想定したテストができる
- APIの品質と信頼性を向上させる

具体的なテストシナリオの例としては、正常系の取得/登録/更新/削除、異常入力値でのバリデーションチェック、存在しないリソースへのアクセス、認証なしでのアクセス禁止、同時アクセス時の競合状態などが考えられます。このように、利用シナリオに基づいて網羅的なテストケースを準備することで、APIの品質と安定稼働を担保できます。シナリオテストはAPIテストにおいて重要な位置付けにあると言えます。

【Apidogにおけるテストシナリオ機能】

Apidogでのテストシナリオ機能は、ビジネスにおける全てのプロセスをテストするために、複数のAPIを組み合わせて自動的に実行できます。

テストシナリオにテストのステップ追加する（手動追加、API/リクエストからインポートをサポート）と、テストプロセスを制御するために、これらのテストステップをグループ化にしたり、繰り返し回数・条件分岐・待機期間などの条件を設定することができます。また、テストシナリオ全体の往復回数やスレッド数を指定することで、負荷テストを行うことも可能です。

生まれ変わったApidogのテストシナリオにより、APIのテスト自動化がより効率的に行われるようになりました。