プレスリリース
ロンドン (英国), 2023年7月18日 /PRNewswire/ -- オムディア(Omdia)は2023年7月19日、「Media rights values of 10 largest women's leagues and equivalent men's competition 2023」を刊行しました。この最新の分析によれば、FIFA女子ワールドカップは2023年に7,000万〜1億ドルの収益が見込まれており、女子競技会として世界最高額の放映権であることが明らかになりました。
Media rights values of 10 largest women's leagues and equivalent men's competition 2023
今週開幕を迎える女子ワールドカップに先駆けて発表された新たな調査によれば、最も高額な放映権の女子競技会上位11位のうち7つがサッカーのリーグ戦であり、これは女子サッカーの魅力の世界な広まりと成功の現れでもあります。
しかしながら、男子ワールドカップとの差は歴然としています。オムディアの上席データアナリスト、Ed Ludlow氏は、「FIFAは、女子ワールドカップの放映権料が男子の1〜2%に過ぎないことを発表して物議を醸しましたが、他の主要な大会を見ても、これはサッカーに限ったことではないことが見て取れます。2023年の時点で、女子テニス連盟の放映権は男子プロテニス協会の3分の1の金額に過ぎず、ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL、イングランド女子サッカーの最上位リーグ)に至っては、プレミアリーグの僅か0.2%となっています。
近年、女子競技のテレビ放映が増加しており、順調なライブイベントの観客動員もあって、スポンサー収入が伸びています。女子の競技会にとっての次なるハードルは、男子スポーツに匹敵する額で放映権を獲得することでしょう」と述べています。
米国の女子プロバスケットボールリーグWNBAの場合は、年間31億ドルにも上る放映権を持つ男子のリーグNBAの58分の1の額です。
女子のスポーツは、男子の競技会とは異なる層の観客を惹きつけることが可能です。オムディアの消費者調査によれば、米国内においてWNBAの視聴者の22%はNBAを見ておらず、WSLの視聴者の12%は英国のプレミアリーグを見ていません。
スポーツ配信サービスを手掛けるDAZNは、有料コンテンツに加えて広告入り無料配信TV(FAST)チャンネルでも女子スポーツの配信を開始しました。他の規模の小さなリーグも、試験的にこの流れに加わっています。
Ed Ludlow氏は「配信サービスのDAZNは女子競技を重視しており、他のどの放送局やプラットフォームよりも多くの放映権料を世界各国で支払っています」とまとめました。
▽OMDIAについて
Informa Tech傘下のOmdiaは、テクノロジー調査・アドバイザリーグループである。同社はテクノロジー市場に関する深い知識と実用的な洞察を組み合わせ、企業がスマートな成長の意思決定を下すことを支援する。より詳しい情報はwww.omdia.com を参照のこと。
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写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2155279/Media_rights_sports_leagues_Infographic.jpg?p=medium600