プレスリリース

アイシン、幼稚園バスでの熱中症対策に向けVayyar社と提携

(DreamNews) 2023年07月18日(火)17時30分配信 DreamNews

車内の熱中症対策として、4Dイメージングレーダー・センサリング技術が、政府施策の一環として導入される。

刈谷、日本 およびテルアビブ、イスラエル, 2023年7月17日 /PRNewswire/ -- 世界有数の自動車部品サプライヤであるアイシンと、4Dイメージングレーダーのイスラエル発大手Tier2企業であるVayyar社は、車内に取り残された園児が熱中症で死亡する事態を防ぐため、日本の幼稚園バスに先進的なセンサーを搭載することで提携することを発表しました。






Image of the project demonstration: photograph differs from the buses fitted with Aisin-Vayyar sensors

最も記憶に新しいのは、昨年9月に静岡県で発生した痛ましい事件です。その日は猛暑日であり、3歳の園児がバスの中で5時間も一人きりで過ごした後、亡くなってしまいました。この一件を受けて、日本政府は緊急法案を早急に作成する動きを見せました。

子どもの車内放置検知システム(CPD)技術は、幼稚園、保育園、教育・保育を一体的に行う施設「認定こども園」、特別支援学校、障害児通園施設などで使用される数万台のバスに搭載される予定です。

全国のバス全車両に警報システムを導入する政府プログラムの一環として、アイシンは、幼稚園バスにVayyar社のレーダー・オン・チップをベースとしたセンサーを搭載する取り組みを進めています。

「車内での熱中症は、世界中で何千人もの子どもたちの命を奪っており、グローバルに協調して行動すべき時期に来ています。信頼できる我々のパートナーとともに、その取り組みの一翼を担えることを光栄に思います」 と、Vayyar Imagingの日本法人、Vayyar Imaging Japan代表の田口倫彰氏が語りました。

このレーダーセンサーは、どんな明るさの条件でも高い感度を発揮し、プライバシーの問題を回避すると同時に、たとえ床に寝そべっていても、すべての子供を検知することができます。

また、アイシンの開発プロジェクト部長の早川俊介氏は次のように語りました。「アイシンとVayyar社との強力なパートナーシップは、道路を行き交うすべての人々の命を守るとする私たちの自動車分野における車内放置検知システム戦略の中核をなすものです。 幼稚園バスにおける子供の存在検知は不可欠かつ緊急の課題であり、自動車業界をリードする技術が必要です。」

アイシン-Vayyar車載プラットフォームは現在、シートベルトリマインダーからエアバッグ抑制に至るまで、今後数年にわたって追加安全機能について複数の自動車OEMによって評価されています。

アイシングループ(AISIN Group)について

アイシンは、トランスミッション、ブレーキ、ナビゲーションシステム、シャシー、ボディ、エンジン関連部品、エレクトロニクス、インテリジェントパーキングシステムなどの自動車部品・システムの世界第5位のTier1サプライヤーです。 320億ドル規模の企業であるアイシンは、世界最大のオートマチック・トランスミッションメーカーであり、200以上の連結会社で12万人以上の従業員を擁しています。

メディア問い合わせ:

https://www.aisin.com/en/contact/

Vayyar Imaging社について

Vayyar社の車載グレードのイメージングレーダー・プラットフォームは、車内、ADAS、オートバイの安全性に向けた包括的な安全ソリューションを実現します。 単一のレーダー・オン・チップを搭載し、超広視野にわたって優れた解像度を実現するため、既存の複数の単機能センサーを置き換えることができます。 このプラットフォームは、車両内とその周辺を包括的に検知し、複数の静的・動的ターゲットを同時に追跡します。

車内では、60GHz帯を使用するレーダーが乗員の存在、位置、サイズを検出し、子どもと大人を区別した上で、それぞれの乗員を確認します。この技術により、子どもの存在を検知し、シートベルトの着用を促すリマインダー機能の強化、エアバッグ展開を最適化、位置ずれ警告、侵入者検知などの機能が実現します。 車外(またはオートバイ)では、79GHz帯のシステムが、駐車支援、自律緊急ブレーキ、車線変更アシスト、死角検知、クロストラフィックアラート、アダプティブクルーズコントロールなど、ほとんどのSRR、MRR、LRRアプリケーションをサポートします。有効範囲は20cmから300mです。 Vayyar社のテクノロジーのメリットは、多機能かつ低価格で、大量生産が可能であるという点です。 このプラットフォームは、プライバシーを常に確保しながら、あらゆる道路状況において高い性能を発揮します。

メディア問い合わせ:

Ian Podkamien

副社長兼自動車部門責任者

bd_automotive@vayyar.com

写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2153661/Aisin_Bus.jpg?p=medium600







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