プレスリリース
2023年7月4日
スマート天体望遠鏡のパイオニアかつマーケット・リーダーであるユニステラ(Unistellar SAS、CEO:Laurent Marfisi、本社:仏マルセイユ)社は、本日、日本の皆様に独自技術Deep Dark Technologyを発表いたします。都市の光害を除去することを可能にしたこの新技術により、見えづらかった天体さえも驚くべきコントラストで観察することができ、都市部からでも天体観望の喜びを再発見することができるようになりました。
年々、世界中の大都市に住む人々は星や深宇宙に接する機会を失いつつあります。最近の国際研究(https://www.eurekalert.org/news-releases/976947)によると都市の空の明るさは毎年約10%増加しており、同じ割合で目に見える天体の数も減少しています。
ユニステラ社が設計したDeep Dark Technologyは街の明かりによって引き起こされる干渉を自動的に排除するもので、同社のスマート天体望遠鏡で利用することができます。非常に明るい都市部でも、本技術により画像を瞬時に変換することで、宇宙の深さに匹敵する深い黒色の背景を生み出し、天体を驚くべき鮮明度で観察できます。環状星雲の鮮やかな青、緑、赤の色彩、1140万光年離れた葉巻銀河、その名前の由来となった美しい形状とディテールが眼の前に現れます。
同社のスマート天体望遠鏡のユーザーコミュニティが撮影した多数の空の画像を分析することにより、ユニステラ社は天体からの光信号をノイズや光害から自動的に区別できる独自のアルゴリズムを開発、これにより各観察画像の光害をマッピングできるようになりました。こうした干渉を自動的にフィルタリング・除去することで、観測対象の天体をより美しい状態で見ることができます。Deep Dark Technologyの比類のないイノベーションにより、ユニステラ望遠鏡ユーザーの誰もが最先端技術で天体観測をすることが可能となりました。(詳細は https://www.unistellar.com/ja/deep-dark-technology/ からご覧ください。)
「都市部の人口は増え続けており、そんな都市生活者に宇宙の探索や学習を楽しむ機会を提供することはユニステラにとってこれまで以上に重要な課題となっています。当社のDeep Dark Technologyの革新的な技術進歩により、ユニステラ天体望遠鏡は市街地からの天体観望を阻んでいた光害による霞を取り除くことを可能にしました。」(Laurent Marfisiユニステラ共同創設者兼CEO)
Deep Dark Technologyはすでに最新のアプリ(v.2.4)を介して、eQuinox 2とeVscope 2をはじめユニステラのすべてのスマート天体望遠鏡で利用可能です。宇宙の神秘を体験するための理想的な機器としてあらゆる場面でご活用ください。
製品の詳細は同社サイトからご覧いただけます。https://www.unistellar.com/ja/
ユニステラ社について
ユニステラは、世界で最もパワフルで操作が簡単なスマート天体望遠鏡の開発企業です。光学とイメージングにおける独自開発技術と特許を取得した先進的技術に加え、それらの関連製品ラインアップも手掛けており、光害が顕著な都市部でも、誰もが奥深い宇宙の神秘を体験できるようにしています。
スマート天体望遠鏡の市場をリードするユニステラは、米国、ヨーロッパ、日本、およびその他の多くの国で独自の宇宙観察と発見の体験を提供しています。2018年と2022年の二度にわたりCESアワードを受賞しています。
NASAやSETI協会など主要な科学機関とのパートナーシップを通じて、ユニステラは世界初の市民天文学コミュニティを構築しています。ユニステラ望遠鏡ユーザーネットワークによる惑星防衛研究への確固たる貢献は、有力誌ネイチャーによってすでに認められています。
ユニステラについての詳細はhttps://www.unistellar.com/ja/をご覧ください。また、Facebook(https://www.facebook.com/unistellaroptics/)と Twitter(https://twitter.com/Unistellar)のフォローもお願いします。