プレスリリース
ワシントン 2023年6月29日 /PRNewswire/-- 6月29日、国際飲料協会協議会(ICBA)は、世界保健機関(WHO)のがん研究小委員会(IARC)がリークした一般的な低カロリー甘味料アスパルテームを「発がん性がある可能性がある」と分類する意向であるとの情報に対し、深く懸念すべきであると発表しました。
この漏れ伝えられた報告に対し、国際清涼飲料協議会(ICBA)のエグゼクティブディレクターであるケイト・ロートマン氏は次のように述べている。
「IARCは現在、アスパルテームがアロエベラの使用と同様に消費者に危険をもたらさないことを認める覚悟ができているようであるが、公衆衛生当局は、この漏れ伝えられた見解が数十年間にわたって蓄積された質の高い科学的証拠と矛盾し、不必要に消費者を誤解させ、安全な無糖または低糖の選択肢を選ばずに、より多量の砂糖を消費するようになるおそれがあることを当然深く懸念しているであろう。このような誤解はすべて質の低い研究に基づくものである。
IARCも、同機関が実際の消費に基づくリスクアセスメントを実施する適切な当局ではなく、「健康に関する勧告を行う機関ではない」ことを認めている。我々は、科学的証拠の絶大な重要性と、世界90ヶ国以上の食品安全当局による肯定的な安全性判断を踏まえ、これまでと変わらずアスパルテームの安全性を確信している。
したがって、我々は、WHO/国際連合(UN)食糧農業機関(FAO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)による、より広範かつより包括的な食品安全レビューを前向きに受け入れる。」
この漏れ伝えられたIARCの見解とは反対に、IARCを監督する世界保健機関(WHO)は2022年4月にシステマティック・レビューを公表し、低カロリーまたはゼロカロリーの甘味料(飲み物で測定)を大量に摂取することと、あらゆるタイプのがん発症および死亡率との間に「有意の関連性は一切ない」とhttps://www.who.int/publications/i/item/9789240046429結論づけた。
IARCは、同機関によるレビューをWHOおよびFAOのより包括的な合同レビューと「緊密に連携して」実施し、両方のレビューの結果を7月14日に同時公表することを確約していた。
国際清涼飲料協議会(ICBA)について: ICBAは、世界的な清涼飲料水業界の利権を代表する組織として1995年に設立された国際的な非政府組織です。ICBAには、各国および各地域における飲料業界団体に加えて、200以上の国・地域で業務を展開する国際的な飲料メーカーが参加しており、これらの飲料メーカーは、ソフトドリンク、スポーツドリンク、エナジードリンク、ミネラルウォーター、フレーバー付きおよび/または機能強化されたミネラルウォーター、紅茶およびコーヒー飲料、100%果実/野菜ジュース、ネクタードリンク、ジュースドリンク、および乳製品ベースのドリンク飲料を含む様々なアルコール以外の飲料(炭酸および非炭酸)を製造、流通、販売しています。ICBAの詳細については、https://www.icba-net.org/をご覧ください。