プレスリリース
第11回アジア太平洋高齢者ケア革新アワード SOMPOケアがデータで描く介護の未来 リアルデータプラットフォーム「egaku」を活用した取組みが最優秀賞を受賞
SOMPOケア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:鷲見 隆充、以下、当社)は、第 11 回アジア太平洋高齢者ケア革新アワード(The 11th Asia Pacific Eldercare Innovation Awards 、以下、「本アワード」)において、『BEST SMART CARE TECHNOLOGY-OPERATIONAL MANAGEMENT SOLUTION (STAFF)』部門で最優秀賞を受賞、また『INNOVATION OF THE YEAR -RESPONSE TO COVID-19 (INFECTION CONTROL)』部門で優秀賞を受賞しましたのでお知らせします。今回で3年連続の最優秀賞受賞となります。
1. アジア太平洋高齢者ケア革新アワード(Asia Pacific Eldercare Innovation Awards)の概要
本アワードは、2023年5月21日から26日にかけてシンガポールにおいて開催された『Ageing Asia 2023 World Ageing Festival』※内で実施されました。本アワードは『高齢者介護のオスカー(The Oscars of Eldercare)』とも呼ばれ、世界中からエントリーされた200を超える高齢者ケアに関する優れたイノベーションを、各国の有識者で構成される審査員が評価し、部門ごとに表彰が行われます。
※『Ageing Asia 2023 World Ageing Festival』
介護領域における様々なテーマでのカンファレンスや介護・介護周辺プロダクトの展示会などを行う国際イベント。アジア太平洋地域を中心とする世界50カ国から5,000人超の介護・シニア事業者、行政関係者、大学・研究機関関係者等が参加。
2.SOMPOケアの取組みと受賞理由
(1)『BEST SMART CARE TECHNOLOGY -OPERATIONAL MANAGEMENT SOLUTION (STAFF)』部門
当社は、『Enhance the Future of Senior Care with“egaku”(egakuで介護の未来を変えていく)』と題して、当部門にエントリーしました。
超高齢社会の日本では、介護サービスに対するニーズが高まる一方で、労働人口の減少による介護人材の不足が深刻化しており、需給ギャップが大きな社会課題となっています。こうした環境のなか、当社はデジタル・テクノロジーを積極的に活用することで介護サービス品質と生産性の向上を実現し、介護産業の持続可能性の確保に貢献する取組みを進めています。
その取組みの一つとして、今回の発表では当社のデータ活用ソリューション『egaku』※を紹介しました。介護現場で生み出される豊富なリアルデータを『egaku』に収集・分析することで「見える介護」と「予測する介護」を実現していきます。それによって最適なサービス提供、介護品質の維持・向上につなげるとともに、ご利用者のQOL(Quality of Life:生活の質)向上に寄与することを目指します。また、『egaku』によって業務における「無理」「無駄」「ムラ」が明らかとなることから、改善点を見出し、職員の業務負担軽減と生産性向上を図ります。
高齢化が進む世界に向けて、明るい介護の未来を描く当取組みは高く評価され、当部門において最優秀賞を受賞しました。
※『egaku』の公式サイト(https://corporate.sompocare.com/egaku/)
※画像は表彰式に出席した久米康樹(取締役)/左、田村まゆり(事業開発部)/右
(2)『INNOVATION OF THE YEAR -RESPONSE TO COVID-19 (INFECTION CONTROL)』部門
『Getting Through the Covid-19 Crisis and Changing for the Better with Sompo Care Covid-19 Policy(危機を乗り越え、より良い方向への変革〜SOMPOケアにおける新型コロナウイルス感染拡大への対応と方針)』と題して当部門にエントリーし、優秀賞を受賞しました。
2020年頃から全世界で感染拡大した新型コロナウイルスは、日本にも多大な影響をもたらしました。当社では、マスク着用やこまめな手洗い・うがい・手指消毒などの基本的な感染予防対策はもちろん、高齢者のQOLおよびADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)の維持・向上ならびに介護職員の心身の負担軽減を目的とした各種対策を講じました。業務オペレーションの見直し、介護施設における食事の二部制の実施や、オンライン面会、オンラインレクリエーションの拡充など、状況に合わせて工夫を重ねてきました。また、感染拡大により職員数が不足した施設・事業所に対しては、現場経験のある本社職員をサポ―トチームとして組成・派遣し、支援を行いました。これらの取組みにより、当社が運営する1,000以上の拠点において感染状況をコントロールし、また、ご利用者の生活への影響を最小限にするとともに、介護職員の心身の負担を軽減することができました。
3.今後について
当社は今後も、高齢者が健康で笑顔あふれる未来社会の創造に向けて、「人間尊重」の理念の下、その人らしさを尊重しながら、高齢者お一人おひとりに寄り添い、個別性のある品質の高い最適な介護サービスを提供していくことで、社会全体の明るい未来を目指します。
【ご参考】
本アワードにおける過去の受賞実績
■ 第10回アジア太平洋高齢者ケア革新アワード(The 10th Asia Pacific Eldercare Innovation Awards)SOMPOケアの自立支援に向けた取組みが最優秀賞を受賞(2022年6月1日付ニュースリリース)
https://www.sompocare.com/uploads/2022/06/news_0601.pdf
■ 第9回アジア太平洋高齢者ケア革新アワード(The 9th Asia Pacific Eldercare Innovation Awards)リアルデータ経営による科学的介護の取組みが最優秀賞を受賞(2021年12月10日付ニュースリリース)
https://www.sompocare.com/uploads/2021/12/news_1210_f.pdf
■ 第7回アジア太平洋高齢者ケア革新アワード(7th Asia Pacific Eldercare Innovation Awards)「Global Ageing Influencer賞」を受賞(2019年5月16日付ニュースリリース)
https://www.sompo-hd.com/-/media/hd/files/news/2019/20190516_1.pdf?la=ja-JP
■ 第6回アジア太平洋高齢者ケア革新アワード(6th Asia Pacific Eldercare Innovation Awards)高齢者住宅向けの食事「デリパック」と在宅介護向けの食事「食楽膳」が最優秀賞を受賞(2018年5月31日付ニュースリリース)
https://www.sompocare.com/attachment/topic/471/AAIF_awards_20180531.pdf