プレスリリース
株式会社幻冬舎のグループ会社、株式会社幻冬舎メディアコンサルティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:久保田貴幸)は、『ここが変だよ、保育園』(近藤 敏矢著)を2023年6月2日に発売いたしました。
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文鎮型から階層型への組織変革
アウトソーシングを積極活用
DXで書類業務を効率化
元NTT研究職員が最先端情報通信の世界から
保育園理事長に転身!
安心、安全、働きやすい保育園を目指した保育園改革!
保育業界では、待機児童問題解消のために全国に施設が増えたことで、近年は定員割れを起こす園が出始めています。また、行政からは既存事業だけでなく、例えば安価で食事を提供する子ども食堂の併設・運営や、園に通っていない子どもの一時預かりといった多機能化によって更なる地域貢献を求められており、保育業界は変革のタイミングを迎えようとしています。
一方で、異業種からの参入などが乏しく「今までどおり」をよしとする保守的な運営になりがちな園も少なくありません。しかし旧態依然とした運営から抜け出せずにいると、いずれ園の存続を危うくしかねません。
著者は通信業界大手に研究者として勤めたのち、実家の保育園を継いだ異色の保育園経営者です。
異業種から保育業界への転職だったため、業界内では当然とされてきたさまざまな常識や保育の現状に疑問を抱き、一般企業時代に培ったスキルと知見を活かしてITによる業務の効率化など積極的に改革を推進してきました。
本書ではそんな著者だからこそ感じた保育業界の常識と世間の常識とのギャップを挙げながら、それらが保育にもたらす問題と改善の必要性、実際に著者が行った改革について詳細に解説します。また園だけではなく預ける側の保護者の姿勢についても触れており、「良い保育園とは何か」を考えるきっかけとなる一冊です。
【書籍情報】
書 名:『ここが変だよ、保育園』
著 者:近藤敏矢(コンドウトシヤ)
発売日:2023年6月2日
定 価:1600円(税込価格 1760円)
体 裁:四六判・並製/216ページ
ISBN :978-4-344-94493-0
【目次】
序 章 NTT研究職員から保育業界へ
第1章 ビジネスの常識は一切通用しない 論理よりも、共感が大切な世界
第2章 保育園は親のためにある? 矛盾の多い保育園制度が園の主体性を奪う
第3章 害虫駆除から園の備品補充まで園長の仕事!? 外部コンサルタントと一緒に業務改革に着手
第4章 圧倒的に不足する保育士さんたち 元NTT職員のITを駆使した働き方改革
第5章 制度に翻弄されずに、現場から積極改善 業務効率化と保育の質の向上のための6つの提言
【著者プロフィール】
近藤敏矢(コンドウ トシヤ)
社会福祉法人みなみ福祉会 理事長
1969年生まれ。1994年、名古屋大学大学院情報工学専攻修士課程修了ののちNTTに入社し、研究者として従事。その後、実家である保育園の経営について閉園または他者に移譲といった将来想定の話を父から聞き、保育園を継ぐことを決意。1999年に社会福祉法人みなみ福祉会に入職し、2004年に笠寺幼児園園長に就任。2019年、同法人理事長就任。保育園から認定こども園へ移行して複数の施設を運営する方針に舵を切り、4年間で新たに5施設を展開。ペーパーレス化、経理システムの独自開発など業務のデジタル化に取り組む一方、経営コンサルタントを活用して法人の経営拡大に注力するなど積極的な改革を推し進めてきた。現在は、保育等の福祉がなくても誰も困らない地域づくりを目指して尽力している。2児の父。