プレスリリース
Swissbit Device Managerは製品コンディションのモニタリングおよびファームウェアアップデートに対応した管理ツール
日本・東京、2023年5月31日 - 産業向けフラッシュストレージ製品の独立系メーカー・Swissbit(日本法人:スイスビットジャパン株式会社、東京都新宿区、代表取締役 友森 健一郎)は本日、ストレージデバイス管理ソフトウェアツールの最新版Swissbit Device Manager(スイスビット・デバイス・マネージャー、以下「SBDM」)を発表しました。
SBDMは、スイスビット製ストレージ製品の寿命消費や詳細なコンディションを確認できるほか、ファームウェアのアップデートにも対応します。これら幅広い機能を備えたSBDMは、製品開発段階にあるお客様の長期的な試験やカスタマイズといった要求に対して柔軟に対応することができます。また、この最新版SBDMは、多岐にわたるモニタリングデータを容易に確認できるよう新しいデザインが採用されたユーザーフレンドリーなツールであり、製品評価や稼働中システムの診断ツールとしてご利用いただけます。SBDMはWindowsとLinuxに対応しており、スイスビットのウェブサイトから無料でダウンロードできます。
このたびリリースしたスイスビットのSBDMは、システムの信頼性を高めるとともに、システム障害によるダウンタイムコストを最小限に抑えることができるソフトウェアツールです。このツールを利用することでメンテナンスの必要性を正確に判断することも可能となります。また、新たに追加されたファームウェアアップデート機能は、特にシステムの開発段階において、お客様とスイスビットのFAEチームとの間でより効果的なコミュニケーションを可能とし、さらに、お客様の要求に合わせてカスタマイズされたファームウェアを製品にインストールし効果検証することができます。
SBDMは、従来のスイスビット・ライフタイム・モニタリング・ツールを発展させ、モニタリングとシステムツールの利点を統合したツールで、その機能と使いやすさが更に向上しています。SBDMのモニタリング機能は、ストレージ製品に内蔵される自己診断機能の規格である標準的なS.M.A.R.T.(セルフモニタリング アナリシス アンド レポーティングテクノロジ)項目に加え、個々のフラッシュブロックの摩耗状態を確認できます。さらに、シリアル番号やファームウェアバージョンといった遠隔診断に必要な基本デバイス情報のほか、NANDフラッシュの消去サイクルやECC/CRC検出回数などの全データはSBDMにより可視化されます。これらのモニタリング履歴は、SBDMが組み込まれたメモリデバイスに記録されます。
対応使用環境、互換性、応用性
LinuxとWindows対応のSwissbit Device Managerは、GUIタイプのほかにコマンドラインインターフェイス(CLI)にも対応しています。これによって直接的な実行やプログラムへの組み込みが可能になります。
SBDMは、スイスビットが提供するCompactFlash、SSD SATA、CFast、CFexpress、USB、SD、microSD、e.MMC、NVMeなどのストレージ製品に対応します。
また、スイスビットではSwissbit Device Manager Library/APIの無料ダウンロードも提供を開始しました。これによってお客様は、ご利用になられている機器のツールやソフトウェアプログラムにSBDMの機能を組み込むことができます。
詳しくは https://www.swissbit.com/ja/support/swissbit-device-manager/ をご覧ください。
スイスビットについて
スイスビット(Swissbit AG)は、産業用途向けにストレージおよび組込みIoTソリューションを提供するヨーロッパ唯一の独立系メーカーです。同社は、ストレージと組込みIoTにおける独自の技術と高度なパッケージングノウハウを兼ね備えています。これらを通じて、同社顧客はクリティカルな産業機器、通信、自動車、医療、金融のアプリケーション、ならびにIoT製品向けに、堅牢なデータ保護及びデータ保存を実現しています。
スイスビットは、信頼性に優れ、耐用期間が長く、カスタムによる最適化された「ドイツ製」の産業用ストレージおよびセキュリティ製品を開発および製造しています。
スイスビットのストレージ製品には、mSATA、Slim SATA、CFast(tm)、M.2、2.5インチなどのPCIeおよびSATAインターフェイスを搭載したSSD、コンパクトフラッシュ、USBフラッシュドライブ、SDメモリカード、micro SDメモリカード、およびe.MMCなどのマネージドNAND BGAなどがあります。セキュリティ製品には、USBフラッシュドライブ、SDメモリカード、micro SDメモリカードなど、さまざまなアプリケーション固有のエディションが用意されています。
スイスビットは2001年に創設され、スイス、ドイツ、米国、日本、台湾に事業所を展開しています。同社は、Swissbit(r)およびHyperstone(r)の登録商標を所有しています。2020年以降、独立系投資会社のArdianは同社株式の過半数を保有して、同社の成長を支えています。
詳細については、https://www.swissbit.com/ja をご覧ください。