プレスリリース
2021年の暮れ、東京・歌舞伎町のホテル23階から母親に突き落とされて亡くなった9歳の男の子。 その事件に触発されて制作された社会派Jホラー映画。
「ZONE/存在しなかった命」「みえない汚染」「アジア犬肉紀行」「動物愛護法」など、社会的テーマを題材にした衝撃ドキュメンタリー映画を制作してきた映画製作会社・合同会社adg-ethics。
その最新作となる社会派Jホラー映画『佇むモンスター』(2023/90分)が6/4から横浜シネマノヴェチェンにて公開される。
(上映スケジュール) https://cinema1900.wixsite.com/home/monster
この映画の元となったのは、2021年暮れに東京・歌舞伎町のホテル23階から9歳の我が子を突き落とした母親の児童虐待事件である。
佇むモンスター公式サイト http://www.adg-theater.com/the-monsters/
物語は、たった一人でモンスター映画を制作している男・賢治は、ある日、町を彷徨っていた9歳の少女・樹梨杏と出会う。やがて二人は親しくなるが、どうやら少女は学校にも通っていないらしい事実をつかむ。さらに、極度の精神疾患を患った母親から虐待を受けていることも判明。賢治は、思い悩んだ末に監視用の犬型のおもちゃを少女に手渡し、母親から虐げられたときは録画スイッチ を入れて撮影するように言い聞かせる。後日、樹梨杏から受け取った犬のおもちゃには、目を覆うほどの衝撃的な映像が残されていた。
元々シュールな映画を手掛けていた【合同会社adg-ethics】だが、2011年に起きた福島原発事故における数百万以上の動物置き去り事件を発端に、ドキュメンタリー映画制作に舵を切った。約10年間、使命感だけを頼りに動物福祉問題を取材し続けてきた。その結果、シュールな映画から180度方向転換し、社会派ドキュメンタリー映画を4本残している。
そんな映画製作会社【合同会社adg-ethics】が原点回帰を切望し、満を持して制作した本作は、社会的な問題とホラーテイストという相反するベクトルを合体させ、今までにない全く新しいJホラー映画を誕生させた。
初日6/4は、映画『佇むモンスター』公開を記念して、監督の北田直俊のデビュー作でその過激な描写の数々から、2003年の公開から20年封印されていた幻のカルト傑作『イヌ』を35ミリオリジナルプリントで特別併映。
制作費1800万円は肉体労働で調達し、製作期間10年を費やして監督がたった一人で撮り続けた渾身の長編35ミリ映画『イヌ』(2002/100分)。
上映後には北田直俊監督をゲストにお迎えして、その特異な作品気質などについてタップリお話を伺います。
https://cinema1900.wixsite.com/home/monster