プレスリリース
SAIGO NO BANSAN/東京セラフィム/1461日のクレシドラ/小粒/アイアイタイガーの5組が3月2日(木)に渋谷DESEOを舞台にパフォーマンスしたライブ、「ぱわそ THE POWER SOURCE vol.4」。イベントのライブレポートが2023年3月13日に公開されました。「ぱわそ THE POWER SOURCE vol.4」は合同会社RopEarが行うライブイベントです。
2月2日(月)に渋谷DESEOを舞台に行われたイベント「ぱわそ THE POWER SOURCE vol.4」当日の模様を、ここにお伝えしよう。
ぱわそ(THE POWER SOURCE) vol.4 LIVE REPORT
3月2日(木)に渋谷DESEOを舞台に行われたイベント「ぱわそ(THE POWER SOURCE) vol.4」。出演したのが、SAIGO NO BANSAN/東京セラフィム/1461日のクレシドラ/小粒/アイアイタイガー。当日の模様を、ここにお伝えしよう。
SAIGO NO BANSAN
SAIGO NO BANSANのかけた魔法によって、キラキラとした素敵な笑顔を僕らは手にしていた。
SAIGO NO BANSANのライブは、メンバーたちが凛々しい歌声と可愛らしい表情や仕種を組み合わせ、『ガールズ革命』を歌いながらスタート。クールな面も示しながら。でも、メンバー一人一人の愛らしいパフォーマンスに触れていると、その表情と仕種をずっと追いかけたくなる。途中には、フロアの人たちとクラップを交わす場面も登場。曲が後半へ向かうにつれ、凛々しさと力強さがアップ。胸に掲げた強い意思を示しながら、メンバーたちはこの場で自分たちを輝かせ、革命の声を上げていた。
楽曲は一気に弾けだせば、曲にあわせて7人の気持ちや身体も踊りだす。彼女たちは『AspirationZ』を通し、観客たちをSAIGO NO BANSAN流のダンスパーティーへ誘い込む。サビでは、メンバーと観客たちが同じ動きを描き出す。間奏では、メンバーに向けてフロアから熱い口上が飛びだせば、7人と一緒に拳を高く突き上げ騒ぐ人たちもあちこちに誕生。彼女たちのテンションが上がるのにあわせ、フロアにも熱い空気が満ちてゆく。
ライブは止まることなく『AM7:00の向日葵』へ。朝特有の眩しい太陽の日射しを振り注ぐような、晴れた明るい空気を醸しだすパフォーマンスだ。でも、「生きて生きて生きて生ききれ」と力強く歌うように、この曲を通して彼女たちは、自分たちが終わりを定めた運命を背負いながらも、強い意思を持って生きる様を伝えてきた。生きるための意思や思いを分かちながら、共に生きようと声をかけてきた。
SAIGO NO BANSANらしいノンストップライブは、マイナー調のダンスナンバー『Loser Game』へ。彼女たちは伝えてきた。どんな勝負でもけっして負け犬などになることなく、しっかりと前を向いて勝負し続けると。メンバーみんな、とても凛々しい歌声とパフォーマンスだ。彼女たちは、揺るがぬ強い思いを胸に攻めてきた。7人の熱い煽りを受け、フロア中からも熱い煽り声が響き渡る。後半のラップパートでは、観客たちと掛け合う場面も登場。熱情した思いをぶつけるメンバーたちに向けて、絶妙のタイミングで声をかけてゆく観客たち。この一体感がたまらない。
ノンストップライブの最後を飾ったのが、青春模様を詰め込んだ『青時雨』。メンバーたちは、胸の奥に渦巻くネガティブな感情さえもキラキラ輝く音色を放つポップなダンスチューンに乗せ、晴れた色に変えて吹き飛ばそうとしていた。彼女たちは、いろんな心の葛藤を歌にしてゆく。それを、輝きに変える術も7人は知っている。だからSAIGO NO BANSANの歌に勇気をもらえれば、一緒に輝きを見たくなる。そして僕らは、SAIGO NO BANSANのかけた魔法によって、キラキラとした素敵な笑顔を、この中で手にしていた。
https://saigono-bansan.com/
https://twitter.com/s1000idol
東京セラフィム
彼女たちは、一緒にドキドキしようと甘い誘いをかけてきた。胸のドキドキが鳴り止まないという言葉は、今、この瞬間のことを指しているのだろう。
「世界を救うため東京に降臨した救済系熾天使アイドル」」グループとして活動中の東京セラフィム。教会の鐘の音に続いて、心ときめくキラキラとしたSEが流れだした。その音へ導かれ、天から降臨した(姿を現した)メンバーたちが、舞台の上で踊りです。
ライブは、ドキドキやワクワクした気持ちを大きく膨らませるように、キラキラとした華やかなダンスポップチューンの『トキメキ創世記』からスタート。禁断の果実を齧った3人は、ここから、いけない熱狂の物語を一緒に作りだそうと、甘い誘いをかけてきた。めちゃめちゃ愛らしい歌声やパフォーマンスじゃないか。清楚な天使の姿を見せながら、その中から見え隠れする刺激に触れるたび、その姿を凝視したくなる。 「トキメキは君も一緒」で彼女たちは、一緒にドキドキしようと甘い誘いをかけてきた。胸のドキドキが鳴り止まないという言葉は、今、この瞬間のことを指しているのだろう。
激しいダンスビートが炸裂。3人は荒々しい楽曲に似合う色に染めあげ、凛々しい歌声で攻めてきた。『キミトボクノ…』、チクッとした痛い刺激も覚えながら、3人と一緒に身体を揺らして騒げる楽曲だ。3人とも甘い笑顔なのに、歌声では大胆に攻めてくる。「キミとなら超えていける限界」では歌詞の中にある言葉に耳を傾け、その気持ちを信じてみたくなった。彼女たちと一緒に作りあげる物語のその先には、どんな景色が待っているのだろう。ぜひ、その魅力で心を救ってくれ。
『ジェットコースター☆ロマンス』を歌いだしたとたん、気持ちがわちゃわちゃと騒ぎだした。彼女たちは、可愛らしさのレベルをMAXまで上げ、思いきりチャーミングな姿でせまってきた。キュンキュンとしたその姿でわちゃわちゃとせまられたら、もう心はメロメロだ。誰もが求めている、アイドルらしいキュートで清楚、可憐でチャーミングな姿など、いろんな可愛い要素をギュッと詰め込んで、彼女たちはノンストップで恋のアプローチをしてゆく。そして…
最後に届けた『さよならbunny』でも、東京セラフィムは、女の子だからこそのチャーミングな魅力を振りまきながら、もっともっと可愛くなるから隣にいさせてとせまりだす。キュンと甘えた声や仕種でせまられたら、その思いをしっかり受け止め、ギュッと抱きしめたくなる。もしや3人に恋をしていた?彼女たちの告白に落ちてしまっていた??それが現実でも勘違いでも、いい。そんな気持ちに染まって、ニヤニヤ出来る時間を味わえていたことがなんか嬉しかった。落ちサビでフロアから起きたケチャの風景。3人は、最後の最後まで清楚な可愛さを振りまきながら、観客たちのハートをつかんでいった。
http://tokyoseraphim.com/
https://twitter.com/tokyo_seraphim
1461日のクレシドラ
短い時間の中、眩しい日射しから妖しい大人の色気まで、彼女たちのいろんな表情を味わえた気分だ。まさに、時を超えて一緒に物語を描けるライブだ。
「現役大学生限定、最長4年制アイドル」グループ。つまり、大学生時代のみ在籍できるアイドルグループとして活動中の1461日のクレシドラ。ライブは、彼女たちの始まりを告げた『運命Fantasic』からスタート。お馴染みのマーチングビートが流れだすのにあわせ、気持ちが軽やかに弾みだす。キュンキュンと胸の奥で鳴り響くのは,ときめいた心の音?それとも、ドキドキがとまらなくなった合図?『運命Fantasic』に触れるたび、7人と一緒に甘く、でも淡い青春という物語の中へ飛び込み、二度と戻らないこの瞬間瞬間を消せない記憶として心に刻みたい。夢に不安を覚えるのではなく、夢をときめいた色に染めあげて彼女たちは歌っている。だから、一緒にわくわくするし、このときめきを胸の内でギュッと抱きしめたくなる。
続いて披露したのが、新曲の『教えてクランボルツ』。このタイトルは、心理学者クランボルツによって提唱された計画的偶発性理論を元にした楽曲。詳しくは、調べてもらいたい。歌詞にも、タイトルにまつわる言葉や表現がいろいろ記されている。楽曲自体は躍動したリズムも印象的な、触れた瞬間一緒に身体を揺らしたくなる爽やかでポップなダンスチューン。「クランボルツのセオリー」の歌詞も耳心地よいし、7人の振りもチャーミング。曲もメロディーも歌詞も、好奇心を嬉しく掻き立てる。歌詞の内容も気になるが、初見で触れてもすぐに振りを真似て一緒にはしゃげる、親しみあふれる楽曲なのが嬉しい。またも、ライブに嬉しいトキメキ与えてゆく楽曲の誕生だ。
「何時までもこの日々が続くように祈っても〜」の歌詞通り、何時までもこの日々が続くことを願いながらも、限られた時間の中で活動するからこそ、彼女たちは一つ一つの瞬間をしっかり輝かせようとしてゆく。彼女たちが『恋のISLM分析』を歌うたびに、その現実を改めて感じれば、だからこそ一緒に輝く場面をここに描きたくなる。7人は胸をときめかせ、軽やかにステップを踏みながら声を一つに歌っていた。間奏では、腕をクロスするする振りをフロアの人たちも真似ながら、一緒にはしゃぎだす。メンバーみんなチャーミングな表情だ。その晴れた笑顔に、心が強く引き寄せられる。
1461日のクレシドラが最後に歌ったのが、『お願いCronos』。軽やかに弾むシティポップ調の楽曲だ。この曲を最後に持ってきたことで、7人の心が一気に成長(背伸びし)、都会の夜を彩る可愛い女神たちになって舞い踊るようにも見えていた。この曲では、メンバーどうしで歌をかけ合うパートも多く、7人の歌声の巧みなコンビネーションも味わえる。お洒落なのに、とても親しみを覚えるのは、メンバーたちがこの曲に青春という香りを振りまいているからか?!メンバーの動きにあわせ、フロアでも同じ動きをしながら腕を振り上げ、身体を揺らす人たちがアチコチに登場。短い時間の中、眩しい日射しから妖しい大人の色気まで、彼女たちのいろんな表情を味わえた気分だ。まさに、時を超えて一緒に物語を描けるライブだった。
http://1461clessidra.com/
https://twitter.com/1461clessidra
小粒
みんなをフライヤーで揚げるようにガンガン巻き込む、そのパワーは大粒級だ。
「寿司ソロアイドル?の小粒ですッ!大粒めざして【わんぱく真面目】に更新中」のキャッチフレーズも印象的。最近では、「ヤングチャンピオン烈」の裏表紙にも登場。身体は小粒のままだが、だいぶ大粒になり始めている小粒。
ライブは、ライブ会場に熱い熱狂と海老反りダンスの景色を描き続けてきた『エビ海老Everyday』からスタート。この日より、新衣装姿。その様は、彩り鮮やかでピチピチな海老やサーモンのよう。海老/サーモンカラーの衣装で「エビ、エビ、エビー!!」と海老反りダンスをしながら歌うたび、フロアでも同じ動きを真似する人たちが登場。むしろ、小粒と一緒に、思いきり海老反りダンスをしないともったいない。小粒のめちゃ明るいパワーも強烈だが、その熱でガツガツに迫られたら、一緒にダンスしてないと、興奮覚えるこの気持ちは抑えられない。
続いて披露したのが、スシローではお馴染み。新ネタ(曲)の『びっくり教典!神サマヨコーン』。弾けた楽曲の多い小粒らしく、この曲もメチャ明るいダンスポップチューン。でも、バキバキでカラフルな色を持つこの曲は、フロアの人たちを飛び跳ねさせるよりも、身体を横揺れさせるタイプ。1曲の中で次々転調してゆくように、いろんな喜びポイントを組み込んでいるのも特徴的。曲の流れをしっかり把握したときには、展開を濃縮した楽曲にあわせ、わちゃわちゃ騒ぐいろんな景色が生まれそうだ。ほんと、1曲の中に多彩な味を詰め込んだ濃密な楽曲だ。
フロアとファンたちが、赤いペンライトをプラプチしたイクラに見立てて振り出した。歌ったのが、胸をドキワクときめかせるトロピカルなHIP POP TUNEの『しゃけなべいびー』。軽やかなリズムと、語るような小粒の歌に身を預け、一緒に踊り続けていたい。小粒は『しゃけなべいびー』を通し、一瞬でこの空間を甘く軽やかなパーティー会場に染めあげた。「べいびーべいびーしゃけなべいびー」と歌う声に合わせ、大きく掲げた手を揺らしながら、互いの距離をギュッと縮め,いくらのようなカラフルな景色をこの空間に作りたい。そんな気分で小粒と観客たちが楽しんでいた。
終盤に飛びだしたのが、『進め!マグロちゃん』。この曲では、小粒とファンたちが、「まーぐろ まぐろっ まーぐろっちゃーん」と歌い叫びながら、フロア中を回遊してゆく楽曲。派手派手でカラフル、一緒に熱い声をあげてゆくパワフルな楽曲という理由もあり、冒頭からフロアのあちこちで,、小粒の歌に熱いコールをぶつける声が飛び交っていた。初見でもすぐにノリをつかみ、一緒にピチピチ弾けられる曲という理由もあり、最初はジーッと眺めていた人たちも何時しか振りに参加し、一緒にはしゃいでいた。いいよね、その一体感が。
小粒は、最後にふたたび『エビ海老Everyday』を熱唱。フロア中に赤く茹で上がった景色を描くように全力で弾けながら、この空間に一体化した景色を作りあげていった。海老反りダンスに参加する人たちも増えていた?!みんなをフライヤーで揚げるようにガンガン巻き込む、そのパワーは大粒級だ。
https://twitter.com/KotubuKosian
アイアイタイガー
ここは大人の運動会。思いきり身体を動かし、ときに声を張り上げ、一緒に熱狂を競い合う。その一体感が、とても胸アツだ!!!!!!
イベントのトリを担ったのが、アイアイタイガー。『キミ征服』を歌いだしたとたん、キラキラとした眩しい彼女たちの姿に刺激を受け、気持ちが一気に青春モードに変身。アイアイタイガーのライブは何時だって、青春という言葉が似合う景色を目の前に描きだす。物語のヒロインになった6人が、それぞれに恋や夢にときめく女の子になって、今、この瞬間を思いきり味わっていた。愛らしくて。何より、アイドルらしいキラキラとした姿で、彼女たちは夢や恋にときめく女の子の気持ちをカラッとした笑顔で歌っていた。その姿が、眩しすぎる。
続く『Pop star』では、メンバーの「Oi!」と上げる声やクラップにあわせ、フロアにいる人たちも同じ動きをしながら、アイアイタイガーの描きだしたパーティーへ参加していた。サビでは、メンバーたちが左右へ動くたびに、フロアでも左に右にと民族大移動する景色が生まれだす。みんなが、アイアイタイガーのメンバーとなり、一緒にこの空間を楽しいワンダーランドに染めあげる。左右、二つのチームに分かれて飛び跳ねあうなど、終始参加型で楽しめるが嬉しい。運動量も多いように、ここは大人の運動会。思いきり身体を動かし、ときに声を張り上げ、一緒に熱狂を競い合う。その一体感が、とても胸アツだ!!!!!!
これまでのわちゃわちゃした景色を、瞬時に塗り変わる。臆病な恋心を言葉にして伝えたい、彼女たちはそのもどかしさを、胸に抱いた思いを零すように『モノローグ』に乗せて伝えてきた。サビ歌で「響け」と歌う声に、届いてほしいと願う強い思いを感じていた。胸の内に抱いた恋心を歌にしながらも、パフォーマンス面では、軽やかにステップを踏んで歌う場面も組み込んでいたように、揺れ動く恋する乙女心を、6人は歌声のみならず、パフォーマンスを通してもしっかり描きだしていった。だから、気持ちが歌心に吸い寄せられていたのだろうか…。
ライブも後半へ、アイアイタイガーはふたたびこの会場を眩しい青春の輝きで包み込むように、ドキドキした恋心を胸に『トレジャーマイラブ』を歌いだした。曲か進むにつれ、6人の歌声に力が漲りだしていたのは、もどかしい恋心を、歌に乗せて思いきりぶつけようとしていたからか。6人は、騒ぐ恋心を大胆な気持ちに染めあげ、強く強く歌っていた。 その姿に向け,、フロアから熱いエールや口上が飛び交う。落ちサビで告白するように歌うメンバーたちの思いに、胸がキュッと鳴った。その後、大きく腕を振り上げ歌う姿にも、乙女の青春模様を覚えていた。終盤、メンバーとファンたちが一緒に拳を振り上げ、熱狂を作りあげていた景色も素敵じゃない。
ひと足早く季節を先取りし、心を桜色の涙で潤すように、6人は最後に『桜メモリーズ』を歌唱。この曲は、アイアイタイガー流の卒業ソング。彼女たちの歌に触れていたら、懐かしい卒業の景色や、新たな舞台へ向けて旅立ったときの姿を思い返していた。この曲は、あの頃の青春風景に自分の心を戻してゆく。終盤では、メンバーと観客たちが大きく両手を振りながら、舞い散る桜の景色をこの会場に描き出していた。6人が「ラララ」と歌う姿も、とても眩しく見えていた。
https://nero-ltd.jp/aiaitiger2022/
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TEXT:長澤智典