プレスリリース
オフラインデータ(スマートフォンが自ら発信するSSID)を独自開発したWi-Fiセンサーで取得し、人々の動きや属性の把握、効果測定用のサービス「Digital東京」を提供する、Oxyzen株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO兼CTO:森谷 武浩)は、WOOメジャメント基準を考慮したデジタルサイネージ向けの効果測定サービスである、「サイネージ東京」を2023年2月13日(月)にリリースしましたことをお知らせいたします。
■デジタルサイネージとの親和性
Digital東京はオンラインではなく、オフラインの人々の行動を、個人情報に配慮した方法で可視化するサービスです。これまで商業施設や観光地などの人々の動向や属性の把握、インバウンド分析、施策立案などに実績を上げて来ました。その中でオフラインである実社会に存在しているさまざまな種類のデジタルサイネージとの連携に至り今回の「サイネージ東京」のリリースとなりました。(https://digitaltokyo.io/signage/)
日本ではデータに基づいた視聴評価が未対応なデジタルサイネージが数多くあります。また世界的に見ると2022年5月には”The World Out of Home Organization (WOO)”より”Global OOH Audience Measurement Guidelines”が発表されたことにより、日本においても国際基準のデジタルサイネージの視聴率算出の方向性が示されました。
(https://www.worldooh.org/pdf/Global-guidelines-e-book_V.8.pdf)
このような中、「サイネージ東京」では、独自開発のWi-Fiセンサーを設置するだけで容易にWOOのメジャメント基準を考慮した視聴傾向を提供することができる画期的なサービスを開始いたしました。
■FIFAワールドカップ2022の事例
渋谷のスクランブル交差点に位置するシブハチヒットビジョンに設置したセンサーで測定した、FIFAワールドカップの例を見てみます。時間帯別のカウント数の推移は日本が勝利したドイツ戦とスペイン戦で試合終了直後から通常の3倍以上の急増となり、またスペイン戦では22時くらいから渋谷に来る人々が増加したことが分かります。逆にクロアチア戦、コスタリカ戦では急増は認められませんでした。
■新規・再訪問
また、ハロウィン期間中(2022年10月29日(土)〜10月31日(月))の新規訪問者の割合を見てみると、渋谷のスクランブル交差点では休日に新規訪問者の割合が多くなる傾向にありますが、ハロウィン期間中が最も新規訪問者の割合が多く、期間外対比約1.24倍の伸びとなっていました。
■滞在時間と平均視聴距離
ハロウィン期間中の滞在時間や平均視聴距離を見てみると興味深いのはカウント数に対してどちらも負の相関が確認できました。つまりハロウィン期間中は人出が非常に多かったのですが、かなり密集していたため人々が滞留することなく常に動いている傾向が強く、またデジタルサイネージの付近にも多かったことが伺えます。
■属性:訪日外国人
2022年10月1日(土)以降のさまざまな期間中の訪日外国人に注目をしてみると平日はアメリカが最も多いですが、休日やイベントになると中国が多くなり、特にお正月とハロウィンでは顕著に増加しました。また、期間全体のアメリカの内訳を見てみると、カリフォルニアが約81%と群を抜いて多いことが分かります。
サイネージ東京ではダッシュボードを始め、レポート作成、コンサルテーション、データの提供、API連携、システム連携などさまざまなビジネス連携のスキームを用意しております。
(https://demo.digitaltokyo.io/)
【Oxyzen株式会社 概要】
本 社 :東京都港区東新橋2-7-3 昭和アステック1号館 601
設 立 : 2015年3月10日
資本金 : 22,125,000円
代表取締役CEO兼CTO: 森谷 武浩
取締役 : 権 太龍
取締役 : 松井 康至
URL : https://oxyzen.io/