プレスリリース
斬新な発想あふれるアーティストたちを育てる シリーズ「新しい視点」紅葉坂プロジェクト Vol.2 ワークインプログレス(公開プレゼンテーション)にモニター観客を募集!
神奈川県立音楽堂
シリーズ「新しい視点」紅葉坂プロジェクトVol.2
2023年2月28日(火) 18:30開場 19:00開始 20:40終了予定
モニター観客を2023年1月5日(木)より募集開始しました。(参加料無料、要事前申込)
https://www.kanagawa-ongakudo.com/event/38397
主催:神奈川県立音楽堂(指定管理者 公益財団法人神奈川芸術文化財団)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション
■シリーズ「新しい視点」とは
神奈川県立音楽堂は、公立では日本で最初に設立された、本格的な音楽ホール。
1954年の開館以来、若かりし日の黛敏郎や、武満徹、坂本龍一など、今では巨匠とされる、時代の先端を行くアーティストたちを紹介してきた。
ここで、音楽家が発信する表現のあり方、そして歴史ある音楽堂の空間で聴衆がいかに新しい音楽に出会うか、この双方向の可能性を広げるために、昨年10月に逝去した一柳慧芸術総監督の指揮のもと、2021年より取り組んでいるのが「シリーズ『新しい視点』」。企画公募プログラム「紅葉坂プロジェクト」と、神奈川県立音楽堂がプレゼンテーションする企画の2本柱で展開している。
■「紅葉坂プロジェクトVol.2」について
昨年11月に締め切った「紅葉坂プロジェクトVol.2」に向けては、15企画の応募があった。その中から、企画委員(※1)によって採択された2つの企画のエッセンスを、ワークインプログレスで紹介する。
ここにモニター観客として参加し、7月1日(土)の本公演に向けて、企画をブラッシュアップするためのサポートをしてくださる方を募集中。
明日を担う才能あるアーティストたちとコミュニケーションをして、音楽の未来を一緒に創り上げてみては?
※1 企画委員
委員長代行 沼野雄司(音楽学者/神奈川県民ホール・神奈川県立音楽堂 芸術参与)
委員 鈴木優人(指揮者・鍵盤楽器奏者・作曲家/バッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者/
読売日本交響楽団指揮者 クリエイティヴ・パートナー/調布国際音楽祭
エグゼクティブ・プロデューサー)
本企画は当初、一柳 慧(作曲家・ピアニスト/公益財団法人 神奈川芸術文化財団 芸術総監督)を委員長としていたが、一柳芸術総監督の逝去に伴い、沼野雄司委員を委員長代行として実施している。
●ワークインプログレスでは、こんなことを行う予定●
・2組のアーティストによる企画案のプレゼンテーション・演奏
・企画委員によるコメント
・モニター観客⇔アーティストの質疑応答
※モニターシートへのご記入もお願いする。アーティストへあなたの声を届けるまたとない機会だ!
広く一般のみなさまを、モニター観客として募集しています!
【申込方法】
WEB 下記リンクより、申込フォームにご入力ください。
URL:https://krs.bz/kanagawaaf/m?f=1001 【申込締切 2月20日(月)】
往復はがき 以下の必要事項をご記入の上、下記送付先までお送りください。
(消せるペンは使用しないでください)【申込締切 2月17日(金)必着】
[往信面]お名前・電話番号・複数名で参加を希望される場合は合計の人数
[返信面]返信先のご住所、お名前
【送付先】〒220-0044 神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘9−2
神奈川県立音楽堂「紅葉坂プロジェクト」係 宛
◎プレゼンテーション#1 山本昌史/錯綜する《独奏》〜Double Triple Solo for Solo Double Bass〜
“自分と楽器だけで何ができるか…”をテーマに、独奏という形にこだわってコントラバスを研究・演奏してきた山本昌史。映像・録音と共演する作品や、「一人で全て制御できる、エレクトロニクスを伴ったコントラバス独奏曲」を取り上げる。一方で、ワークインプログレスでは、作品委嘱したPierre Jodlowskiからのビデオメッセージを紹介するほか、あえて、異ジャンルとのコラボレーションを行い、「独奏」「演奏」の核心に迫る。
<プロフィール>
コントラバス奏者。現代作品、即興演奏に意欲的に取り組む。独奏による新たな音楽表現を追求し、バロックから現代までの独奏曲、自作の実験的音楽など、趣向を凝らしたプログラムでソロ公演を展開。 静岡県掛川市出身。東京藝術大学別科修了。2022年9月に行われた独奏コントラバスの現代作品のみの公演は、第22回佐治敬三賞 推薦コンサートに選出され、好評を博す。12月にはポーランド・ワルシャワへ招聘されるなど、活躍の場を広げている。
◎プレゼンテーション#2 Crossings/Crossings〜acoustic×fluid〜
“Crossings”は団体名でもあり、企画名でもある。作曲家の東俊介、森紀明、映像作家の中村光男、美術家・デザイナーの山田サトシが参加し、「流体状の素材(※)」を使ったライブ・パフォーマンスと、流体からインスピレーションを得つつも演奏家の即興性が発揮される余地を残し作曲された音響素材を組み組み合わせた、音響素材と映像のコラボレーションを行う。ワークインプログレスでは、ギターと打楽器の奏者が加わる予定。
※ 「流体状の素材」とは、水・油・空気などの流動体やそれらの混合物、外部刺激(電力や磁力・圧力等の刺激)により特定の性質・機能を示す流体などを指すとのこと。
<プロフィール>
「交差」の意味を持つCrossingsは、作曲家である東俊介、森紀明、映像作家の中村光男、美術家でデザイナーの山田サトシをファウンディング・メンバーとして2018年に設立。日本を中心とした様々な国や都市をより大きな視点から「一つの地域」として捉え直し、芸術における地域の枠組みの拡大と、ジャンルにとらわれない新たな表現の可能性を示す意欲的な試みと作品発表を行う。