プレスリリース
日本商工会議所青年部(以下、日本YEG/西村昭宏会長・鯖江商工会議所青年部所属)は、12月2日に経済産業省において、風会議(行政との意見交換会)を開催しました。同省にて対面で風会議を開催するのは令和元年度以来でした。
今回の風会議には、日本YEGから西村会長をはじめとする執行部、政策提言委員会委員、政府から経済産業省、中小企業庁の職員が参加されました。
当日は、西村会長と富樫政策提言委員長の挨拶、伊藤政策提言委員会副委員長による風会議の趣旨及びテーマの説明の後に、経済産業省、中小企業庁の職員から、(1)中小企業の人手不足、(2)中小企業のDX促進、(3)地方の企業の成長戦略、(4)中小企業のイノベーション創出、(5)中小企業に対する取引価格適正化の5つのテーマについて、現在の国の政策の解説がなされました。そして、上記の5つのテーマについて、グループに分かれてファシリテーターのもとディスカッションを行いました。ディスカッションでは、各テーブルとも時間が足りなくなるほど、双方活発な熱のこもった意見交換がなされました。
今回の風会議は、日本YEG側からは、中小企業が抱える経営課題、中小企業の現場の生の声、実情を伝え、国の政策への意見、要望を伝えることができる貴重な機会となり、また政策提言委員会の政策提言書作成に向けてより深く学ぶ場となりました。一方、ともに国を良くしようとして今回参加して頂いた省庁職員にとっても、今回の風会議が業種、地域が異なる各中小企業の現場の声を直接ヒアリングできる機会となり、後日、参加者から今回の対面での会議は貴重な機会となった、刺激を受けた旨の感謝のお言葉も頂きました。
今回の風会議は、経済産業省、中小企業庁と日本YEGとの連携を今後より一層深め、双方の風通しを良くするためのStoryの一つとなったとともに、中小企業がより一層発展するための未来への道導になったと思います。
【商工会議所青年部(YEG)とは】
商工会議所青年部は、次代の地域経済を担う青年経済人の相互研鑽の場として、また、資質の向上と会員相互の交流を通じて、自企業の発展と豊かな地域経済社会を築くことを目的としています。
「YEG」とは、商工会議所青年部の英語名(Young Entrepreneurs Group=若き企業家集団)の頭文字をとったもので、同時に商工会議所青年部の持つコンセプト(若さ、情熱、広い視野)を持った経営者=Youth,Energy,Generalistを表しています。
2022年5月現在、日本YEGに加入の青年部は417カ所を数え、その会員数は32,000 名を超えます。YEGでは、地域の経済的発展の支えとなるべく、全国各地でのコンベンションの開催、地域からの要望や意見を集約し提言を行う活動、経営課題を解決するための事業、講演会・セミナーなどの研修事業、国際的な交流活動などを行っています。