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プレスリリース

株式会社スリーシェルズ

三木稔の交響曲「除夜」、水野修孝の交響曲第5番の世界初演!オーケストラ・トリプティーク第10回演奏会(十周年記念)を12月3日になかのZEROで開催!

(DreamNews) 2022年11月01日(火)17時00分配信 DreamNews

株式会社スリーシェルズは、オーケストラ・トリプティーク第10回演奏会「幻の交響作品と新たな創造」として、水野修孝に委嘱した新作「交響曲第5番」や、三木稔が若き日に作曲した交響曲「除夜」の初演、芥川也寸志のエレクトーン協奏曲である「GX CONCERTO」、黛敏郎の「パッサカリア」、鹿野草平の「よみがえる大地への前奏曲」などを、12/3に、なかのZERO大ホールで上演することを11/1に発表しました。


三木稔の交響曲「除夜」、水野修孝の交響曲第5番の世界初演!オーケストラ・トリプティーク第10回演奏会(十周年記念)を12月3日になかのZEROで開催!

今回は、特殊な編成によって初演されずにいた交響曲や、再演されずにいた作品の上演と、新作の委嘱初演となります。

今年、88歳を迎えた水野修孝の「交響曲第5番」は、水野にとって、2003年の「交響曲第4番」から約20年ぶりの新たな交響曲となります。以前から、新たな交響曲の構想を温めていた水野に、スリーシェルズが委嘱を行い、2022年8月末に完成されました。全4楽章で15分ほどの作品ですが、オーケストラのエネルギーを最大限に引き出す水野修孝らしい作品となっています。

約60年の歳月を経た世界初演となる三木稔の交響曲「除夜」は、三木がNHK管弦楽懸賞でオーケストラ作家としてデビューしたのちに、映画音楽の作曲を通じてオーケストレーションの研究を進めて、3年かけて30歳のとき完成させた作品です。3管編成にサックス1、トロンボーン5、チューバ2、2台のピアノやクラヴィオリン(電子オルガン)、6台のティンパニなどを加えて独自のサウンドを作り出しています。単一楽章で25分ほどの作品になります。当時の作曲コンクールに応募したものの、規約を無視した編成であったために審査をされることなく返され、埋もれていました。黛敏郎の涅槃交響曲とも共通する世界観を持った幻の交響曲は、作曲以来60年以上を経て、三木音楽舎の許可によって、世界初演を行います。

芥川也寸志(作曲当時の芥川は50歳)のエレクトーン・コンチェルトは、ヤマハが1975年当時の最高の技術を使って作り上げた電子オルガンGX-1のために委嘱して発表した作品です。執拗なオスティナートによる世界が様々な音色で展開されています。今回が初演以来の3度目の演奏になります(しかし、エレクトーンGX-1は現在、ヤマハにも完動品が存在せず、最新機種のエレクトーンを調整して再演致します)。エレクトーンとオーケストラによる本格的な協奏曲として、今こそ、その価値を知ってほしいと再演することに致しました。

黛敏郎の「パッサカリア」(作曲当時の黛は68歳)は、未完の遺作です。盟友・岩城宏之の率いるオーケストラ・アンサンブル金沢のために作曲された作品であり、プリペアド・ピアノ協奏曲を構想していたが、書き上げることなく絶筆となってしまいました。今回、黛が、管弦楽編曲をした「君が代」と合わせて演奏致します。日本の伝統音楽を基にした「BUGAKU」や「昭和天平楽」とも共通する音響美がありますが、これは伝統と現代の間で悩み、独自の音を探求してきた作曲家による一つの返答として、その遺作となった「パッサカリア」と並んで演奏いたします。自

鹿野草平の「よみがえる大地への前奏曲」は、東日本大震災に対して、その救済に向かう人々と、復興に向かう人々の力強い姿を思って作曲されたバンダ付きの3管編成の作品です。2020年にオーケストラ・トリプティークで世界初演しましたが、今回は、オプションのパイプオルガン(電子オルガン)のパートを加えての上演となります。

鎮魂の祈りと、復興・平和への前向きな心、新たな歩みを願って選曲構成を行った演奏会になります。幻の作品の世界初演を含む、オーケストラ・トリプティーク第10回演奏会に是非ともお越しください。(文責:西耕一)

チケットはこちらから購入可能です。

イープラス
https://eplus.jp/sf/detail/3746570001

カンフェティ
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=69415&

カンフェティ お電話予約
0120-240-540*通話料無料
(受付時間 平日10:00〜18:00※オペレーター対応)

チケット(自由席)
一般5000円
学生1000円
高校生以下500円

スリーシェルズ予約 info@3s-cd.com
(予約は、御名前と御人数をメール:当日会計)
主催:スリーシェルズ Tel:070-5464-5060

2022年12月3日19時開演(18時半開場)
なかのZERO大ホール
(JR中野駅南口から徒歩8分/中野区中野2丁目9-7)

オーケストラ・トリプティーク第10回演奏会
幻の交響作品と新たな創造

芥川也寸志:GX CONCERTO(1974)
黛敏郎:パッサカリア(1997・未完)
日本国歌「君が代」(黛敏郎による管弦楽編曲)
三木稔:交響曲「除夜」(1960)初演
水野修孝:交響曲第5番(2022)委嘱初演
鹿野草平:よみがえる大地への前奏曲(2011)
(順不同、演奏順、曲目はやむをえぬ理由によって当日変更もございます)

野村英利指揮
オーケストラ・トリプティーク
コンサートマスター:三宅政弘
エレクトーンソロ:竹蓋彩花

主催:株式会社スリーシェルズ 企画構成司会:西耕一
楽譜浄書:今堀拓也、竹蓋彩花、吉原一憲
楽譜協力:三木音楽舎、東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ・コレクション
協力:ヤマハミュージックジャパン、ヤマハエレクトーンシティ、ミューズ・プレス
協賛:音楽工房ZENSHIN、NCネットワーク、吉田工業、平岡工業、hakkai

プロフィール

■野村英利(のむらひでと)指揮

2004年東京音楽大学器楽科卒業。在学中にアメリカコロラドで行われるアスペン国際音楽祭に世界中から選ばれた20人のうちの一人として奨学金を得て参加、ファイナルコンサートに出演。2005年より桐朋音楽大学で黒岩英臣氏に師事。その後ザルツブルクモーツァルテウム大学指揮科でデニス・ラッセル・デイヴィス、ホルヘ・ロッターの各氏に師事。2011年ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団を指揮、ヨーロッパデビューを果たす。2012年同大学を主席で卒業、修士号を取得。
これまでにショルティ指揮コンクールに入選。2015年第54回ブザンソン国際指揮者コンクールセミファイナリスト。2016年第8回ルイジ・マンチネッリ国際オペラ指揮コンクールにおいてファイナリストに選ばれた。
ザルツブルクモーツァルテウム管弦楽団との共演のほか、サンレモ交響楽団、ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団、バーゼル交響楽団等、各国のオーケストラと共演を重ねる。
2010年より、オーストリアを拠点に活躍する現代音楽専門アンサンブルOENMの指揮者として、ヴェルディ音楽祭(パルマ)、ウィーンモデルン現代音楽祭など、各国の音楽祭に出演。特に現代音楽の分野において高い評価を得ている。
オペラの分野においては、2012年プッチーニの《ラ・ボエーム》を指揮してデビューしたのを皮切りに、これまでにモーツァルトの《魔笛》ヴェルディの《椿姫》《イル・トロヴァトーレ》など多くのオペラを手掛けいずれも成功させ、活躍の場を広げている。

■三宅政弘(みやけまさひろ)コンサートマスター

兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京音楽大学卒業。全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門大阪大会高校の部 第一位。江藤俊哉ヴァイオリンコンクールヤングアーティスト部門第三位。東京音楽大学コンクール第三位。桐朋祭超絶技巧選手権ヴァイオリン部門グランプリ受賞。2009年9月、2011年1月にソロリサイタルを開催し、好評を博す。これまでに、竹本洋、後藤維都江、山本彰、辻井淳、東儀幸、田中千香士、海野義雄、横山俊朗の各氏に師事。

■竹蓋彩花(たけふたあやか)エレクトーン

千葉県船橋市出身。国立音楽大学附属高等学校、同大学演奏学科(電子オルガン)を首席で卒業。同時に作曲コース、作曲応用コース修了。在学中、(財)明治安田クオリティオブライフ文化財団より奨学金授与。卒業時に武岡賞受賞。卒業演奏会、第25回電子オルガン新人演奏会に出演。アコースティック楽器との共演、またオーケストラの一員として数多くの本番に出演し、クラシックを得意としながらも様々なジャンルに対応できる演奏家として活動。作曲、編曲面でも高い評価を得ている。ヤマハエレクトーンコンクール2009(国際大会)第5位。エレクトーン演奏グレード2級取得。ヤマハ音楽院エレクトーン競演特別コース修了。これまでにエレクトーンを平部やよい、岩崎孝昭、足立淳、作曲を北爪道夫、斉木由美の各氏に師事。エレクトーンシティ契約奏者。講師として後進の指導にも力を入れている。

■オーケストラ・トリプティーク

日本の作曲家を専門に演奏するオーケストラとして、プロ奏者により2012年結成。
伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして8回の公演に出演。
NHKや新聞の取材も受け、テレビニュースでも特集され、音楽雑誌ほかで好評を得る。
これまでに浜離宮朝日ホール(朝日新聞社内)や旧奏楽堂(上野公園内)、東京国際フォーラムほかでコンサートを行い、リリースしたCDはタワー・レコードやamazonのチャートで幾度も1位を記録。
フルオーケストラ、弦楽オーケストラ、アンサンブル、小編成まで様々な形態で日本の作曲家の音楽をアーカイヴすべく活動している。
2021年4月の無観客演奏会がニコニコ超会議で放映され約7万人が視聴。その録音は8月の東京パラリンピック開会式で使用され大きな話題となった。
トリプティークは三連画。前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意である。
https://3s-ca.jimdofree.com/

■西耕一(にしこういち)音楽プロデューサー

昭和の現代音楽、アニメ音楽、映画音楽、3人の会等を専門とする評論家、プロデューサー。 伊福部昭百年紀代表。渡辺宙明、チャージマン研など。日本作曲家専門レーベル・スリーシェルズ代表。黛敏郎、團伊玖磨、芥川也寸志、松村禎三等の企画・演奏・CD化。 NAXOS解説執筆、NHK交響楽団、読売交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィル、東京オペラシティほかへ企画提案等。BSテレ東、TBSラジオ、NHKラジオ、DOMMUNE、ニコニコ動画などに出演。
https://twitter.com/johakyu_

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株式会社スリーシェルズ
〒110-0015 東京都台東区東上野1丁目14-5 ユーエムビル 8階
TEL:070-5464-5060
http://www.3s-cd.net/
メール jcacon@gmail.com
担当 西



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