プレスリリース

ＳＯＭＰＯホールディングス株式会社（東京都新宿区／グループＣＥＯ取締役代表執行役会長：櫻田　謙悟、以下「ＳＯＭＰＯホールディングス」）とＳＯＭＰＯケア株式会社（東京都品川区／代表取締役社長：鷲見　隆充、以下「ＳＯＭＰＯケア」）が開発した在宅ケア支援アプリ「ケアエール」が、２０２２年度グッドデザイン賞（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を2022年10月7日に受賞しましたので、お知らせします。

１．「ケアエール」の概要
「ケアエール」は、ケアが必要なご本人とご家族のための無料のコミュニケーションアプリです。ひとり暮らしの高齢の親や親戚、ご自宅で介護を受けている祖父母など、ケアが必要な方の体調管理や生活の情報に加えて、嬉しかったことや気になることなどの心情を気軽に共有することができます。また、ケアが必要で、元気かな？と毎日気になる方を「大切な人」と称して、「大切な人」ごとにルームを作り、ルームごとに関わってほしい人を招待することができます。
デザインの特長として、祖父母から孫世代まで幅広い年齢層が、デジタルでありながら「親しみやすいシンプルなデザイン」、「アットホームで安らぎを感じる空間」となっています。さらに、「大切な人」の体調やスケジュールなどを共有しやすいフォーマットを用意し、共有した情報はルームの中でストックされ、より良いケアの参考にできるように設計しています。
ご家族やケアに関わっている医療介護従事者が、ルームの中で「大切な人」に関する情報を相互に共有することで、「大切な人」への理解も深まり、自然と皆が関わりやすくなります。

・「ケアエール」公式ページ：https://careyell.com/
※リンク先の公式ページもしくはAppStoreまたはGooglePlayからインストールできます。



２．審査委員の評価
介護やケアが必要なシニア層や、その介護やケアを担当する家族の孤独への対応をはじめとしたウェルビーイングの確保は、重要な社会課題である。ＬＩＮＥ等によるメッセージアプリや既存のＳＮＳで代替できるのでは、という声もあったが、本アプリは体調やカレンダー等の共有という形で無理なくつながる工夫や、継続して使い続けられる工夫がなされている点が評価された。
※受賞に関する詳細内容はグッドデザイン賞ウェブサイトをご参照ください。

３．「グッドデザイン賞」とは
１９５７年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表
するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や
団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとと
もに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年
実施されています。受賞のシンボルである「Ｇマーク」は優れたデザイン
の象徴として広く親しまれています。

・グッドデザイン賞公式サイト：https://www.g-mark.org/
・「ケアエール」グッドデザイン賞受賞結果：https://www.g-mark.org/award/describe/54355






４．これまでの実績と成果
本年１月から「ケアエール」の実証に協力いただいた会津若松市では、参加市民・医療介護従事者の皆さまから高い満足度を感じていただきました。４月からは会津若松市の地域包括ケアを支えるサービスとして行政、地域の在宅ケアにかかわる医療介護従事者にも積極的に活用していただいています。
現在、会津若松市では４００人弱の市民・医療介護従事者の皆さまに活用されており、「大切な人の体調や日常がわかるようになった」「大切な人と関わりやすくなり、思い出が増えた」「関係者と関わりやすくなり、心の余裕ができた」と喜びの声をいただいています。活用いただくなかで、デザインの狙いである、誰もが使いやすく、アットホームで安らぎを感じる空間を実現できていることが分かりました。

５．今後について
ケアエールはスマートシティのサービスとしても実装を進めており、デジタル防災サービスと連携し、災害時における要支援者の安否状況を確認しながら支援につなげる機能を、追加で開発しています。その他にも、地域で提供する他サービスと連携を行うことで、地域内のケアが必要な方やそのご家族が、快適で安心できる暮らしを続けられる地域サービスとしての実装を進めていきます。
ＳＯＭＰＯホールディングスとＳＯＭＰＯケアは、地域包括ケアシステムの充実、発展を目指す行政・自治体とともに、引き続き「ケアエール」を活用した取組みを進めていきます。

【本件に関するお問い合わせ】
会社名：SＯＭＰＯケア株式会社
担当者：矢板
ＴＥＬ：03-5715-5533
ＦＡＸ：03-6455-8576
E-Mail：kaigo-info@sompocare.com