プレスリリース

株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：小野悟、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「侵入テストの世界市場：提供製品/サービス別 （ソフトウェア、サービス）・種類別 （Webアプリケーション、モバイルアプリケーション、ネットワークインフラ、ソーシャルエンジニアリング、クラウド）・組織規模別・展開方式別・業種別・地域別の将来予測 （2027年まで）」（MarketsandMarkets）の販売を9月15日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1121757-penetration-testing-market-by-offering-software.html

侵入テストの市場規模は、2022年の14億米ドルからCAGR13.7％で成長し、2027年には27億米ドルに達すると予測されています。この成長は、定期的な侵入テストの実施を義務付ける厳しい規制やコンプライアンスの存在、サイバー攻撃の巧妙化による組織の財政的・風評的損失、インターネットの普及とスマートフォンの使用によるモバイルベースの基幹業務アプリケーションの増加などが要因として挙げられます。一方、侵入テストの実施に伴うコストや内部脅威が市場成長の妨げになることが予想されます。

巧妙なサイバー攻撃によって失われる可能性のある数兆ドルの損失を防ぎ、公共および民間のインフラを保護するために、侵入テストの必要性が高まっており、企業のITシステムとインフラを保護するための最初のステップとなっています。

COVID-19の侵入テスト市場への影響

パンデミックは、世界中の企業のオフィスや施設が大規模に閉鎖される中、業務を継続する上で大きな課題を提示しました。パンデミックの状況下で、互いに連絡を取り合い、効率的に事業を運営するため、テクノロジーの利用が増えており、サイバー攻撃の脅威につながっています。2020年には在宅勤務（WFH）の増加により高度なデジタルインフラの需要が爆発的に急増し、個人所有のデバイスを使用して会社のネットワークやデータにアクセスすることで、サイバー攻撃の標的となる脆弱性を作り出しています。また、デジタルトランスフォーメーションの導入が進んだことで、多くの企業が既存のウェブやモバイルベースのアプリケーションを開発・アップグレードし、オンラインモードを通じて消費者の需要増に対応しており、その結果、サイバー攻撃の機会が生じています。業界の専門家によると、2020年後半から侵入テストの需要が急増しています。多くの産業がハイブリッドワークモデルを採用しており、今後、侵入テストのニーズが高まる可能性があります。

牽引要因：サイバー攻撃の高度化により、組織の財政的損失や風評被害が増加

近年、サイバー攻撃の件数とその巧妙さは劇的に増加しています。サイバー攻撃の98％はソーシャルエンジニアリングに依存しており、ハッカーはAI、MLなどの分析技術を活用し、サイバー攻撃の精巧さを増しています。このような高度なサイバー攻撃は検出されないことが多く、検出されたとしても修復に時間がかかります。Retarusによると、シニアIT社員とセキュリティリーダーの約80%が、自社のサイバー攻撃に対する保護が十分でないと考えており、77%以上の組織がインシデント対応計画を持たず、93%以上の医療機関が過去3年間に少なくとも1件のセキュリティ侵害を報告しています。これらの統計は、組織のサイバー対策が不十分であることを強調しています。サイバー犯罪は徐々に利益重視の方向へと移行しており、ハッカーはログイン情報を含むデータをダークウェブで販売し、サイバー犯罪者はそれを購入してサイバー攻撃の実行に使用しています。また、国家が支援するアクターやさまざまなハッカー集団も、金銭的または政治的な動機でサイバー攻撃を実行しています。このような高度なサイバー攻撃により、データ侵害のコストも増加しています。

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当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました（東証スタンダード市場：4171）。