プレスリリース

株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：小野悟、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「産業用遠心分離機の世界市場（2022年）」（The Business Research Company）の販売を9月7日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/tbrc1111070-industrial-centrifuge-global-market-report.html

産業用遠心分離機の市場規模は、2021年の83億米ドルからCAGR4.40％で成長し、2022年に86億6000万米ドルとし、さらに2026年には103億米ドルに達すると予測されています。

産業用遠心分離機市場は、産業界の事業体（組織、個人事業主、パートナーシップ）による、液体からの固体の分離、液液分離、固液分離など、流体または粒子を分離するために使用する機械を指す産業用遠心分離機の販売で構成されています。遠心分離機は、遠心力を利用し、地球の重力の数千倍の力を発生させます。

産業用遠心分離機の主な種類は、沈降式遠心分離機と、ろ過式遠心分離機です。沈降式遠心分離機は、遠心力を利用して固体と液体、および比重の異なる2液体を分離します。遠心沈降とは、遠心力を受けたときに粒子が移動する速度（沈降速度）から粒子径を推定する手法で、デカンタ、ディスクスタック、ソリッドボウルバスケット、チューブラーボウなどがあります。これらの産業用遠心分離機は、バッチ遠心分離機と連続遠心分離機の2つの異なるモードで動作し、水平遠心分離機と垂直遠心分離機の 2 つの方法で設計されています。産業用遠心分離機は、主に化学工業、食品・飲料工業、金属加工工業、鉱業、医薬品・バイオテクノロジー工業、電力工業、紙パルプ工業、廃水処理場、浄水場などの産業で使用されています。2021年の産業用遠心分離機市場は、北米が最大地域となりました。

水処理に対する需要増は、産業用遠心分離機市場の成長を推進しています。水処理と廃水処理は、自治体や農業用だけでなく、重要な産業活動のためにも人類が必要としています。水処理に対する需要の増加は、廃水処理プロセスを通じて水の浪費を最小限に抑えるという意識の高まりによるもので、汚泥を高速で回転させて水分を除去するのに役立つ産業用遠心分離機のような機械の需要が高まります。例えば、2022年3月、サウジアラビアは、60以上、93億3000万米ドル相当の水プロジェクトを発表し、サウジアラビアが最大の造水市場であることを確固たるものにしました。さらに、インド商工会議所連合会（FICCI）によると、インドの水処理プラント市場は2019年に24億米ドルとなり、同国における自治体用水や下水処理場の需要増加により、2025年には43億米ドルに達すると予測されています。水処理に対する需要の増加は、産業用遠心分離機市場の成長を促進することが期待されます。

新製品の発売は、産業用遠心分離機市場で人気を博している主要な傾向です。産業用遠心分離機市場の企業は、ブランド認知度を高め、自社製品の需要を創出し、市場シェアを拡大するために新製品を発売しています。新製品の発売は、プレイヤーが製品ポートフォリオを拡大し、新規顧客を獲得し、市場での存在感を高めるのに役立ちます。例えば、2021年4月、ドイツの大手ライフサイエンス企業であるEppendorfは、Centrifuge 5910 Riと名付けられた新しい多目的遠心分離機を発売しました。この新しい遠心分離機は、実験室での効率を高めるために設計されており、科学者にワークフローの遠心分離ステップを簡素化し、加速するための高度な機能を提供します。また、2020年12月、スウェーデンを拠点に伝熱、分離、流体ハンドリングの分野で製品を提供するAlfa Lavalは、産業用遠心分離機市場向けに新製品「ALDEC G3 VecFlowデカンタ」を発売しました。この新製品は、消費電力を30％削減し、分離性能を向上させることができるため、オペレーターはそれぞれの業務の優先順位に応じて、これらのメリットを容易にバランスさせることができます。この新しいALDEC G3 VecFlowデカンタ型遠心分離機は、汚泥の脱水・濃縮にかかる運転コストの削減にも貢献するユニークな製品です。

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当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました（東証スタンダード市場：4171）。