プレスリリース

株式会社グローバルインフォメーション（所在地：神奈川県川崎市、代表者：小野悟、証券コード：東証スタンダード 4171）は、市場調査レポート「検眼機器の世界市場：種類別 （OCT、検眼鏡、自動屈折計、トノメーター、スリットランプ、波面分析器）・用途別 （一般検査、白内障、緑内障、黄斑変性症）・エンドユーザー別 （診療所、病院） の将来予測 （2027年まで）」（MarketsandMarkets）の販売を8月31日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1114741-optometry-equipment-market-by-type-oct.html

検眼機器の市場規模は、2022年の40億米ドルからCAGR6.4％で成長し、2027年には54億米ドルに達すると予測されています。これは、検眼機器の技術的進歩の高まりと、発展途上国における病気の早期診断の意識の高まりによるものと考えられます。

牽引要因 眼科疾患の発生率の増加

主要な眼科疾患の有病率は世界中で増加しており、視力喪失は公衆衛生上の大きな懸念事項となっています。高齢者人口の増加、眼科機器の技術的進歩、政府の取り組みの高まり、医療費の増大などが、この懸念を明らかにしています。60歳を超えると、加齢黄斑変性症、白内障、弱視、緑内障など、深刻な眼疾患にかかるリスクが高まり、その正確な診断と治療のために、診断テストが必要となり、検眼機器市場の成長につながっています。

市場機会：新興国における成長

インド、中国、韓国、ブラジル、トルコ、ロシア、南アフリカなどの新興国の存在は、検眼機器市場で活動する主要企業にとって潜在的な成長機会として期待されています。これは、これらの国々における眼科疾患の高い有病率、患者数の多さ、医療インフラの改善、可処分所得の増加、医療観光の増加などに起因するものです。さらに、アジア太平洋地域は、規制やデータ要件が比較的厳しくないため、適応力がありビジネスに適したハブとして浮上しています。

抑制要因: 機器の高コストと再生型検眼機器の採用

検眼機器の高コストと再生機器の採用は、同市場の成長を抑制する主な要因となります。眼科機器企業にとって、眼科医が使用する検眼機器の高コストは大きな課題であり、そのことから、再生機器が使われる傾向が見受けられます。また、機器のメンテナンス費用、スタッフの配置やトレーニング費用、機器に必要な物理的面積の費用も高額です。これらの要因が、クリニックや小規模な診断センターにおける高額な機器の購入判断に影響を及ぼしています。

課題：低所得国での眼科医療に対する低い認識とアクセスの悪さ

インド、サウジアラビア、イスラエル、ケニア、南アフリカなどの発展途上国の農村部の人々の間では、眼病に対する認識や知識が非常に低くく、高度な検眼機器へのアクセスも限られています。農村部の医療は、不十分なインフラ、意識の低さ、眼科医療従事者へのアクセスの悪さが特徴です。また、眼科医の数は低所得国から高所得国まで、経済発展の度合いに比例しています。

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当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました（東証スタンダード市場：4171）。