プレスリリース

株式会社グローバルインフォメーション

ガラス繊維の市場規模、2027年に388億米ドル到達予測

(DreamNews) 2022年09月01日(木)15時00分配信 DreamNews

株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:小野悟、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「ガラス繊維の世界市場:ガラスの種類別 (Eガラス、ECRガラス、Hガラス、ARガラス、Sガラス)・製品種類別 (グラスウール、直接/組立ロービング、ヤーン、チョップドストランド)・用途別 (複合材料、断熱材)・地域別の将来予測 (2027年)」(MarketsandMarkets)の販売を8月31日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1114738-fiberglass-market-by-glass-type-e-glass-ecr-glass.html

ガラス繊維の市場規模は、2022年の275億米ドルからCAGR7.1%で成長し、2027年には388億米ドルに達すると予測されています。ガラス繊維は繊維強化プラスチックの一種で、強化材料はガラスで、熱硬化性または熱可塑性の性質を持ち、製造に使用される主な原材料には、珪砂、石灰岩、およびソーダ灰があります。また、硬度、耐薬品性、不活性、安定性、強度、柔軟性などの特性を持っており、コンポジットに使用するのに適しています。さらに、その用途に応じて、さまざまな種類のガラスでできており、カルシウム、マグネシウム、およびホウ素の酸化物とともに、シリカまたはケイ酸塩を含みます。ガラス繊維の用途としては、航空機、ボート、自動車、バスタブ、スイミングプール、温水浴槽、浄化槽、水タンク、屋根材、パイプ、被覆材、キャスト、サーフボード、外部ドアスキンが挙げられます。

COVID-19のガラス繊維市場への影響

2020年、COVID-19の普及によりグラスファイバー市場は世界中で減少を目撃しました。ガラス繊維の原料は、ソーダ灰、石灰、シリカです。中国はガラス繊維の製造拠点であり、ガラス繊維製造のための原材料の主要な供給国です。COVID-19の発生は、中国におけるこれらの原材料の供給に影響を及ぼしました。また、同国は、ソーダ灰の主要な供給国でもあったため、原材料の供給が途絶えたことにより、ガラス繊維およびガラス繊維複合材料の生産が減少しました。世界的なロックダウンにより、ガラス繊維の生産と輸送が大幅に減少し、繊維メーカーだけでなくプリプレグやコンポジットメーカーの事業にも影響を及ぼしています。

牽引要因:自動車産業におけるガラス繊維複合材の使用増

ガラス繊維製品の高い強度対重量比が、自動車の製造における重要な要因として、様々な用途で広く使用されるようになりました。製造時に、高強度で軽量な素材を使用することで、車両の燃費を向上させるとともに、走行距離を延ばすことができます。多くの国は、自動車産業でのガラス繊維複合材の使用を促進している CAF (企業平均燃費) を満たすために、軽量車両の生産に注力しています。このように、軽量で燃費の良い自動車への志向の高まりは、ガラス繊維市場の成長に寄与すると考えられています。

抑制要因:グラスウールのリサイクルにおける問題

グラスウールは低コストで効率的な断熱材です。しかし、リサイクルが困難であるため、断熱材産業にとって大きな課題となっています。グラスウール素材の廃棄には、適切な廃棄技術が必要であり、廃棄作業に携わる人員の身体的安全のためにマスクや保護服も必要になります。

新興国には、グラスウール廃棄のための安全なインフラが整っていません。また、適切な廃棄・リサイクル技術がないため、グラスウールの廃棄物が蓄積されています。アジア太平洋地域はグラスウールの最大市場であり、ほとんどの国が発展途上国であることを考えると、グラスウールのリサイクル技術を向上させる必要があります。

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