プレスリリース
株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:小野悟、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「バサルト繊維の世界市場:用途別 (複合材料、非複合材料)・最終用途産業別 (建設・インフラ、自動車・輸送、風力発電、電気・電子、船舶)・地域別の将来予測 (2027年まで)」(MarketsandMarkets)の販売を8月2日より開始いたしました。
【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1102612-basalt-fiber-market-by-usage-composites-non.html
バサルト繊維の市場規模は、2022年の2億8600万米ドルからCAGR12.5%で成長し、2027年には5億1700万米ドルに達すると予測されています。バサルト繊維市場は、自動車・輸送、建設・インフラ、風力エネルギー、電気・電子、産業などの需要や用途の増加により成長しています。熱安定性、断熱性、防音性、耐振動性、耐久性など、バサルト繊維の優れた特性が、需要を大きく後押ししています。また、腐食性がないことも、市場を牽引しており、リサイクルが容易な材料は、市場の主要な成長機会として機能しています。一方、Eガラスなどの成熟した製品との競合が、市場の成長を抑制しています。バサルト繊維は、Eガラス繊維に比べて製造工程が複雑でコストが高いことが、市場の成長を阻む要因となっています。さらに、2020年はCOVID-19の影響でその需要が減少しています。
COVID-19のバサルト繊維市場への影響
COVID-19は、様々な最終用途産業からの需要の減少により、全世界のバサルト繊維の需要にマイナスの影響を及ぼしています。バサルト繊維の主要な消費者である建設・インフラ、自動車・輸送産業は、2020年にパンデミックによる多大な影響を受けました。これら最終使用産業の回復に伴い、バサルト繊維の需要は回復することが予想されます。
推進要因:物理的、機械的、化学的特性の向上
バサルト繊維は、ガラス繊維や炭素繊維など、従来から使用されている繊維の代替となる製品です。バサルト繊維の最終用途産業における市場シェアは、その物理的、化学的、および機械的特性により増加し続けています。これらの特性は、低温および高温に対する優れた耐性によって特徴付けられ、他の繊維と比較して、熱安定性、熱および音の絶縁、アブレーション耐性、耐振動性、および耐久性なども備えていることが示されています。バサルト繊維は炭素繊維やガラス繊維よりも優れており、同時に炭素繊維との相性も良い製品です。
抑制要因:成熟した製品との競争
バサルト繊維は、建設・インフラ用途に広く使用されており、EガラスファイバーやSガラスファイバーに比べ優れた特性を持っており、海洋、自動車・輸送、航空宇宙・防衛、スポーツ用品、風力発電などの用途で大きな可能性を秘めています。しかし、バサルト繊維の用途が明確ではない点もあり、まだ、ガラスファイバーが好んで使われる傾向があります。
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当社は、2020年12月24日に東京証券取引所へ上場いたしました(東証スタンダード市場:4171)。