プレスリリース
花火師の両親がウクライナから無事帰国。5月8日『#花火駅伝2022』フィナーレで世界平和に願いを。愛知県南知多町「内海より平和を祈る花火の打ち上げ」開催
玩具花火、煙火、玩具、雑貨、菓子の企画・製造・販売する株式会社若松屋(本社:愛知県西尾市、代表取締役:佐野泰隆)は、GW期間中に開催される日本中各地で花火を打ち上げるプロジェクト『#花火駅伝2022』の花火打上げ場所、愛知県南知多町内海会場で5月8日(日)に『内海より平和を祈る花火の打上げ』を行います。
【ウクライナは切実な状況でした】
当社社員(葛西 喬介)の両親は、ウクライナの首都キーウで約12年前より生活をしていました。ロシアのウクライナ侵攻が始まったため、キーウにてシェルターに避難し、爆撃に怯える日々を過ごしていました。隣国ポーランドへ脱出を決めた際、混乱の中母親が足を骨折していました。移動中は病院へ行くことが出来なかったため、骨折した事さえ気付いていませんでした。
数日かけポーランドに移動した際、避難所のポーランド人ボランティアに足のことを相談したところ、すぐにホームステイ先を紹介されました。偶然にもホームステイ先の奥さんが看護師だったため、夜間にも関わらず、すぐに病院へ連れて行ってくれました。処置をしてもらい経過観察中のホームステイ先ではとても暖かく迎え入れてくれました。この出来事が強く印象に残り、日本に帰国した後、避難民を受け入れる事を考えていました。
ウクライナで日本語講師をしていた時の教え子(ウクライナ人夫婦のルスランさん)から、日本へ避難できないか?とメールで連絡があり、葛西夫婦は快く迎え入れる事としました。ルスランさんは、日本語を習い始めたばかりでほとんど喋ることが出来ませんので、生活や就職など様々なことをサポートしています。
当社は、花火業者として、「ドンッ」という音が爆撃の音ではなく、きれいな花火をイメージしてもらえるようになって欲しいと願っております。また、今回の花火打ち上げがきっかけでウクライナ支援の輪が広がることを願っております。
【花火は平和の象徴】
花火の原料は、火薬です。日本では、徳川家康が江戸幕府を開いたのち、武器弾薬の元になる火薬の製造を禁止しました。しかし一方で直轄地の三河では火薬の扱いを許し、製法を受け継がせました。泰平の世になり鉄砲職人の火術が観賞用花火の技として姿を変えていったという歴史があります。五穀豊穣や悪疫退散などを祈願し、打上げられる花火は、いつしか夏の風物詩として日本人に受け入れられ平和の象徴へと生まれ変わってきたのです。火薬は、人々を悲しませる戦争に使わずに、人々を喜ばせるために使われるべきです。『花火のチカラで人々を笑顔に』平和への祈りを込め、地元愛知県南知多町内海有志の方とプロジェクトに賛同して頂けた応援パートナーの皆様の協力のもと、花火を打上げます。
【開催概要】
日 時 令和4年5月8日(日)※雨天決行 ただし、強風時中止
花火打ち上げ:19時30分より 5分未満
おもちゃ花火プレゼント:18時30分〜19時30分 お子様先着100名程
場 所 花火打ち上げ:内海海水浴場堤防
おもちゃ花火プレゼント:内海海水浴場 西端区駐車場
ご注意 観覧席のご用意はありません。
花火をご鑑賞される際には、新型コロナウイルス感染症対策として、皆様方でソーシャルディスタンス等ご配慮下さい。
おもちゃ花火のゴミは、各自で持ち帰るか、当会が用意したゴミ箱へお捨て下さい。なお、万が一打上場所周辺にて密集・密接が避けられないと判断した場合は、延期もしくは、中止とさせていただきますので、何卒、ご理解していただきますようお願いいたします。
主 催 内海平和を祈る有志の会
事務局 株式会社若松屋
【おもちゃ花火プレゼントについて】
子どもたちへ先着100名におもちゃ花火をプレゼントいたします。
その場で遊んでいただけるように点火道具、消火用具やゴミ箱は、主催者でご用意いたします。
※ただし、雨天の場合は、プレゼントのみになります
花火師による、おもちゃ花火の正しい遊び方や遊ぶ時のマナーなどご案内させていただけます。
また、花火の歴史や火薬の平和利用についてもお話させて頂きます。
子どもたちにとって、おもちゃ花火をマナーを守って安全に遊んでいただく事や平和について考える教育の場になることを目指しております。
【#花火駅伝について】
#花火駅伝とは
昨年のGWから始めた弊社プロジェクト『#花火駅伝』は、「花火のチカラで日本中を笑顔に」をコンセプトに、GWに日本中で花火を打ち上げるイベントです。今年のテーマは、『リアル体感』です。昨年よりも、より多くの人に楽しんでもらうために各会場の告知開催をいたします。
なぜ、リアル体感?
コロナ禍において花火大会というものが、ここ2 年で激減しました。それでも上がっていた花火は『 ゲリラ花火 』 や 『 シークレット花火 』 といわれるもので、お客さんを招いて見てもらう花火大会とは全然違うもの でした。コロナ禍でも花火を打ち上げられるという新たな発見はありましたが、今の『 シークレット花火 』 があたりまえのように続いていくことは、願っていません。
「もっと楽しい花火を打上げよう!」
そこで、2022 年には五感に響く花火を味わうことで、忘れていた日常を思い出し、新しい一歩を踏み出す想いで『リアル体感 』 をテーマにしました。
スペシャルサイト及び告知について
スペシャルサイト内にて花火打上げの日時や場所を確認して頂くことが出来ます。
スペシャルサイト アドレス:https://hanabiekiden.tv
※情報は、随時更新しております。花火会場は、まだまだ増える見込みですのでお楽しみに!
また、Twitterアカウント:#花火駅伝【公式】@hanabiekiden 及び
各会場毎の協賛パートナー様より会場情報などを随時発信していきます。
【プロフィール】
●葛西家
・葛西喬介(弊社 花火師)
愛知県の花火会社(株)若松屋に務め、主に愛知県内の花火大会の演出を担当。
また、他煙火店への卸売商品の営業をしている。
岡崎市などで小学生などへ花火教室や線香花火体験などのワークショップを通じ、花火の歴史や花火の正しい遊び方を伝え、後世に花火(みんなから喜ばれる火薬の利用方法)を残す為の活動を(株)若松屋で担当している。
・葛西孝久(父) 不二恵(母)
両親ともに、日本で小中の教員。父は、小学校で校長を務めたのち、約12年前よりウクライナ(キーウ)で生活を始める。
父は、主にウクライナ大学で日本の歴史・文化の講師を務める。
母は、日本人向け補習校の校長兼教師。ウクライナ人や日本商社のウクライナ人へ日本語レッスンをしていた。
ウクライナから避難する際に、母が骨折したが、経由したポーランドでホームステイや病院へ連れて行ってくれたりと受け入れてくれたことが特に印象に残り、自身も難民がいれば支援したいと考えるようになった。
●ルスランさん・リディアさん夫婦
ルスランさんは、キーウで生活をしていた頃に、葛西母の日本語レッスンを3ヶ月程度受けていた。
戦争が始まり、避難したいと母にメールした事がきっかけで、安城市に来た。
また、糖尿病のため軍隊に入ることが出来なかった。
【若松屋について】
当社の主力商品である「花火」は、多くの人に感動と喜びを提供できる商品であり、「玩具」は子どもたちの豊かな感性を 育む商品と考えています。 今後も昭和 12 年の創業からの信念である「お客様第一」に基づき、「花火」「玩具」などの商品を通じて社会貢献をする ことを目指していきます。
昨年より「花火のチカラ」という言葉を掲げ活動をしています。
全国の花火師に花火の販売をするという仕事の中で培ったネットワークが、今回の『#花火駅伝』の開催に結び付きました。
若松屋 公式Twitterアカウント:https://twitter.com/wakamatsuya
#花火駅伝【公式】Twitterアカウント:https://twitter.com/hanabiekiden
#花火駅伝 公式スペシャルサイト: https://hanabiekiden.tv
【会社概要】
会社名 : 株式会社若松屋
代表 : 代表取締役 佐野 泰隆
本社 : 愛知県西尾市下羽角町岩谷56-1
東京支店 : 東京都台東区柳橋1-5-6
貝吹工場 : 愛知県西尾市貝吹町大牛切65
ホームページ : https://www.wakamatsuya.tv/
設立 : 昭和39年(創業昭和12年)
資本金 : 3000万円
年商 : 35億円
従業員数 : 55名
事業内容 : 玩具花火、煙火、玩具、雑貨、菓子の製造・卸売