プレスリリース
【2期連続日本一】外国人介護福祉士国家試験合格者数が昨年に続き28名、年間受講料1万円の2022年度オンライン試験対策講座が本格始動
外国人への介護学習を支援する一般社団法人外国人介護職員支援センター(千葉県市川市、代表理事 井上文二)は、例年、外国人向け介護福祉士試験対策講座オンラインコースを開講しています。先月、今期の合格発表があり、第34回介護福祉士国家試験において、第33回と同数の28名の外国人生徒合格者を輩出しました。昨年の第33回合格点75点から今回第34回合格点が78点に引き上げられ、介護福祉士養成施設留学生やEPA介護福祉士候補者の合格率が軒並み大幅ダウンする中、前年並みの合格者数を出した事は快挙と言えます。また、外国人合格者数28名は、公表されている留学生受験者をかかえる介護福祉士養成施設186校のどの学校よりも多い数字となり、2期連続で養成施設のトップの学校を上回ってます。当センターの今年度外国人向け国家試験対策講座オンラインコースの一般募集は3月31日に締め切られ、4月1日より受講生総勢175名の試験勉強が本格的に始まりました。
厚生労働省の発表によると、今回の第34回介護福祉士国家試験でのEPA外国人介護福祉士候補者の受験者数は1,014名、合格者374名、合格率36.9%となっており、前年度の953名、440名、46.2%と比べると合格率が大幅にダウンしています。また、全国の介護福祉士養成施設(専門学校等)の留学生では、受験者数2,615名、合格者657名、合格率25.1%と、これも前年度の1,895名、646名、34.1%と比べると、受験者数は大幅に伸びていますが、合格率は逆に大幅にダウンしています。日本人を含む全体では、受験者が84,483名から83,082名、合格者59,975名から60,099名、合格率71.0%から72.3%とほぼ横ばいの中で、外国人がかなり苦戦したことがわかります。
当センターが実施した昨年度試験対策オンラインコースでは、合格基準の75点を目指し、実施した2回の模擬試験結果や本試験後の自己採点結果情報などから合格者が大幅に伸びると予測をしていましたが、合格ラインの点数が78点と、その前の年から3点引き上げられたことが大きく響き、結果的には前年度と同じ合格者数に留まりました。そのため、今年度の試験対策講座では、本試験での80点以上を目標設定にし、毎週2回のZOOM授業(これ以外に、毎週3.5時間程度の動画学習もあり)の改善に力をいれてまいります。
3月31日に一般募集を締め切った今年度の外国人向け介護福祉士国家試験対策オンラインコース(通称:WebTutor2022)は、総受講生175名となり、日本を含む出身国16か国の方が参加しています。国籍は、多い順でフィリピン、ベトナム、インドネシア、ミャンマーとなっており、在留資格では一般長期在留資格者85名、特定技能20名、EPA18名、技能実習生11名、専門学校留学生10名、その他となっています。また他にも過去にWebTutorを受講した人など、既に合格した人も知識を深めたいと8名が受講しています。
オンラインコースWebTutor2022は、毎週、月曜と水曜に1時間前後の講義動画を数本(合計で平均3.5時間)視聴学習できるようにするとともに、毎週、火曜と土曜の19:00-20:00にZOOMによる対面授業を翌年1月の本試験直前まで実施します。受講料は特定技能外国人には無料、その他外国人は1万円、日本人は2万円とし、別途、10月と12月に実施予定のふりがな付き模擬試験が2回分4,000円と設定しています。
当センターでは、外国人向け介護福祉士国家試験対策指導のノウハウを外国人を雇用する介護事業者や多くの外国人留学生をかかえる介護福祉士養成施設にも活用していただきたいと、昨年度オンラインコース1年間分の講義動画とZOOM収録動画を編集したビデオセットも販売しています。
お問い合わせ先:
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