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プレスリリース

戎光祥出版株式会社

大政所と北政所を通して豊臣秀吉政権の特質に迫る! 『大政所と北政所』(著者:河内将芳)3月11日発売

(DreamNews) 2022年03月11日(金)09時00分配信 DreamNews

戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『大政所と北政所―関白の母や妻の称号はなぜ二人の代名詞になったか』(著者:河内将芳)を2022年3月11日に発売いたします。



天下人となった豊臣秀吉の政権には、前後の時代と比べても女性の活躍が多くみられます。その代表例が秀吉の母である大政所と妻である北政所で、秀吉政権の大きな特徴の一つとなっています。本書では、前後の政権とはなぜそのような違いが生まれたのか?という問いを出発点に、大政所と北政所についてのさまざまな事項を検証することで課題に迫ります。
また、サブタイトルにもあるように、本来は摂政・関白の母や妻を指す大政所と北政所の呼称が、なぜ秀吉の母と妻の代名詞になったのかも本書の大きなテーマとなっています。拠るべき先祖や家がなかった秀吉は、みずから関白・天下人にふさわしい家をつくらなければなりませんでした。その中で白羽の矢が立ったのが大政所であり北政所でした。
秀吉は大政所を「太閤様御先祖」として位置づけようとし、北政所は関白にならび国政レベルのことがらにも関与するようになりました。これまで大政所や北政所は秀吉の「母」や「妻」という側面で語られることがほとんどでしたが、本書ではそれらとは一線を画し、主として政治的な動向の中で位置づけが語られているのが特徴です。
秀次事件や秀頼の豊臣家督継承にも興味深い指摘がなされており、「豊臣家」の成り立ちや秀吉政権の特質を考えるうえで刺激的な1冊です。

【目次】
第一部 秀吉の母・大政所
 第一章 大政所の登場
  『関白任官記』が記す秀吉の出自/大政所の登場/大政所をとりまく人びと ほか
 第二章 大政所の病
  大政所、病をわずらう/秀吉が立願した十三の寺社/勅使と秀吉文書の到来 ほか
第二部 「太閤様御先祖」と大政所
 第一章 大政所の死
  大政所位牌所と天瑞寺/大政所の娘・家康室の死 ほか
 第二章 太閤様御先祖と大政所
  大政所の孫たちの去就/太閤様御先祖の御弔い/にわかに決まった法事 ほか
第三部 秀吉の妻・北政所
 第一章 北政所と秀吉、そして婦人たち
  秀吉・おねゝ/秀吉と北政所につかえた東殿/財産は婦人たちが管理 ほか
 第二章 北政所と羽柴・豊臣家
  北政所を称するのはいつからか/異例ずくめの従一位豊臣吉子 ほか
第四部 関白不在のなかの北政所
 第一章 秀次の死
  大坂御袋誕生月/太閤若公誕生と秀吉の歓喜/「北政所殿御養子姫君」は誰か ほか
 第二章 秀吉の死とその後
  祈の甲斐なく秀吉死す/残された政権関係者/北政所の命で東寺講堂を建立 ほか

【商品情報】
書名:『大政所と北政所―関白の母や妻の称号はなぜ二人の代名詞になったか』
著者:河内将芳
定価:1,800円+税
ISBN:978-4-86403-420-3
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/629/

【著者紹介】
河内将芳(かわうち・まさよし)
1963年、大阪市生まれ。
京都府立大学文学部卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。
甲南中学高校教諭、京都造形芸術大学芸術学部准教授を経て、現在、奈良大学文学部教授。
最近の著書に、『落日の豊臣政権』(吉川弘文館、2016年)、『戦国京都の大路・小路』(戎光祥出版、2017年)、『信長と京都 宿所の変遷からみる』(淡交社、2018年)、『戦国仏教と京都』(法藏館、2019年)、『室町時代の祇園祭』(法藏館、2020年)、『信長が見た戦国京都』(法藏館文庫、2020年)、『改訂 祇園祭と戦国京都』(法藏館文庫、2021年)などがある。

【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/

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