プレスリリース
株式会社三井住友フィナンシャルグループ (執行役社長グループCEO:太田 純、以下グループを総称して「SMBCグループ」)とマイクロソフト コーポレーション(CEO:サティア ナデラ、以下「マイクロソフト」)は、お客さまに革新的なデジタルサービスを提供するために、クラウド分野における複数年にわたる戦略的提携を締結したことを本日発表しました。
SMBCグループは、海外149拠点におよぶグローバルネットワークを活用して、世界中のお客さまに向けて様々なソリューションを提供しています。今回、SMBCグループは、マイクロソフトを戦略的クラウドサービスプロバイダーとして選択し、提携した日本初の大手金融機関となります。両社は、SMBCグループのデジタルトランスフォーメーションを加速するとともに、日本および世界における業界の変革を推進するために、様々な革新的ソリューションの提供を共同で行っていきます。
このパートナーシップを通じて、SMBCグループは、Microsoft Azure を活用した、IT 環境のモダナイズ、ミッションクリティカルなワークロードのサポート、そして、最終的にはお客さまと従業員に対する比類のない体験の提供により、グローバルなビジネスの拡大を目指します。デジタルに精通し、テクノロジーで強化された人材を育成することが、総合的ソリューションプロバイダーというSMBC グループの目的実現に不可欠です。
SMBCグループは、マルチクラウド戦略とハイブリッドクラウド戦略を進める中で、Microsoft Azure を優先的クラウドプラットフォームとして選択し、Azure Virtual Desktop、Azure Batch、Azure Kubernetes Servicesなどのサービスを活用して、自社の IT 環境とワークロードのモダナイズと Azure への移行を進めていきます。また、これまでも活用してきた最新のプロダクティビティとコラボレーションのツールである Microsoft 365 と Microsoft Teams による、全社員に向けた多様な働き方や組織横断的なコラボレーションを支援する環境を今後も提供していきます。
また、今回のパートナーシップでは、SMBCグループの従業員のデジタルスキル向上にも取り組みます。マイクロソフトは、自社の全社的スキル向上の取り組みを活用して、SMBCグループのクラウドとセキュリティ関連のトレーニングを迅速に拡大し、高度なデジタルトランスフォーメーションの実践的なトレーニングを提供することで、グループ全体の技術的専門知識の強化・拡大を支援します。
更に、SMBCグループが、情報システム関連の国内外各社CTOクラスが参加する、テクノロジー戦略の高度化を目的に開催している「テクノロジーアドバイザリー会議」に、日本マイクロソフトも参画しており、今後も知見やベストプラクティスの共有を通じて、SMBCグループを支援していきます。
SMBCグループは、急速に変化するビジネス環境の中で、お客さまにとってより価値の高いサービスを提供するため、サービスのポートフォリオを拡充し、金融サービスにとどまらない総合的ソリューションプロバイダーとなることを目指しています。本提携の一環として、SMBCグループは、アジア太平洋地域におけるデジタル取引とサプライチェーンファイナンス分野のイノベーションを推進していきます。エンベデッド・ファイナンス(組み込み型金融)の分野では、Microsoft Azure を利用してデジタルを活用した貿易実務とサプライチェーンファイナンスでの変革の推進を目指し、これらのサービスをまずアジア地域で展開し、その後に全世界で展開していく計画です。
長期的には、両社は Microsoft Azure を活用したグリーンファイナンスやサステナブルファイナンスのソリューション支援で協力し、脱炭素化関連の取り組みも行っていく計画です。
以上