プレスリリース
名建築・神奈川県立音楽堂で 歩いて 感じて 楽しんで
多彩な音楽を体で味わう5時間半のワンデイイベント!
ル・コルビュジエに師事した日本のモダニズム建築の巨匠、前川國男設計の名建築として、昨年神奈川県の重要文化財にも指定された神奈川県立音楽堂。
横浜・桜木町の港を見下ろす丘の上に建ち、背後を掃部山公園の緑に抱かれて、美しい音響をもつ通称「木のホール」や陽の光にあふれたホワイエなどの空間とともに、音楽ファンからも建築ファンからも愛され続けています。
音楽堂は1954年、日本に初めて建った本格的な公立音楽ホールで、以来67年間、国内外の名だたる音楽家たちが名演奏をくり広げてきました。クラシックだけでなく、ジャズ、実験音楽、民族音楽からダンスまで、戦後音楽史を創ってきた場所でもあります。
この音楽堂の建築、音響空間をいっぱいに使い、その歴史をふり返るかのように多彩でユニークな音楽を楽しむ新機軸のワンデイイベントがこの春発進します。
◆ジャンルレスなアーティストが集い、5時間半にわたり繰り広げる音空間!
現代美術シーンで活躍する美術作家、小金沢健人と気鋭の音楽プロデューサー、Kenji“Noiz”Nakamuraが演出を手掛け、音楽堂をとりまく環境や空間、歴史に思いをはせ、自然との共生、太古からの時間の流れ、音楽に限らず様々なアートのテーマに連なる、ジャンルレスなアーティストたち、そして多彩な音楽の集いを創りました。
13:00から5時間半、全席自由・出入り自由で、肩の力を抜き、名建築空間でいろとりどりの音楽を体感してください。
これはお客様が客席に座ったまま聴くふつうのコンサートではありません。客席からホワイエ、楽屋、そしてステージ!?ピクニックのごとく音楽堂のあちらこちらを歩いて巡って、時に立ち止まって、春の薫りとともに音楽堂の名建築空間にきらめく太古から未来につながる多彩な音たちをたっぷりと感じるピクニックです!
音楽堂のあんなとこやこんなとこ。
耳が旅する不思議なピクニック
歩いて巡る音つなぎのまたたび
歴の上ではほぼほぼ春分。壬寅の弥生の頃。
桜木町の小高い丘を足取り軽く登りますとニッポン戦後の文化復興シンボルが見えて来る。かつてモダニズム建築をリードした建築家前川國男を筆頭に、県知事含めた面々が叡智の限りを詰め込んで「人々が落ち着いて音楽を楽しみ、明日への力を養う場」として創造された、今や立派な文化財。立派なのは肩書きだけじゃあない。
ガラス張りの開放的なホワイエが、燦々と注ぐ太陽シャワーでお出迎え。
見渡す限り東西南北天地に渡り、細部まで行き届いた一級品の職人仕事に目を奪われ、うっとりとろとろぐにゃり、時空の歪みを感じるとお次は全面「木」のホール。
東洋一の響きは伊達じゃあない。柔らかく豊かな音の響きは、瞬くまにまに鑑賞者(あなた)の耳を優しく包む。
約七十年の時の経過は、空間と音響がエマルジョンして時間芸術へ華麗に化ける。先人が残した熱量に、焚火の様にぽかぽかと時空を超えて感じ入る。
現在(いま)を生きる私たちが過去(むかし)と共に遊ぶには、邪鬼を解いて無邪気と手を組む。握手もポイズンな世の中じゃ、煌めく未来も屈まるか。
育む歴史が続くなら、あんな所をこんな所に、こんな事をあんな事に誰かが見た夢ひと繋ぎ。「また来世」じゃあつまらない。
おぎゃあと産まれたまた旅ついでの数時間。春の陽気が誘うのよ。寄って見てって遊んでいって。
巡る季節は軽やかにどなた様もどうぞ気軽においでください。
音楽堂からシーズン開幕。
◆入口は意外なところから。そこからがピクニックの始まり…。
お客様は「開場」とともに正面入り口ではなく、意外な場所から入場します。
「開場」と「開演」は同時。春の陽射し溢れるホワイエに、若手弦楽四重奏団、カルテット・シエルのフレッシュなヴァイオリンやチェロの調べが響き渡り、お客様を歓迎します。そこから誘われるのはなんと音楽堂バックステージ。67年にわたり、名音楽家たちが歩いた足跡を追体験するかのように、お客様に楽屋廊下を歩いていただきます。
順路に従って出てきた場所は…さらなるサプライズ!
好きなお席をゆっくり選んでお座りください。薩摩琵琶や三味線、鼓、箏などを現代の感覚で聴かせる 邦楽創造集団オーラJ が、ゆったりとした時間をおって、音が少しずつ生まれてくるような新曲を聴かせます。
詩人/作家/作詩家/語り部で、独自の日本語表現の探求により、言葉に秘められた全く新しい可能性を示す言葉の職人 志人 が登場。音楽堂をモチーフにした言葉を紡ぎだし、劇団・維新派の舞台音楽監督を30年以上にわたり務め、音の世界を開拓してきたギタリスト、ダクソフォン奏者、内橋和久 とのコラボレーションで、空間に新しい響きをもたらします。
エコー楽器《アナラポス》などの創作楽器や様々な素材を楽器にして鳴らす世界的なサウンドパフォーマー 鈴木昭男、時間感覚や空間感覚を美術表現へ持ち込むダンサー 宮北裕美 が客席に登場。彼らの不思議な音世界の引力に誘われた方は、心のままに席を立ってついていってください。
歩いて行ったその先に待ち受けるのは、水槽やオリジナルのパイプオルガンで宇宙的な音空間を生み出す FUJI|||||||||||TA。ガラス張りの天井の高いホワイエいっぱいを鳴らす新鮮な音楽体験とともに前半がフィナーレを迎えます。
休憩のあとは、客席で「木のホール」の響きとともに繰り広げられる豊かな音の万華鏡をお楽しみに。
アイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ・マレウレウのレクポとマユンキキの姉妹ユニット、アペトゥンペ は、自然、風土、伝統文化、夢などからイマジネーションを広げてものがたりを紡ぐ、仮面舞踊家の小谷野哲郎と物語作家わたなべなおかによるユニット、ほしふね とコラボレーションし、アイヌ歌謡と影絵や仮面などを駆使した舞台を創り上げます。
ジャズを中心としたボーダーレスな音楽フィールドでの活躍でドラマーとして知らぬ人のいない 芳垣安洋 と 石若駿 を核に舞台を創り上げるのは、作編曲家、サックス・フルート・クラリネット・シンセサイザー・ボコーダー奏者の 小西遼 率いるユニット 象眠舎。
そしてカリスマ的ジャズ・ピアニスト 渋谷毅が美しくソロ演奏を響かせ、このぜいたくな1日をしめくくります。
**プレイベント**<ピクニック>YouTubeチャンネルで動画配信!
→特設サイトからどうぞ!https://metapicnic.space/ongakudo2022/
■鈴木昭男インタビュー 聴き手:小金沢健人/Kenji“Noiz”Nakamura
アーティストとしての歩みから創作楽器の響きまで 3/5 配信!
■夢枕獏(作家)×竹倉史人(人類学者)対談
縄文研究、縄文神話に魅せられた2人が自然や環境への思いを語る
3/12 19時(予定)ライブ配信!
【イベント概要】
公演名:子どもと大人の音楽堂<大人編> 音楽堂のピクニック
日程:2022年3月19日(土)開演・開場 13:00 終演予定 18:30
会場:神奈川県立音楽堂 (〒220-0044 神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘9-2)
出演:鈴木昭男
宮北裕美
アイヌ影絵(ほしふね 小谷野哲郎、わたなべなおか/アペトゥンペ Rekpo、Mayunkiki)
邦楽創造集団オーラJ
志人×内橋和久
FUJI|||||||||||TA
芳垣安洋・石若駿 feat.象眠舎
渋谷毅
チケット:
一般 3,500円
U24 1,750円(24歳以下)
高校生以下 0円(要事前予約、当日要学生証、4歳以上入場可)予定枚数終了
車椅子席 3,500円(付添席1名無料、U24適用可)
チケットかながわ 0570-015-415(10:00〜18:00)
窓口:神奈川県立音楽堂(13:00〜17:00/月曜休)
神奈川県民ホール/KAAT神奈川芸術劇場(13:00〜18:00)
チケットぴあ https://t.pia.jp/ (Pコード 210-483)
イープラス(https://eplus.jp/)
※お引き取り方法により手数料がかかります。
※U24、高校生以下はチケットかながわのみで取り扱い。(枚数限定)
※車椅子でご来場の方は事前にチケットかながわにお問合せください。
※新型コロナウイルス感染予防策最新情報は音楽堂オフィシャルサイト等でご確認下さい。
公式WEBSITE: https://metapicnic.space/ongakudo2022
スタッフ:
ディレクター Kenji“Noiz”Nakamura/小金沢健人
舞台監督 尾崎聡
音響 中原楽(Luftzug)
照明 渡辺敬之
宣伝美術 水澤充(MYG round inc.)
制作 井尻有美
企画製作 Good Mode Teams
主催:神奈川県立音楽堂(指定管理:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
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【関連企画】 音のインスタレーション体験展示
Kiyoshi Takanashi Sound Installation Black Box Portal Point ver.0
18日(金)19日(土)の2日間、「別空間」で音のインスタレーションが楽しめる体験展示
『Black Box Portal Point ver.0』(ブラックボックス・ポータルポイント)も合わせておたのしみください。
*ご予約はすでに定員に達しました。
世界は波動であり振動です。
地球上にある座標軸上の空間に存在する振動と周波数を別の座標軸の空間に転送する装置がポータルポイントです。Ver.0では、富士の風穴の音と振動を切り取った環境を、音楽堂ミーティングルームの中4.5m×4.5mの空間に転送します。
実際には1人ずつ特殊なベストとヘッドホンを装着していただき、洞窟内の環境に近い暗闇に設定された部屋の中でセンサーに反応して生み出される振動や音に身体をゆだねていただきます。これは座標から座標へ時空間転送を行うサウンドインスタレーションです。
富士の風穴→音楽堂へとつながる時空間転送をぜひご体験ください。
体験方法
(1)入る前に特殊なベストWoojer Edgeとヘッドホンを装着します。
*部屋は、Portal Pointが放つ光のみの状態でとても暗いです。足元にお気をつけください。
(2)部屋の中へ入り空間と音を楽しみます。
*部屋から光が消え暗闇になると、立体的な風穴の音が流れます。そこから約3分間の時空間転移を体験ください。
(3)Portal Pointを観察できます。
*Portal Pointに近づくと装着しているWoojer Edgeが震え、風穴の振動を感じることができます。
(4)Easter egg、Portal Pointには更にもうひとつ秘密の仕掛けがあります。
あなたが、ほんの少しだけ勇気を持って行動するとPortal Pointはある反応をします。
実際にここに来られた方のみが体験できる仕掛けになっていますので、是非会場までお越しください。
会場:神奈川県立音楽堂 ミーティングルーム
日時:2022年3月18日(金)14:00〜17:00
3月19日(土)10:00〜17:00
体験:約5分
定員:各1名
対象:4歳以上
※体験は説明・器具装着などを含めて1人1枠10分です。
Device Design / VR programming:penotea
Device engineering:GAKKI
Device programming:uematsu nanami
Voice:YURIELLE Miyazak
Supervisor:Takehito Koganezawa
Producer:Kenji “Noiz” Nakamura
【出演者プロフィール】
鈴木昭男 Akio Suzuki
1941年生まれ。1963年、名古屋駅でおこなった《階段に物を投げる》以来、自然界を相手に「なげかけ」と「たどり」を繰り返す「自修イベント」により、「聴く」ことを探求。1970年代にはエコー楽器《アナラポス》などの創作楽器を制作し、演奏活動を始める。1976年の個展「音のオブジェと音具展」(南画廊、東京)や1978年フェスティバル・ドートンヌ・パリ出場を機に素材そのものから音を探る「コンセプチュアル・サウンドワーク」を展開し1987年にドクメンタ8に出場した。1988年、子午線上の京都府網野町にて、一日自然の音に耳を澄ます《日向ぼっこの空間》を発表。1996年に街のエコーポイントを探る「点 音」プロジェクトを開始。大英博物館(イギリス、2002年)、ザツキン美術館(フランス、2004年)、ボン市立美術館(ドイツ、2018年)、東京都現代美術館(2019年)など、世界各地の美術展や音楽祭での展示や演奏多数。
https://www.akiosuzuki.com
宮北裕美 Hiromi Miyakita
兵庫県伊丹市出身。イリノイ大学芸術学部ダンス科卒。舞台芸術の出演や振付を経て“立つ、歩く、座る”と言ったシンプルな動作、身の回りのモノや現象にダンスを見出し、即興パフォーマンスや視覚芸術の可能性を探る。2012年、京丹後市に拠点を移し、浜で採集した自然の石を打つダンス「NuTu(ヌトゥ)」を創始、国内外で上演。近年は美術館、鉄道、公園、路上、日本庭園など様々なサイト・スペシフィック・パフォーマンスを手がけ、「その日のダイヤグラム−丹後〜豊岡 パフォーマンス列車の旅」(京丹後市・豊岡市、2017年)、「Distance and Density」(ボン、2018年)などをディレクションする。ダンサーとして活動してきた固有の時間感覚や空間感覚を美術表現へと持ち込み、映像作品「Drift」(ArtisTree、香港、2018)、個展「分身」(3331 アーツ千代田、東京、2019)を発表している。
https://miyakitahiromi.com
ほしふね hoshifune
仮面舞踊家小谷野哲郎と、物語作家わたなべなおかによるユニット。
自然、風土、伝統文化、夢などからイマジネーションを広げ、ものがたりを紡ぎ、影絵や仮面などを駆使して、多様なジャンルのアーティスト達と共に舞台作品化。
近年では特に「暮らしと食とアート」をテーマにプロジェクトを展開。
主に日本やアジア各地でその土地の人たちと関わりながら生み出されるものを大切にしている。
アペトゥンペ
アイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ「マレウレウ」のレクポとマユンキキの姉妹ユニット。アイヌ語で蛾を表すアペトゥンペはマレウレウ(蝶)では出来ない表現を追求し、この二人にしか出来ないウポポを発信している。
邦楽創造集団オーラJ Aura-J
日本の各種伝統楽器による新しい作品を作し、演奏する優秀な人材を団員として、日本国内だけでなく国際的に活動をしている専門的な創造集団です。また邦楽器に限らず、他の民族楽器とも自由に連携し、地球上の様々な民族の音楽を吸収しつつ、今までにない新たな音楽の創造開発と演奏活動を展開しようとしています。オーラJ は、人のエネルギーが発せられるオーラ(Aura)とJapanのJから付けられた名ですが、JoinやJoyも意味する民族の「共生共楽を願って、21世紀の先駆者たらんと意気高 く行動しています。
志人 sibitt.
詩人/作家/作詩家/語り部
独自の日本語表現の探求により、言葉に秘められた全く新しい可能性を示す「言葉の職人」。
音楽表現のみならず舞台芸術、古典芸能の分野においても国内外で活動する表現者。
2020年より“8 ∞”という企画で世界中の表現者と1つであり無限の物語を紡ぐ企画を主宰し、
現在、志人、Khyro、Rully Shabara、なのるなもない、Bleubird、Bianca Casady、吉増剛造の7名が詩人/ボイスパフォーマーとして参加している。
2021年にセルフ・プロデュースアルバム「心眼銀河-SHINGANGINGA-」、「視覚詩・触覚詩 心眼銀河 書契」を発表。
sibitts official blog Wheres sibitt? : sibitt.exblog.jp/
TempleATS: templeats.net/
8 ∞:88project.info/
内橋和久 Kazuhisa Uchihashi
ギタリスト、ダクソフォン奏者、インプロヴィゼーショントリオ/アルタードステイツ主宰。 劇団・維新派の舞台音楽監督を30年以上にわたり務める。音楽家同士の交流、切磋琢磨を促す「場」を積極的に作り出し、95年から即興ワークショップを神戸で開始する。その発展形の音楽祭、フェスティヴァル・ビヨンド・イノセンスを96年より毎年開催2007年まで続ける。これらの活動と併行して歌に積極的に取り組み、UA、細野晴臣、くるり、七尾旅人、青葉市子、Salyuらとも積極的に活動。即興音楽家とポップミュージシャンの交流の必要性を説く。近年ではチェルフィッチュの岡田利規の6作品の音楽を担当(ミュンヘン、横浜、ハンブルグ)。また、2002年から2007年までNPOビヨン ド・イノセンスを立ち上げ、大阪でオルタナティヴ・スペース、BRIDGEを運営。現在はベルリン、東京を拠点に活動。インプロヴィゼーション(即興)とコンポジション(楽曲)の境界を消し去っていく。
FUJI|||||||||||TA
自作パイプオルガン、声などを主軸としたサウンド・アーティスト。聴いたことのない音を聴きたいという興味(欲求)に従って、あらゆる現象を取り込みながら音楽を探求している。
∈Y∋(ボアダムス)との共作舞台「メモリーム」(2015)や、東京都庭園美術館や瀬戸内国際
芸術祭などを舞台としたDOMMUNEでのソロ・パフォーマンス、MUTEKなど国内の活動をはじめ、ロンドンのMODE 2019、オランダのREWIRE 2021、ニューヨークのIssue project room(collaboration with Rashad Becker)など海外での活動も多々。
近年のリリース作として、スイスのレーベル・Hallow Groundより「iki」(2020)、イギリスのBoomkat Editionsより「KMORI」(2020)、ロンドンの33-33より「NOISEEM」(2021)など。
芳垣安洋 Yosuhiro Yoshigaki
1959年生まれ。兵庫県出身。
関西学院大学在学中から演奏活動を始め、関西のジャズエリアでプロとしてのキャリアをスタートさせる。ジャズなどの演奏以外に即興演奏や民族音楽に影響を受け、大原裕、船戸博史らと「Sights」、内橋和久、ナスノミツルと「Altered States」を結成、自己のサルサバンド「Los Rumberos」を主宰する。「モダン・チョキチョキズ」に参加し上京。’90年代中期以降、不破大輔「渋さ知らズ」、大友良英「Ground Zero」「ONJQ」「ONJO」、勝井祐二「ROVO」、菊地成孔「Date Course Pentagon Royal Garden」などのジャズ〜アヴァン・ポップを牽引したバンドのメンバーとして活動。
渋谷 毅、山下洋輔、坂田明、板橋文夫、梅津和時、林栄一、片山広明、加藤崇之、巻上公一、ホッピー神山、沢田穣治、大儀見元、高橋ゲタ夫、石井彰、レナード衛藤、南博、水谷浩章、おおはた雄一、ハナレグミ、ヤドランカ、カルメン・マキ、おおたか静流、友部正人、小島真由実、浜田真理子、酒井俊、カヒミ・カリィ、UA、原田郁子、畠山美由紀、やくしまるえつこ、CHAKA、Leo Smith、Lester Bowie、Don Moye、John Zorn、Bill Laswell、Pierre Barouh、Enrico Rava、Santiago Vazquez、Antonio Laurairo、Kasper Tranberg、Simon Toldam、Pete Drungleなど様々なミュージシャンと共演、ライブやレコーディングに参加。
現在、トランスロックバンド「ROVO」、即興バンド「Altered States」、「大友良英ONJQ」、助川太郎との「ブラジルの抽象画」、渡辺隆雄の「Undercurrent4」、水谷浩章「GUSH」、シシド・カフカ「El Tempo」などのメンバーとしての活動のほか、大編成ジャズグループ「Orquesta Libre 」、打楽器アンサンブル「Orquesta Nudge! Nudge!」、爆音ジャズ「Emergency!」、エスニックアンサンブル「Vincent Atmicus」、ピアノトリオ「On The Mountain」、コスプレフリージャズバンド「MoGoToYoYo」等を主宰。Orquesta Libreでは、ROLLY、柳原陽一郎、スガダイロー、RONxIIらの個性的な音楽家らとコラボレートを続ける。またOrquesta Nudge! Nudge!とともに、リズムを中心としたアンサンブルのワークショップも行っている。
文学座などの舞台演劇、TVや映画、ダンス・カンパニー「Co.山田うん」などの音楽制作も行っている。大友良英の映像の音楽制作には長らく関わり、数多くの映画、NHK朝ドラ「あまちゃん」、2019年の大河ドラマ「いだてん」のテーマ曲や劇中曲の演奏を担当。
1990年代から、メールス・ジャズ・フェスティバル、コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバルを始めとする、欧米のジャズや現代音楽のフェスティバルへの出演も続ける。来日するミュージシャンとの共演も多く、海外では即興音楽家としての評価も高い。
音楽レーベル「Glamorous」を主宰。打楽器専門誌「リズム&ドラムマガジン」にコラムを連載中。 http://y-yoshigaki.com/index.html
石若駿 Shun Ishiwaka
打楽器奏者。1992年北海道生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校打楽器専攻を経て、同大学を卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。
リーダープロジェクトとして、
Answer to Remember,SMTK,Songbook Trioを率いる傍ら、くるり、CRCK/LCKS、Kid Fresino、君島大空、Millennium Paradeなど数多くのライブ、作品に参加。
近年の活動として、山口情報芸術センター[YCAM]にて、音と響きによって記憶を喚起させることをテーマに、細井美裕+石若駿+YCAM新作コンサートピース「Sound Mine」を発表。アッセンブリッジ・ナゴヤにて、旧・名古屋税関港寮全体をステージとした回遊型パフォーマンス「石若駿×浅井信好ライブセッション」を行う。
山本製作所100周年記念モデル「OU-オウ」のPV、
フィガロジャポン新連載 山田智和監督「虹の刻 第15章」のオンラインスペシャルムービー、
ドキュメンタリー映画『建築と時間と妹島和世(監督・撮影 ホンマタカシ)』、NHKオーディオドラマ『屋上の侵入者』の音楽や、
LOEWE 2021年秋冬プレコレクション キャンペーンムービー『LOEWE FW21 | 「幸せ」の探索。(ナカジマユウ監督)』、
NIKE『Jordan - Tokyo Fearless Ones(山田智和監督)』ショートムービーの音楽を手掛ける他、映画『恋する寄生虫』、アプリ『RoadMovie+』へ楽曲提供をするなど、
活動は多岐に渡る。
海外アーティストとの共演も多く、これまでに、
Kurt Rosenwinkel,Jason Moran,
Federico Casagrande,
Tony Allen、James Francies,
John Scofeild,Taylor McFerrin,Peter Evans,
Fabian Almazan,Linda Oh,Richard Spaven,Corey King,の来日公演に参加。
象眠舎/小西遼 ZOO-MIN-SHA/Ryo Konishi
1988年7月25日東京生まれの作編曲家、サックス・フルート・クラリネット・シンセサイザー・ボコーダー奏者。一度に様々な楽器を駆使しながら演奏することをスタイルとしており、アレンジではホーンセクションや弦楽器をはじめとした室内楽のアレンジなども多く手がけ、ディレクションやプロデュースにも高い評価を得ている。CRCK/LCKSリーダー、象眠舎主宰、TELE-PLAYプロデューサー。
渋谷毅 Takeshi Shibuya
東京芸術大学作曲科在学中よりジョージ川口ビッグ4、などでピアニストとして活動。1975年に初のリーダー作『ドリーム』を発表。1986年に従来の典型的なビッグバンド・スタイルから解放された“渋谷毅オーケストラ”を結成。1999年にデューク・エリントンの作品をレパートリーとするグループ “エッセンシャル・エリントン”を結成。2007年から渋谷毅オーケストラのメンバーとのデュオ作品を発表。この間、浅川マキ、金子マリ、小川美潮、高田渡、小沢健二、二階堂和美ほかのヴーカリストとのセッション、レコーディングにも数多く参加している。また、作曲家としても、歌謡曲、映画、CM音楽などを数多く手がけ、NHKの『おかあさんといっしょ』『母と子のテレビ絵本』にも多くの作品を提供している。