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プレスリリース
三菱総合研究所とSCSK Minoriソリューションズ、 デジタル地域通貨サービス「Region Ring(R)」における協業契約を締結 知とデジタルの結合により、より良い地域社会の実現へ
株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)とSCSK Minoriソリューションズ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:森下祐治、以下 SCSK Minori)は、デジタル地域通貨サービス「Region Ring(R)」における協業契約を、本日締結しました。両社は協業を通じ、さまざまな地域課題を統合的に解決し、ウェルビーイング、豊かさ、および持続可能な地域社会を実現していきます。
1. 背景
グローバル化が進展する中、少子高齢化や人口減少によって地域コミュニティはかつての活気を失い、地域経済は停滞を余儀なくされてきました。コミュニティの衰退は地域の活力を奪い、都市と地方の格差をもたらす要因となりました。
このような状況下、新型コロナウイルスによる感染症を契機として、地方への関心が高まっています。テレワークの拡大やデジタル化も相まって地方への人の流れが生まれています。政府も、地方への人の流れを促進するさまざまな政策パッケージを発動し、デジタルを核とした新たな地方創生を後押ししています。都市の活力と地方のゆとりの両方を享受できる「デジタル田園都市国家構想」では、地域経済の活性化と、持続可能な地域経済社会の実現を掲げています。
2. 概要・特徴
MRIは2021年3月、地域コインやポイントの発行・管理を通じて地域の経済発展と社会課題解決を両立する地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring」の提供を開始しました。SCSK Minoriは2020年5月から開発パートナーとして「Region Ring」の開発に参画し、「大丸有SDGs ACT5※1」では、IT基盤の設計から構築、運用、保守に至るトータルソリューションを提供しました。
「Region Ring」はブロックチェーンが持つ価値の発行・管理や移転機能※2に、人を動かし行動を変えるインセンティブ機能とナッジ※3を、また、経済活性化を期待できる「減価※4」機能をスマートコントラクト※5として実装している点に特徴があります。インセンティブとナッジは、より良い社会に対するアクションを創発し、人々の行動変容を促すことで地域の課題を解決します。「減価」は消費を促すことで地域経済を活性化させます。
MRIとSCSK Minoriは、MRIならではの事業創造力とSCSKグループとしてのICTの総合力を結集し、より良い地域社会をつくることを共通の目的として、本日、協業契約を締結しました。
3. 今後の予定
今後両社は、さまざまな地域へ「Region Ring」の社会実装を進め、ウェルビーイングと持続可能なより良い地域社会づくりに連携して取り組んでいきます。
【参考】SCSK Minoriソリューションズ株式会社について
商号:SCSK Minoriソリューションズ株式会社
本社:東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント5F
代表者:代表取締役社長 森下祐治
設立:1980年6月
企業サイト:https://www.scskminori.co.jp/
サービスサイト:https://www.minori-sol.jp/solution/regional_digital_currency/regionring/
注「Region Ring(R)」はMRIの登録商標です。
※1:東京都千代田区の大丸有エリアを起点にSDGs達成に向けた活動を推進する取り組み。
https://act-5.jp/
※2:発行・管理が可能なブロックチェーンを採用。
※3:“nudge”。「肘でつつく」「後押しする」という意味。強要せずに自然に良い方向に誘導することで、人々の行動変容を促す。
※4:利用がないと価値(コイン、ポイント)の一部を消滅させる機能。MRIが特許を保有。(特許6386009、特許6469276)
※5:契約をプログラム化し自動実行させること。「Region Ring」では減価の条件を契約し自動化。
参考|地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region Ring(R)」
https://www.mri.co.jp/service/platform-services-for-regional-digital-currency.html