プレスリリース
2021年12月24日
株式会社カウリス
不正ログイン検知サービスを提供する株式会社カウリス(東京都千代田区 代表取締役 島津敦好)は、一般社団法人キャッシュレス推進協議会が推進する不正利用関連情報確認データベース(CLUE)の構築に技術協力することを、本日お知らせいたします。これにより、不正利用に関する情報を複数の決済事業者間で共有できるようになり、より安心・安全なオンラインサービスの提供が可能になります。
■ 不正利用関連情報確認データベース(CLUE: Cross-referencing List of User’s Encrypted data)について
不正利用関連情報確認データベースは、不正利用の被害拡大を防止することを目的に一般社団法人キャッシュレス推進協議会が構築を進めるもので、キャッシュレス決済事業者間において不正利用に関連する情報を迅速に共有する仕組みです。ある決済事業者で発覚した不正利用に関する情報を登録することで、他の決済事業者において同様の情報を含むアカウントの有無を確認することが可能となります。現在6社のコード決済事業者が初期メンバーとして参画を検討中で、2022年度に運用を開始する予定です。
■ カウリスの技術提供について
カウリスは2015年より、不正ログイン検知サービス「FraudAlert(フロードアラート)」を開発・提供してきました。銀行、証券会社、クレジットカード事業者、暗号資産交換業者などの金融機関、通信キャリア等に広く採用いただき、月間約1億5,000万件に及ぶログインや申込・口座開設をモニタリングしています。さらに、国内で不正に用いられたデバイス情報のデータベースを有し、過去に他社で不正利用に使われた端末や悪意のあるアクセスを、業界をまたいで捕捉する仕組みを構築してきました。また、ライフライン企業である電力会社との協業により、不正な銀行口座開設や、クレジットカードの不正入会抑止などビジネス展開の幅を広げています。これらの運用実績から、今回CLUEの構築に技術提供として参加することになりました。
■ 一般社団法人キャッシュレス推進協議会の本件に関するニュースリリースはこちら
https://www.paymentsjapan.or.jp/news/announcement/20211224-clue-release/
今回の技術提供により、今後もカウリスは、事業者とユーザーが安心して利用できるオンライン環境の創出、キャッシュレス社会の推進に努めて参ります。