プレスリリース
コロナ禍を乗り越えて 「米国大豆バイヤーズ・アウトルック会議2021」を開催 〜アメリカ大豆の収穫状況や品質、サステナビリティ対応などを解説〜
アメリカ大豆輸出協会(USSEC、本部:米国ミズーリ州チェスタフィールド市、日本事務所:東京都港区)は、2020年 11月18日(木)、今秋収穫した2021/22年度の米国産大豆の作柄や品質などを需要家に向けて報告するオンラインカンファレンスを開催しました。新型コロナの感染が依然続く中、昨年度に続きオンライン(zoom)のウェビナー「米国大豆バイヤーズ・アウトルック会議2021」として開催。日本、米国および世界各地から大豆ビジネス関係者、報道機関等、約300名が参加しました。
本カンファレンスは、オンラインの特性を生かし、世界各地から専門家を講師に招聘して、一般大豆(commodity)、および食品大豆(Food)のそれぞれについて、「21年産の大豆の品質」「米国大豆の最新情報」「世界の大豆の需給動向」、「サステナビリティ」について報告しました。21年産の品質においては、当初、旱魃の影響が懸念されたものの、収量や品質に大きな変化はなかったこと、世界的に高騰している大豆油の価格は、今後も強含みで推移するとの専門家の見通しが報告されました。
例年行われている大豆の世界市場の需給動向、等の報告に加え、大きな関心を集めたのが、「高オレイン酸大豆」「サステナビリティ」に関するトピックス提供でした。テジェダーコンサルティングのデビッド・テジェダー氏が「高オレイン酸大豆の最新情報」について講演し、高オレイン酸大豆の需要が急速に拡大していること、また、高オレイン酸ソイオイルの用途分野も急速に広がっていることが報告されました。
米国の大豆生産者からは、本年の大豆作柄状況に加え、水利用の効率化、不耕起栽培などサステナブルな農法により、日本・アジア向けの食品大豆が生産、その多くがSSAP認証を受けて輸出されていることが紹介されました。
また、SSAP認証が東京オリンピック・パラリンピックの調達基準をクリアしたことを契機に一昨年から日本国内で展開している「アメリカ大豆サステナビリティ・キャンペーン」についても報告があり、本年7月に放送されたアメリカ大豆輸出協会提供、BSテレ東特別番組「おいしい地球発見!」のダイジェスト版が紹介されました。
日 時: 2020年11月19日(水) 9:30〜12:10(日本時間)
主 催: アメリカ大豆輸出協会(USSEC)
参加登録者数:326人
●「米国大豆バイヤーズアウトルック会議2021」オンデマンド配信
USSECホームページより視聴いただけます http://ussoybean.jp/outlook2021/
●BS-TV東京 特別番組「おいしい地球発見!ダイジェスト
USSECホームページ、サステナビリティキャンペーンサイトより視聴いただけます
http://ussoybean.jp/sustainability-campaign/
<アメリカ大豆輸出協会について>
アメリカ大豆輸出協会 (USSEC) は大豆生産者、関連団体、政府機関とのパートナーシップを通じ、世界90ヶ国以上でアメリカ大豆と大豆製品の市場拡大や輸出プロモーションをおこなっているダイナミックなマーケティング機関です。日本事務所 (東京都港区) は初の海外オフィスとして1956年に設立され、今年で65年目を迎えました。現在日本オフィスは北アジア地域の管轄内にあり、各国と連携しながらローカルかつグローバルな活動を目指しています。情報提供、海外視察、コンファレンス開催や業界とのコラボなどを通じ米国大豆の普及および需要喚起活動を行っています。近年はサステナビリティをテーマにした情報発信に力を入れています。