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京セラドキュメントソリューションズ株式会社 京セラ株式会社

積層セラミックチップコンデンサPETフィルムを複合機、プリンター部品へアップサイクルする技術を業界で初めて※1確立

(@Press) 2024年10月17日(木)13時15分配信 @Press

京セラドキュメントソリューションズ株式会社(代表取締役社長:安藤 博教、以下:京セラドキュメントソリューションズ)は、京セラ株式会社(代表取締役社長:谷本 秀夫、以下:京セラ)が製造する積層セラミックチップコンデンサ(以下:MLCC※2 )の生産工程で使用するPETフィルムを、複合機やプリンターの部品へアップサイクルする技術を業界で初めて※1確立しましたのでお知らせいたします。

これまで、MLCCの生産工程で使用するPETフィルムは、産業廃棄物としてCO2を排出してしまうサーマルリサイクル※3に依存した処理方法しかないという課題を抱えながらも焼却処理され、これに伴う環境負荷として、年間約5,500トンのCO2が排出されていました。このたび、MLCCを製造する京セラの電子部品事業本部と協力し、これらの環境負荷低減を目的に廃棄予定のPETフィルムをリサイクルPET材料にし、複合機、プリンターの成形部品へ転用する技術を、京セラドキュメントソリューションズが確立しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/414074/img_414074_1.png


今回転用される部品は、複合機、プリンターの消耗品であるトナーを充填するケース(トナーコンテナ)などで、今後、再生材を使用したトナーコンテナへの置き換えを目指してまいります。今回のアップサイクルによりPETフィルムを廃棄することなく複合機やプリンターの部品へ生まれ変わらせることが可能になります。今後はトナーコンテナだけではなく、内部部品や外装部品にまで展開し再生材使用率を1製品あたり50%まで高める事を目指します。

京セラグループは、「社会との共生」、「世界との共生」、そして「自然との共生」という3つの「共生(LIVING TOGETHER)」をすべての企業活動の基本に置き、エコロジー(環境性)とエコノミー(経済性)の両立を追求しながら持続的な発展をめざす「環境経営」に取り組んでいます。

中でも、これまで経済活動のなかで廃棄されていた製品や原材料などを「資源」として捉え、リサイクル・再利用などで活用し、資源を循環させる、新しい経済システムである「サーキュラーエコノミー」への関心が世界各国で高まっています。京セラグループでも廃棄物ゼロを目指し、部門間を超えた資源循環活動に積極的に取り組んでおり、今回京セラグループ内で初めてアップサイクルを実現いたしました。今後も京セラグループはこのような取り組みを通して持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/414074/img_414074_2.png
サーキュラーエコノミーのイメージ


※1一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会のプリンタ―・複合機部会の参加企業(https://mfd.jbmia.or.jp/members/)において。京セラドキュメントソリューションズ株式会社調べ(2024年9月30日時点)
※2 Multilayer Ceramic Chip Capacitorsの略称
※3 サーマルリサイクルとは、廃棄物を焼却する際に発生する「熱エネルギー」を回収して、利用するリサイクル方法


プレスリリース提供元:@Press

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