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プレスリリース
災害時の一時退避場所を広めるため、日本を代表するミューラルアーティストHITOTZUKI(ヒトツキ)の壁画作品を制作・公開!シブヤ・アロープロジェクトにて、渋谷MIYASHITA PARK横のトンネルがアートで包まれた空間に
シブヤ・アロープロジェクトは、日本を代表するミューラルアーティストHITOTZUKI(ヒトツキ)の壁画作品を、渋谷MIYASHITA PARK横のトンネルにて、制作・公開いたしました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/411637/LL_img_411637_1.jpg
Mural by HITOTZUKI Courtesy of Shibuya Arrow Project
シブヤ・アロープロジェクトは、災害時の一時退避場所と避難経路を来街者の方々に周知する目的のもと、2017年に渋谷区によって発足されました。
近年益々首都圏での災害にも警戒が高まる中、もし首都直下地震等の大規模な災害が発生した場合、首都圏のほとんどの公共交通機関が運行を停止するため、渋谷区では約23万人の帰宅困難者が発生すると想定されており、災害発生時の多くの来街者の方への帰宅困難者対策が喫緊の課題となっています。
そこで渋谷区では、来街者が一時的に退避できる安全な場所として「一時退避場所」を定めました。シブヤ・アロープロジェクトは「一時退避場所」の位置を、アートを通じて情報発信し、平時からの防災意識の向上や災害への備えを行っていただくことを活動目的としています。そして2024年にブランディングを新たにリニューアルし、米サンフランシスコの世界的アーティストBarryMcGeeによるミューラル(壁画)、そして国際的に活躍する写真家、森山大道氏の写真作品をパブリックアートとして公開いたしました。
そして第3弾となる今回は、日本を代表するミューラルアーティストHITOTZUKI(ヒトツキ)の壁画作品を完成させました。
今回、KAMIとSASUという2人のアーティストからなるHITOTZUKIは、KAMIの雲と曲線、そして一時退避場所への経路に沿って飛び交うSASU のモチーフによって、人々へのエールと、一時退避場所へと導くイメージを込めています。雲の中に身を委ねるように、このトンネル内で非日常の息吹を感じられるような特別な空間を創り出すことを目指して制作され、MIYASHITA PARK側と西武渋谷店側を繋ぐトンネルがアートに包まれるものへと変化しました。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/411637/LL_img_411637_2.jpg
Mural by HITOTZUKI Courtesy of Shibuya Arrow Project
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/411637/LL_img_411637_3.jpg
Mural by HITOTZUKI Courtesy of Shibuya Arrow Project
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/411637/LL_img_411637_4.jpg
Mural by HITOTZUKI Courtesy of Shibuya Arrow Project
■「防災×アート」という、渋谷らしく、世界的にも新しい取り組み
シブヤ・アロープロジェクトでは様々なジャンルにわたる国内外の優れたアーティストとのコラボレーションを計画しており、アートによって街の景観を豊かにしていくと同時に、一時退避場所の周知、そして防災意識の向上に繋がる情報発信をしていきます。
皆さま是非この機会に現地で大型作品をご覧ください。そして同時にこの機会に最寄りの一時退避場所がどこにあるのかをご確認いただき、災害時に備えていただければ幸いです。
HITOTZUKIの作品からの最寄りの災害時一時退避場所は明治神宮・代々木公園一帯となっています。
こちらについては公式ウェブサイト( http://www.shibuya-arrow.com/ )のマップにも記載がされていますのでぜひご覧ください。
■About SHIBUYA ARROW PROJECT
平成23年3月11日の東日本大震災では、首都圏全体で約515万人(東京都で約352万人)の帰宅困難者が発生し、鉄道等の運行停止により、多くの帰宅困難者が発生するなど、主要鉄道駅周辺幹線道路等が未明まで大変混雑しました。このような首都直下地震等の大規模な災害が発生した場合、首都圏のほとんどの公共交通機関が運行を停止するため、渋谷区では約23万人(※)の帰宅困難者が発生すると想定されています。
こうした中、渋谷区では、社会情勢の変化や区を取り巻く環境により、外国人を含め増加する来街者(在勤・在学者を含む区民以外の渋谷区を訪れる方々)の方の帰宅困難者対策が喫緊の課題となっています。
一方で、区内の小学校や公園等は「一時集合場所」であり、一時的に様子を見る場所となっていますが、区民と来街者が利用するには十分なスペースではありません。そこで、特に渋谷駅周辺では発災時に、来街者の方が一時的に退避する安全な場所として、避難場所などを「一時退避場所」として定めています。
これは一時退避という新しい考え方であり、来街者には、帰宅困難者受入施設が開設されるまでの間、安全に留まれる、この[一時退避場所]※2を知っていただく必要があります。「シブヤ・アロープロジェクト」では、一時退避場所をより広く知っていただきながら同時に街の景観を豊かにするために公共スペースにアートを制作することで広く情報発信を行っております。
※1 首都直下地震等による東京の被害想定報告書(令和4年5月)
※2 一時退避場所とは
「渋谷駅周辺地域都市再生安全確保計画」で、発災時の渋谷駅周辺の混乱を防止するため、来街者を中心とした帰宅困難者を[一時退避場所]へ誘導する「避難誘導計画」を策定。発災時に、一時的に退避する安全な場所として避難場所な
どを「一時退避場所」として定めた。
■About the ARTIST
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/411637/LL_img_411637_5.jpg
Mural by HITOTZUKI Courtesy of Shibuya Arrow Project
<HITOTZUKI(日と月)>
アーティストのKAMIとSASUが1999年に結成したユニット。2000年にNY発のアーティストコレクティブのメンバーとして壁画プロジェクトに参加し、本格的に活動を開始。黎明期の日本におけるストリート・アートシーンに、ペンキとブラシを用いたミューラル(壁画)のアプローチでシーンを開拓し、欧米を中心に世界各地で高い評価を受けるとともに、国内でも多くの影響を与え、新たな風景を創出してきた。
近年では市民によるクラウドファンディングで実現した大規模な壁画制作から、制作で使用した道具を用いた作品制作、「ILL COMMUNICATION II」(2004年 / 英国Urbis museum)、「X-COLOR / Graffiti in Japan」(2005年 / 水戸芸術館現代美術センター)や「六本木クロッシング:芸術は可能か?」(2011年 / 森美術館)など美術館での展示のほか、GINZA MAISON HERMESでのウィンドウディスプレイや、ルイ・ヴィトン 小倉井筒屋店内の壁画など、さまざまな分野をクロスオーバーしながら実験的な表現活動を続けている。
■シブヤ・アロープロジェクト公式website: http://www.shibuya-arrow.com/
シブヤ・アロープロジェクト公式Instagram: https://www.instagram.com/shibuya_arrow/
作品公開 :現在公開中(公開期限なし)
アーティスト:HITOTZUKI
壁画住所 :中渋谷架道橋 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-26・27 先
壁画に最寄りの一時退避場所
明治神宮・代々木公園一帯(〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町2-1)
プレスリリース提供元:@Press