プレスリリース
芸能タレントのマネジメント及び各種イベントの企画、制作、運営を行っている株式会社ワイ・プランニング(本社:東京都新宿区、代表:山添時彦)は、映像企画制作会社 株式会社ドリームキッド(本社:東京都渋谷区、代表:大和田廣樹)、バリアフリー映画推進 NPO法人ビーマップ(所在地:東京都新宿区、代表:瀬尾亜希子)とともに、バリアフリーの映画イベントである「ユニバーサル映画祭2024」を、東京都北区の北とぴあつつじホールにて、2024年9月26日(木)27日(金)両日、開催します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/409960/LL_img_409960_1.jpg
ユニバーサル映画祭2024
【演目】
各上映作品ごとにトークゲストが登壇します
9月26日(木)
10:00 『いちばん逢いたいひと』 106分+トーク30分程度
トークゲスト:丈(監督)、夏井世以子(女優)、三浦浩一(俳優)、山本雅也(歌手)、堀ともこ(プロデューサー)
14:00 『シェアの法則』 107分+トーク30分程度
トークゲスト:大和田廣樹(プロデューサー)、久万真路(監督)、岩瀬顕子(脚本&出演)
19:00 『夢みるように眠りたい』 声色かけあい活弁 84分+トーク30分程度
声色かけあい活弁:広居バン、藤本剛、田畑菜苗、みきやん、あいおか太郎、佐々木亜希子
トークゲスト:林海象(監督)、大和田廣樹(プロデューサー)、廣川麻子(NPO TA-net理事長)、大河内直之(東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員)
9月27日(金)
10:00 『お母さんが一緒』 106分+トーク20分程度
トークゲスト:橋口亮輔監督
13:30 『ある町の高い煙突』 130分+トーク20分程度
トークゲスト:松村克弥監督、大河内直之(東京大学先端科学技術研究センター 特任研究員)、大橋弘枝(ろう俳優)
19:00 『浮草物語』活弁シネマコンサート 87分+ミニコンサート
活動写真弁士:佐々木亜希子
生演奏 :サイトウ・メモリアルアンサンブル
【会場】
北とぴあつつじホール(王子駅徒歩5分)
【チケット料金】
〇一般4作品
一般 2,000円/障害者・介助者 各1,000円
〇『夢みるように眠りたい』声色かけあい
一般 前売り 2,500円 当日3,000円/障害者・介助者 各1,500円
〇『浮草物語』活弁シネマコンサート
一般 前売り 3,500円 当日4,000円/障害者・介助者 各2,000円
〇26日の一日券
一般 4,500円/障害者・介助者 各2,500円
〇27日の一日券
一般 5,500円/障害者・介助者 各4,500円
※すべて税込です。
◆ライブ音声ガイドとは・・・
スクリーン脇でナレーターがライブで語り会場にスピーカーからオープンで流れる音声ガイドです。
UDCast(ユーディーキャスト)やHELLO!MOVIE(ハロームービー)など端末のアプリやイヤホンを使った音声ガイドは普及してきましたが、端末を使う必要もなく、会場の観客全員がガイドを共有いたします。健常者も楽しめるようシーンに添って自然に語られるナレーションのようなガイドは、視覚障がい者にはストレスが少なく、多くの人にとって優しく理解の助けになります。
日本独特の映画説明「活弁」と、映画ナレーションの両方の技術を駆使した、ライブ音声ガイドの第一人者、活動写真弁士の佐々木亜希子が、すべてのガイドを各作品の監督・プロデューサーとともに監修。障害当事者のモニターも経て、誰もが楽しめる映画鑑賞体験を提供いたします。
◆日本語字幕もオープン
映画館での聴覚障害者のための字幕付き上映は回数が限られています。また映画館での個々のサービスとしてのUDCast(ユーディーキャスト)やHELLO!MOVIE(ハロームービー)などの日本語字幕はスマートグラスというメガネに字幕を映して観るのですが、ストレスもありなかなか普及していません。今回の映画祭では、すべて日本語字幕が付与された状態での上映です。
健聴者には必要ないかと思いきや、文字情報でセリフがはっきりわかったり、漢字で内容がよりつかみやすくなるなど、好評をいただいています。
◆声色かけあい活弁によるバリアフリー化という画期的な試み
準無声映画である林海象監督の代表作『夢みるように眠りたい』を、6人の声色かけあい活弁(声優のように役を分けて語るライブ活弁)で上演する初めての試み。モニターした林海象監督や全盲当事者が「これは面白い!これまでにない、障がい者も一般客もどちらも大いに楽しめる!」と太鼓判を押して下さっています。
効果的に入っている音楽、効果音、そして弁士(故 松田春翠)の語りも日本語字幕で視覚化し、新しい映像体験を提供いたします。
◆活弁シネマコンサート、小津安二郎の『浮草物語』に『浮草』の音楽!?
無声映画『浮草物語』は昭和9年キネ旬第1位。小津はこの作品を1959年(昭和35年)にトーキーの『浮草』として自身でリメイクしています。今回は、小津安二郎監督の『東京物語』『浮草』『秋刀魚の味』などの音楽を手掛けた斎藤高順さんのご子息たちによる「サイトウ・メモリアルアンサンブル」、7人編成の豪華生演奏。佐々木亜希子の活弁に、斎藤高順の『浮草』音楽をアレンジして生演奏をつける初の試みです。
◆障害当事者も映画製作者も、時間空間を共有する映画体験
映画作品をバリアフリー化し映画祭で上映することで、障害の有無に関わらず観客の皆様は映画製作者ととに、同じ映画を同じ空間で楽しむことができます。
ぜひ多くの方に集い、体験していただきたいと思っています。
そして、ほんの少し視覚障害の方の日常や聴覚障害の方の日常に想いや想像力を馳せ、誰もが暮らしやすいユニバーサル社会の実現に繋がっていただきたいと願いを込めて開催する映画祭です。
【主催】
株式会社ワイ・プランニング
【共催】
株式会社ドリームキッド、NPO法人ビーマップ、日本視覚障碍者芸術文化協会
【後援】
公益社団法人東京都盲人福祉協会/NPO法人TOMO/NPO法人世田谷区視力障害者福祉協会/公益社団法人東京都聴覚障害者連盟/北区文化振興財団/点字図書館
【協力】NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)/パラブラ株式会社/クリエイターズ・ラボ・バッカス/NPO法人日本視覚障がい情報普及支援協会/TT Global/松竹ブロードキャスティング/Kムーブ/株式会社マツダ映画社/サイトウ・メモリアルアンサンブル
【助成】
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
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