プレスリリース
結婚相談所マリーミー(株式会社エムエスピー、本社:東京都渋谷区)の代表で、累計1,000組以上の成婚実績を持つ植草 美幸が、最新の「年の差マッチング」に関する婚活事情の見解を発表いたします。
【結婚相談所マリーミー】 https://marrymeweb.com/
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/404506/LL_img_404506_1.jpg
結婚相談所マリーミー代表 植草 美幸
■芸能界と反して、「年の差マッチング」が減少する背景
最近の芸能界では、一回り以上の年齢差のカップルが目立ちます。今年に入ってからだけで、歌手とアイドルの15歳差婚、俳優同士による17歳差婚、そして俳優とアイドルの12歳差交際報道がありました。
しかしながら、一般社会では「年の差マッチング」は減少傾向です。芸能人の場合、10代からお仕事に向き合ってきた方が多く、若い年齢でも経験豊富で内面が大人びているからこそ、年の差を感じにくいことが窺えます。また高収入で美意識が高いだけでなく、才能を開花させ、見た目も感性も若々しい方ばかりなので、一般社会とは違った尺度やマッチングが有り得ているのです。
結婚に関する統計情報を見ても、2021年の初婚夫婦の年齢差割合は夫が年上約56%、妻が年上約24%、同い年約20%となっていますが、夫が年上の夫婦のうち、約56%が3歳差以内、妻が年上の夫婦も、約74%が3歳差以内です。(厚生労働省の人口動態統計(概数) https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/marr6.html による)
つまりは全結婚のうち、約7割が3歳差までの範囲だということがわかります。ですから3歳差を超えるような結婚を希望すると、相手から選ばれる確率が大きく下がり、結婚が難しくなっている状況は統計からもはっきりしています。
■なぜ「年の差マッチング」は減っているのか?
年の差カップルの芸能ニュースがあると、現状を理解出来ていない40歳〜50歳、あるいはそれ以上の男女が、一回り以上年下の異性を希望して婚活現場にいらっしゃることがあります。確かに昔は、特に男性がかなり年上のマッチングはよくありましたが、今は女性の社会進出により、共働き世帯が増え、男女お互いに対等でいたいという意識が強まっている傾向があります。具体的には、「結婚したら一緒に成長していきたい」「同じ価値観で子育てや家事を分担したい」「自分の仕事や働き方を理解してほしい」と考える男女が増え、例えば経済力や家事力があっても、それだけでは年の差リスクを乗り越えられなくなってきているのが現実です。
また企業勤務の場合、定年問題があります。芸能界は定年がない仕事で、人気のある方は収入も桁違いに高いので一般社会とは異なりますが、例えば会社員の男性が42歳で結婚、45歳で子供が産まれた場合、子供の大学在学中に定年の65歳を超えてしまいます。現在は共働き時代なので、女性側は、「定年後、自分一人で家計と教育費を払うことになる。夫婦の老後資金は大丈夫だろうか?」とリスクを考え、避けたがります。仮に資産があったとしても、体力勝負の子育て期間に、夫は50代半ばという現実を突き付けられるでしょう。
■共働き時代、男女共に40歳は“婚活の壁”
女性が年上のマッチングも増えてはいますが、女性が一回り以上年上のカップルは、婚活現場ではスーパーレアです。結婚相談所マリーミーでは今まで1,000組以上の成婚をお手伝いしましたが、女性が5〜6歳上のケースが数件、10歳以上は1件もありません。
理由として、まず結婚相談所に入会する男性は、子供を望んでいる方がとても多いことから、出産年齢のハードルがあります。そして次に、上記のように対等な関係を望んで3歳差までの同年代婚を好む意識の変化があり、他にも、男女共にとても美意識が高くなったことがあげられます。
例えば同年代と比べて肌がたるんでいたり、清潔感がなかったり、体型が崩れていたりすると、かなり幻滅する方が増えています。今の若い世代は男女共に脱毛をしたり、化粧品で肌を整えている人も多いので、「お相手がお見合いに手抜きメイクで来た」「髭が青くて嫌だった」といったクレームが入ることも。
つまりは男女共に、(1) 年齢を重ねても経済力・包容力・容姿の良さなど全てを持っていて、(2) 高圧的な態度を取ることなどもなく、(3) 価値観が古くなっていないことが必要で、上記を全て満たすような芸能人とは違って、一般社会では40代以上になると男女ともに「40歳」がひとつの“婚活の壁”となっているのです。
◆結婚相談所マリーミー代表:植草 美幸(うえくさ・みゆき) 経歴
恋愛・婚活アドバイザー、株式会社エムエスピー代表取締役。
1995年、アパレル業界に特化した人材派遣会社・株式会社エムエスピーを創業。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。
以後15年間にわたり、ラジオも含めて年間約2,000人にアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の成婚率(※)を誇る。著書も『ワガママな女におなりなさい(講談社)』など多数。
(※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出。2022年1月以降の統計における成婚率は82%。
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●植草美幸オフィシャルブログ https://ameblo.jp/miyureia/
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