プレスリリース
広島県北広島町が設立した地域新電力会社の一般社団法人北広島町地域エネルギー会社(所在地:広島県北広島町、代表理事:箕野博司、以下「北広島町地域エネルギー会社」)は、7月1日、株式会社タクマの子会社である株式会社タクマエナジー(本社:兵庫県尼崎市、社長:西村賢一、以下「タクマエナジー」)と、小売電気事業の連携に関する基本協定および代理店契約を締結しましたので、お知らせいたします。
背景
北広島町は2022年8月に「2050年ゼロカーボンタウン宣言」を行い、地域の持続的な発展のため、官民が連携して脱炭素に向けた取り組みを推進しています。小売電気事業や電力の取り扱いに関するコンサルティングを行うタクマエナジーは、地域のニーズに寄り添った提案を通じて、再生可能エネルギーの普及や温室効果ガスの排出削減に貢献することを目指しています。
両者はこれまでも、町営の川小田小水力発電所の余剰電力を図書館や浄化センターといった公共施設に供給する電力地産地消事業に取り組む※1とともに、ゼロカーボンタウンに向けた包括連携協定を締結し※2、地域内のエネルギーマネジメント事業体の設立に向けた協議を進めてきましたが、本年4月、タクマエナジーの支援のもと、北広島町におけるエネルギーの地産地消を目的に北広島町地域エネルギー会社が設立しました。
協定の概要と今後の取り組み
北広島町地域エネルギー会社の設立に伴い、川小田小水力発電所の余剰電力を活用した小売電気事業はタクマエナジーから同社に移管される予定です。このほど締結した基本協定に基づき、タクマエナジーは電力需給管理や卸売取引の支援を行うとともに、人材育成など事業運営に関するアドバイザリー業務を行います。また、代理店契約に基づき、北広島町地域エネルギー会社はタクマエナジーの営業代理店として電力供給先の拡大に取り組みます。
今回の協定締結を機に、今後、北広島町地域エネルギー会社とタクマエナジーは連携を強化し、北広島町の脱炭素の実現に向けて、町内に豊富に存在する太陽光や水、森林などの自然資源を活用した電力地産地消の拡大を目指します。また、小売電気事業で得た収益を、子育てや教育環境の充実、生物多様性の保全など地域の公益活動に充当することによって、北広島町の持続可能なまちづくりに貢献してまいります。
※1:2023年7月31日リリース「中国エリア初、卒FITの町営小水力発電所の電力を活用した地産地消事業の開始について」
https://www.takuma.co.jp/news/2023/20230731.html
※2:2023年10月27日リリース「広島県北広島町のゼロカーボンタウン実現に向け、包括連携協定を締結しました。」
https://www.takuma.co.jp/news/2023/20231027.html
代理店契約のスキーム
画像 : https://newscast.jp/attachments/a3iM3k003YIfzKq6oFJX.jpg
北広島町地域エネルギー会社の概要
会社名
一般社団法人北広島町地域エネルギー会社
所在地
広島県山県郡北広島町有田1234 番地(北広島町役場内)
事業内容
小売電気事業、太陽光発電PPA事業等
代表者
代表理事 箕野博司(北広島町長)
設立日
2024年4月1日
プレスリリース提供元:@Press