プレスリリース
日本司法書士会連合会(会長:小澤 吉徳)は、国土交通省及び全国空き家対策推進協議会と協力して、「住まいのエンディングノート」を作成しました。これは、放置空き家の発生を防ぐため、住まいを相続した方へ住まいや土地などの情報を伝えていくことに加え、元気なうちから住まいの将来をご家族で話し合うきっかけとしていただくことを狙いとしているものです。
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住まいのエンディングノート画像
現在、我が国では空き家の数が増加し続けており、大きな社会問題となっています。
空き家は、適切に管理せずに放置してしまうと、状態が悪化して資産価値が下がるほか、近隣の方の暮らしにも悪影響が及んでしまうことがあります。
このような放置空き家を発生させないためには、住まいを相続した方が判断しやすくなるよう住まいなどの情報を伝えることや、あらかじめ住まいの将来をご家族で話し合うことで、行動を先延ばしにしないことが大切です。
今回作成した「住まいのエンディングノート」は、家系図や、建物・土地の所有の状況に加え、これらを将来どうしたいかなどの情報を住まいの所有者が記入できるものとなっています。
また、家族で一緒に住まいの将来を考えるきっかけとしてご活用いただくほか、住まいの「活かし方」「しまい方」に関する制度や手続への理解を深めるためにご活用いただくことも想定しています。
このノートが広く活用されることで、放置空き家の発生抑制や空き家の適切な管理につながるなど、空き家問題への対応の一助となることを期待しています。
司法書士は、空き家の発生原因の約55%を占める相続登記未了問題への対応のほか、空き家に関する相談対応や財産等の各種管理人への就任など、空き家問題の解決をサポートしています。
プレスリリース提供元:@Press